田中栞日記

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製本

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 東京製本倶楽部勉強会で見学イベントの企画担当になっている
のであるが、先頃、同じく担当会員のTさんが探してきてくれた情報から、
帳簿製本の職人さんの連絡先をつきとめ、本日、TさんとIさんと3人で、
その恩田譲さんに会いに行ってきた。
 
 恩田さんの仕事の一端は、次のサイトの記事で垣間見ることができる。

  恩田さんは現在78歳で、既に現役は退いているが、
まだまだ若々しく、鮮やかな手さばきで技術を披露してくれた。
話を聞くと、この道に入って60年にはなるようだ。
 頑固職人でありながら、質問には気さくに答えてくれて、
仕事全般の内容や細かな作業についてはもちろん、
材料や道具・機械の話から奥さんとのなれそめまで(!)
根掘り葉掘り聞くこと約6時間。
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 大型機械は処分してしまったということだが、
糸かがりの機械や、溝つけ機、糊付け機、プレス機など、
使い込まれた年代物の機械はまだ現役で
存在している(画像は糸かがり機)。
 
 帳簿製本は、本文紙の印刷(罫線印刷)や
小口装飾(マーブル染め)の点で、通常の機械製本や
手製本と異なるということはよく知られているが、
実際にはもっと違うことが色々あるらしい、ということも、
なんとなくウワサに聞いていた。
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 今日、実際に仕事場を訪れて、目の前で丸み出しと
背貼りの作業をしてもらい、なるほど違う、ということが
よくわかった。
 
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 本の構造や形態は、中身の材質と用途に大きな関わりが
あることは、どんなものについても共通して言えるが、
帳簿もその例にもれず、「帳簿」であるからこその構造に到達している。
 求められるのは、中身を一度読むだけの娯楽本とは異なり、
「表紙を開いて、本文紙に万年筆で文字や数字を書き込む。
これを毎日繰り返す」ことが前提の製本構造である。

 製本を行う者は、ほとんどの人が、開きやすく壊れにくい
製本構造を心がけて作業すると思うが、帳簿製本は
その究極の形と言っていいのではなかろうか。
 
 今回、恩田さんの話を聞き、作業を見せてもらい、
背のつくりが違うことについては納得の驚きだったが、
それ以外にも、本のある部分の呼び名が違うということ、
また、同じ呼び名なのにまったく違う形状のものが
あったことにも大変驚いた。
「製本」と一口にいっても、共通でないことがこんなにも
あるのかと、改めて考えさせられたのである。

 近々、東京製本倶楽部の勉強会で恩田さんに製本実演を
まじえての講演をしてもらうつもりだが、これは参加資格が
勉強会の会員に限られると思うので、いずれ別の機会を設けて、
東京製本倶楽部会員以外の方にも、このあたりのことを
詳しく知ってもらえるようにしたいと考えている。
 
 Iさんの報告記事もどうぞ。

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吉祥寺産経学園〈東京・吉祥寺〉豆本教室
2011年10月8日(土)布表紙のハードカバー豆本  
      *オマケ講座 1枚の紙で作る豆本3種
新百合ヶ丘産経学園〈東京・新百合ヶ丘〉豆本教室
2011年10月30日(日)布表紙のハードカバー豆本  
      *オマケ講座 1枚の紙で作る豆本3種
蒲田産経学園〈東京・蒲田〉豆本教室
2011年10月23日(日)和綴じ豆本2種(亀甲綴じ・麻の葉綴じ)
      *オマケ講座 豆折本
2012年2月11日(土)ハードカバー豆本(リンクステッチ綴じ・6)と、
           リボン付き貼函
………………………………………………
2011年10月1日(土)布表紙の豆和本
………………………………………………
 
  …豆本を4種類作ります
20111015日(土)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
 

  …本かがり上製本・和本など5種類作ります

20111016日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
 
*ワークショップ1日丸背豆本&函教室
  …憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
201111月?(日程調整中)朝〜晩、豆本三昧!
 
*ワークショップ「1日和本&帙教室
  …和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
201111月?(日程調整中)朝〜晩、和本三昧!
 
