田中栞日記

「かわいい豆本づくり」ヴォーグ学園東京校/横浜校・途中受講できます

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詩誌『鰐』

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 札幌の弘南堂書店から本日届いた、詩誌『鰐』第1号〜第10号(揃一括、書肆ユリイカ)である。
 各号A5判16頁1折の薄冊とはいえ、初期の号は厚手の用紙に2色刷りして、アンカット&アンオープンド(当然未綴じ)という版画本を思わせる作りだ。版面も余白を大きく取り、ルリユールするのに相応しいような中身である。

 1959年8月に創刊、当初の編集長は清岡卓行で、月刊ペースで刊行されていたが、第7号から飯島耕一が編集を担当、隔月刊のようになり、第9号が1960年10月に出たあと、最終号の第10号は2年後の1962年9月に刊行された。
 雑誌の発行遅延はよくあることだが、この最後の大幅な遅延には理由がある。
 最終号最終面に掲載された大岡信の編集後記には、「ぼくらに雑誌刊行の意欲を失わせた最大の原因が、伊達得夫の急逝にあつたことだけはたしかである。伊達得夫の死によつて「ユリイカ」は閉鎖され、ぼくらの雑誌も発行を停止した」とある。

 書肆ユリイカの伊達得夫が亡くなったことで、発行がかなわなくなったが、2年経って、「ある方の好意によつて」、つまり発行資金を出してくれる人があって、やっと最終号の刊行に至ったということであろう。
 最終号の発行元は書肆ユリイカではなく、「大岡方 鰐の会」と記されている。

 なお、第9号までは表紙絵を真鍋博が描いていた。色刷りされた鰐のイラストがオモテ表紙からウラ表紙に跨るように配されたダイナミックなレイアウトである。
 最後の第10号だけは落合茂の版画が表紙を飾り、通常のA5判針金平綴じという冊子になっている。
 本文組版はそれまでと同じなのだが、表紙デザインと綴じが変わるだけで、どこにでもある平凡な小冊子に変貌してしまうから不思議だ。

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*ワークショップ「1日豆本教室」…豆本を4冊作ります
2009年3月8日(日)朝〜夕、豆本三昧!
http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/41409123.html

*ワークショップ「1日製本教室」
…本かがり上製本・和本など7冊作ります
2009年3月1日(日)朝〜晩、製本三昧!
消しゴムはんこワークショップつき!
http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/34777498.html

*「豆本」はじめましてワークショップ…名古屋で初めての豆本教室
2009年3月20日(金)〜22日(日)
http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/46406018.html

*通信講座「消しゴム版画で蔵書票」朝日カルチャーセンター
http://www.asahiculture-tsushin.com/koza/#G7
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 土曜日の昼下がり、カレッタ汐留46階の見晴らし最高のレストラン「響」で、アルフォンス井上さんを囲んで、購入者たちと全16名で懇親のひとときである。
 本日の出席者たちの住まいは、東京や神奈川だけでなく、和光、所沢、宇都宮、福島、仙台、大阪といったように各地である。限定20部でこの高い出席率は、さすがアルフォンスさんの人気ゆえだろう。私は神戸で開催された蔵書票フェスタ以来の再会になるが、あのとき私は1歳くらいの息子を連れていたので、さすがに先生の記憶に残っていたようだ。

 今回は出版記念と同時に、今月バースデイの先生のお祝いも兼ねていて、先生へのプレゼントは主催の白髭爺さんセレクトの稀少ペーパーナイフ。白髭爺さんのセンスの良さ。これまた素晴らしい。
 画像の版画は、先生からみんなへのお土産プレゼントである。丁寧なアルフォンスさんらしく、魅力的な4点の蔵書票作品から各自好きなものを選ばせてもらうことができた。
 読書に飽きて本を窓から投げ捨てるレディの図。私がこの作品を選んだ理由はというと、……これが一番、描かれている本の冊数が多かった(笑)。

 白髭爺「レイミアプレス」企画の次作に期待したい。
 
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*ワークショップ「1日豆本教室」…豆本を4冊作ります
2009年1月31日(土)朝〜夕、豆本三昧!
http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/41409123.html

*ワークショップ「1日製本教室」
…本かがり上製本・和本など7冊作ります
2009年3月1日(日)朝〜晩、製本三昧!
消しゴムはんこワークショップつき!
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*通信講座「消しゴム版画で蔵書票」朝日カルチャーセンター
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 大晦日に届いた本は、白髭爺さんが版元となって出版した、銅版画家のアルフォンス井上さんの詩画集『夢の半周』である。
 A3判未綴じ夫婦箱入り、限定20部で、収められた銅版画20点のうち、限定番号表記の葉の銅版画蔵書票には、購入者の名前がそれぞれ刷り込まれている(画像4枚目)という超豪華仕立て。大変美しい。
 企画当初から壮大な構想は聞かされていたが、文字部分の印刷や用紙、製函など、どれ一つをとっても難しく、完成には多大な困難が伴うものと思っていたので、実際にこうして本が届いて、正直、驚いた。制作期間3年。こんな大変な出版を、よくできたものだと思う。白髭爺さんの熱意と人望があったからこそ、実現した1冊だといえる。
 
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*ワークショップ「1日豆本教室」…豆本を4冊作ります
2009年1月31日(土)朝〜夕、豆本三昧!
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 画像は(これは古書にあらず)11月刊の平凡社新書『白川静 漢字の世界観』(松岡正剛著)である。白川先生のファンは多いので、売れているようで良かった。この本、わかりやすい内容だということで手に取られるのだろうが、白川先生の本は、ご本人が書いたものも解説なんぞいらないくらいわかりやすい。造本がいかにも論文集めいていると、難しいように印象づけられるのが気の毒である。
 そういえば23日に訪れた川口市立中央図書館では、白川先生の『文字講話』だったかが「中国語」の棚に並んでいた。中国語と漢字学って同じ分類番号だったろうか?
 1枚目の左の方にあるのは、一緒にもらった「『常用字解』メモ帳」。こういうグッズは本と一緒に保存するのがコレクターである(ゼッタイ使わない)。

 さて、この年末年始は、例年にも増して仕事が忙しい(「古本屋めぐりなんぞしているからだ!」という陰の声。ごもっともです)。たっぷりの仕事とどっさりの古書とともに越年である(今日もネット検索して2冊購入)。
 恐ろしいことに年賀状は未着手。買った年賀状の包みを開けてさえいない(娘と息子が使う分は、勝手に持っていった模様)。真っ白けである。
 構想はできているが、スケッチして消しゴム版彫って刷って宛名書いて……800枚出し終わるのに一体何日かかるんだろう。今年はさすがに受験生の娘に宛名書きを頼めないので、ああ、1月中に終わるだろうか?(いっそ暑中見舞いにするか?)
 ともかく年明け9日までは異常に忙しいので、しばらく届かないことは確実の、私からの賀状である。あてにせずにお待ち下さい。
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2009年1月31日(土)朝〜夕、豆本三昧!
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2009年2月15日(日)朝〜晩、製本三昧!
消しゴムはんこワークショップつき!
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来週、再び山形へ

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 先月、豆本ワークショップのために山形へ行ったばかりだが、来週、急遽もう一度山形へ行くことになった。目的地は北山形にある山形謄写印刷資料館で、中央印刷という印刷会社の社内にある。

*山形謄写印刷資料館
http://www.chuo-printing.co.jp/gariban/gaiyou/gaiyou.html

 ここしばらく、ある謄写版刷りの本について調査しているのだが(画像)、その対象資料が複数冊収蔵されていることが判明したためである。ちなみにこの本は、公共図書館と大学図書館には所蔵がみつからない(私の調べ方が悪いのか?)。

 この本についての原稿を来年1月下旬までにまとめる必要があるため、年明け1月の上旬にでも行こうかと漠然と思っていたところ、昨日、電話で先方と話していたら「1月は雪が降るので身動きが取れませんよ」と言われ、「じゃあ、来週行きます!」となった次第。
 先月の山形行きの際にもう1泊して足をのばせばよかったのだが、その時にはまだ本の校合作業(書誌学的な調査作業)がまったく手つかずだったので、行ける状態ではなかったのだ。

 ちなみに今回は日帰りの予定。
 我が家ではもう、どうせ私がいなくても「またかー」と思われるだけだが、それにしてもさすがに1泊というのは気が引けるし……来週は23日に川口へワークショップをやりにいくこともあるしで、山形へ行くこと自体、そもそも台所のカレンダーには書き込めない(「中央印刷」とだけ書いてある(笑))。
 朝はまた東横線の始発で出発だ。最近、始発によく乗っているなあ。

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*ワークショップ「1日豆本教室」…豆本を4冊作ります
2008年12月20日(土)朝〜夕、豆本三昧!〈年内最後です〉
http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/41409123.html

*ワークショップ「1日製本教室」
…本かがり上製本・和本など7冊作ります
2008年12月21日(日)朝〜晩、製本三昧!〈年内最後です〉
消しゴムはんこワークショップつき!
http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111/34777498.html

*ワークショップ「消しゴムはんこの手づくり蔵書票」
2008年12月23日(火・祝)午後〈要予約(抽選になるようです)〉
場所/川口市立映像情報メディアセンター・メディアセブン
http://www.mediaseven.jp

*通信講座「消しゴム版画で蔵書票」朝日カルチャーセンター
http://www.asahiculture-tsushin.com/koza/#G7
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