  朝日カルチャーセンター
 
 
*ブログ「本好き101人の森」も更新中
  in「本のある時間」/「豆本の展示販売
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 青猫書房から、珍本『装幀者のノートから』を入手した。
 創文社の雑誌『創文』に、栃折久美子さんが連載していた12回分の
連載記事頁だけを一冊にまとめたもの。同社は1951年創業、
哲学や歴史などの学術書を出版している会社で、
PR誌『創文』1962年に月刊誌として創刊、2011年からは
季刊誌としてリニューアルして現在に至る。

 栃折さんの連載「装幀者のノートから」は12頁で、
19791月から12月までの12回。次のタイトルの随筆が
執筆された。

  「品物」としての本  マダム・コラサンの生徒  去年のデッサン帖
  タイトル・ページについて  四種類の地図帖  手かがりの版元製本
  "知的荒野"  本のアーチ  定価980
  職業製本家  中野さんとのお別れ  パピヨン
 
 さて、この本の中身、「連載記事頁」と書いたが、掲載された雑誌から
該当頁を切り抜いたものではない。裏白の片面印刷である。
 コピーしたものかとも見えるが、用紙はクリーム系の書籍用紙。
 ゲラ刷りにしてはきれいだし、清刷(きよずり)にしてはカスレが
目立つ。そして、この連載のタイトルを書き出して新組みした
「目次」が存在する。
イメージ 4

 この目次は、連載頁と体裁を同じく、罫囲みして、同じ活字を
使用して組版印刷している(組版は活版と思われるが、印刷が
活版かどうかは不明)。本書専用の組版目次があることから、
これは個人の制作した1部限りのコピー本にはとどまらず、
ある程度、複数部数制作された私家版なのではないかと私は想像する。
 研究雑誌や論文集では、発表者の論文だけを別途製本した
「抜刷(ぬきずり)」というものを作ることがよくあるが、
これは抜刷とも違う(抜刷なら、刊行時と同様、両面印刷になる)。
「別刷」である。
 連載掲載当時の雑誌『創文』の判型はA5判と思われるが、
この本の本文用紙は天地寸法がB5判に近い。
イメージ 1

 そして、造本はなんと粘葉装である。印刷した本文紙を
中オモテに折って1折ずつ重ねていき、折り目(折り山)近くの
外側(印刷していない面)7ミリくらいの幅で糊づけしてある。
前小口は糊づけしていないので、一葉ずつめくっていくと、
印刷面と印刷のない面とが交互に現れる。印刷面は
のどまできれいに開くが、印刷のない面はのどに糊づけが
あるので、うまく開かない。
イメージ 2
 背は剥き出しである(実物の粘葉装では、
背をくるむ形のものもあり、これは「包背装(ほうはいそう)」という)。

 問題は、これをどなたが制作したかである。
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 この本、後ろ見返しに「かなや工房」の朱文印がある。『本を残す
〜用紙の酸性問題資料集』(1982年)で酸性紙問題を世に問うた、
かなやひろたかさんである。これが制作者なのか製本者なのか
所蔵者なのか、印の意味がわからないが、かなやさんが触れた本で
あることは間違いない。

 いつも思うのだが、私家版には奥付が存在しないことが多く、
いつ誰が作ったものなのかがわからないことが多い。それが、
こだわりの感じられる造作のものであればあるほど、無刊記で
あるのは残念に思われる。
 私家版の本は、出版事情が後世に残りにくい。制作当時は
個人のためのものであったかもしれないが、「本は残る」もので
ある以上、制作に携わった方がきちんとした奥付を
添えてほしいものだと思う。
 
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吉祥寺産経学園〈東京・吉祥寺〉豆本教室
2011年10月8日(土)布表紙のハードカバー豆本  
      *オマケ講座 1枚の紙で作る豆本3種
新百合ヶ丘産経学園〈東京・新百合ヶ丘〉豆本教室
2011年10月30日(日)布表紙のハードカバー豆本  
      *オマケ講座 1枚の紙で作る豆本3種
蒲田産経学園〈東京・蒲田〉豆本教室
2011年10月23日(日)和綴じ豆本2種(亀甲綴じ・麻の葉綴じ)
      *オマケ講座 豆折本
2012年2月11日(土)ハードカバー豆本(リンクステッチ綴じ・6)と、
           リボン付き貼函
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2011年9月10日(土)布表紙のハードカバー豆本  
      *オマケ講座 1枚の紙で作る豆本3種
2011年10月1日(土)布表紙の豆和本
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  …豆本を4種類作ります
20111015日(土)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
 

  …本かがり上製本・和本など5種類作ります

20111016日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
 
*ワークショップ1日丸背豆本&函教室
  …憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
201111月?(日程調整中)朝〜晩、豆本三昧!
 
*ワークショップ「1日和本&帙教室
  …和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
201111月?(日程調整中)朝〜晩、和本三昧!
 
  朝日カルチャーセンター
 
 
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 東京製本倶楽部行われている勉強会で、昨日、「ナグ・ハマディ写本」と
同じ形のものを作った。
 ナグ・ハマディ写本とは、エジプトのナグ・ハマディで
発見された初期キリスト教文書の写本で、4世紀頃に書かれたもの
ではないかと言われている。現物は、カイロのコプト博物館に収蔵されている。

 材料は、パピルスと革だけで、いたってシンプル。
本文紙はパピルス、表紙は革でできており、製本構造は1折中綴じである。
 現物は複数冊あって、バリエーションはいろいろある。
折が1つだったり2つだったり、また表紙の形も、長い袖の
ような部分が表紙に覆い被さって中を保護するように
なっているのだが、その部分も様々な形があるようだ。
イメージ 2

 やや厚手の表紙は、パピルスを貼り合わせて芯紙とし、
表紙革で覆う。革を細く切っただけの紐を使って綴じ、
表紙には表と裏の天と地に、それぞれやや太めの革紐を
取り付けて結べるようにしてある。
 表紙を覆う部分の革の端にも革紐を取り付け、本の
中央部分をぐるぐると回って押さえる。
イメージ 3
イメージ 4

 これほど古い時代のものは、おそらく厳密な製本方法が
決まっていたわけではなく、使える書写・製本材料である
革とパピルスの材質から、必然的にこの構造に決まり、
貴重なパピルスの本文紙部分を保護するという発想から、
小口や天にも、革をべろんと長く出しておいて
覆い被せるようにしたということだろう。
 作る途中で、思うようにいかない部分は多々あったが、
取りあえず完成。
 実物が作られていた当時、どの程度精密な
製本作業が行われていたのかはわからないが
やはり器用な人と不器用な人がいただろうから、
きっと色々な状態のものがあったはず、と納得して、出来に満足する。
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 この日は、こうして14冊のナグハマディ写本ができあがった。

 一緒に参加したIさんの
 ブログは↓コチラです。
 
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2011年10月8日(土)布表紙のハードカバー豆本  
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2012年2月11日(土)ハードカバー豆本(リンクステッチ綴じ・6)と、
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2011924日(土)朝〜夕、豆本三昧!
(次の開催日は1015日(土)の予定)
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201111月?(日程調整中)朝〜晩、和本三昧!
 
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1日製本教室の様子

 7月2日(土)の1日製本教室は、ご遠方からの参加者4名を
含む5名の参加である。
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 札幌からお越しのYさんと奈良からお越しのYさんは
4月に、震災の影響でご来訪を延期した方々。
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 折本制作の終了が午後11時であった。
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 大変良くできました!(やっぱり、泉さんの版画、かわいいなあ!)


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夏期、計画停電が実施されるおそれがあるため、
自宅教室の開催日程は検討中です。
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蒲田産経学園〈東京・蒲田〉豆本教室
2011年7月24日(日)布表紙のハードカバー豆本  
      *オマケ講座 1枚の紙で作る豆本いろいろ
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      *オマケ講座 1枚の紙で作る豆本いろいろ
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20119月?(日程調整中)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
 
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 青猫書房から、畦地梅太郎画文集『よろこびの頂』
(鹿鳴荘、昭和59年か/精興社・印刷、栃折久美子
ルリユール工房・製本/家蔵本限定15部の内(記番なし))を
購入した。

 B5判丸背上製(本かがりの手製本、布装くるみ表紙、
表紙ひらに畦地の版画1点貼込み、革に糸装飾を施した
花布つき、天金)、貼函入り(函の縁は革貼り)である。
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 刊年の入った奥付がなく、国会図書館や近代文学館など
にも本書の所蔵がないため、発行年がよくわからない。
古書サイト「日本の古本屋」で検索すると、限定700部本と
特装限定180部本と家蔵本限定15部本の3種があるようで、
どれも発行年を昭和59年としているので、あるいは家蔵本
以外の版には刊年入りの奥付が入っているのかも知れない。

 同じ家蔵本を在庫しているのは、さすがの森井書店。
 最近のネットはたいしたもので、収められている木版画の
画像も載せてくれているので、来店しなくても比べることができる。
 私の手元の本には、表紙に畦地の木版画が貼り込まれているほか、
本文に、署名を大書した版画入りの枚葉と2点の木版画が
綴じ込まれている。
 森井書店本には2点の版画のほかに、彩色の肉筆画が
1点あるようだが、私の本にはそれがない。
イメージ 3
 代わりに、「「別冊文藝春秋」編集部」というスタンプ印や
「原寸」などの指定赤字のあるパラフィン紙のかかった
肉筆画が2点、挟み込まれている。
 作品の裏には、それぞれ畦地の字で
「別冊文藝春秋 97 104 畦地梅太郎画 大カット ? 使用せず」
「畦地梅太郎 469 117特別号 使用」(「別冊文藝春秋」の
 スタンプ印あり)
と記されている。
 印刷用指定入りの肉筆画2点は、本来綴じ込まれるべき
肉筆画の代わりに、添えられたものと思われる。
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 奥付裏の白紙葉には、
TOCHIORI ATELIER DE RELIURE」という木印
(ゴム印?)と、この印にかけるように「栃折」の
篆書体丸印が押捺された雁皮紙が、貼り込まれている。
 森井書店本に、この印紙の貼込みがあるのかどうかは不明である。 

 いずれにせよ、私が購入した本には限定番号の記載がないので、
15部本以外の制作本なのだろう。印刷用指定入りの肉筆画が
挟み込まれていることから、制作関係者の旧蔵本であろうと考えられる。
 
 このように、古書では記番のない限定本(番外本)を
見かけることがよくある。
「限定」というのは、本来、その限定数だけを制作・販売する
はずだが、それではたとえ著者でも版元でも製本者でも、
手元には本が残らないことになってしまう。
 制作者としては、実物が手元に残らないのははなはだ
不都合であり、だからと言って高い金額を費やして
正規の限定版を購入することも難しいので、実際には
関係者用として、販売する以外の「番外本」を制作するのが
普通である。

 番外本が何部作られるかは本によるだろうが、本書の場合、
著者・版元・製本者・印刷者の少なくとも4部はあったと
思われる。
 限定本とは言っても、ものによっては番外本が結構な数、
作られることもあって、それは限定番号の箇所に「番外本」
というスタンプが押されている本があることからもわかる。
こういうスタンプがあること自体、すでに限定数以外に
まとまった冊数の番外本を制作することが常態化して
いたことの証にほかならない。

 限定本というと、その数しかない稀少な存在として

珍重されるが、実はこのように結構抜け道があって、意外と
「ある」ものなのである。

 
〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜
 
夏期、計画停電が実施されるおそれがあるため、
自宅教室の開催日程は検討中です。
………………………………………………
蒲田産経学園〈東京・蒲田〉豆本教室
2011年7月24日(日)布表紙のハードカバー豆本  
      *オマケ講座 1枚の紙で作る豆本いろいろ
………………………………………………
2011年9月10日(土)布表紙のハードカバー豆本  
      *オマケ講座 1枚の紙で作る豆本いろいろ
………………………………………………
 

  …本かがり上製本・和本など5種類作ります

20119月?(日程調整中)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
 
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  …和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
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