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5月28日(土)は昨年に引き続き、慶應義塾大学(日吉)で
エディティングスキルズ講座の製本実習1回目。
紙の目や製本構造の話など、基本的なことを話してから、
16頁6折の文庫サイズの本をリンクステッチで綴じて
ハードカバー本に。
昨年は製本工房リーブルの布クロスを表紙に使ったが、
今年は自分で布に裏打ちして持ち込み。使った布はこんな感じ。
ラストのプレス仕上げは、フランスの『Who's Who』を使用し、
みんなで容赦なく乗っかる(笑)。
家で愛用している『国史大辞典』に比べて、なんとなく
製本がヤワな印象(さすがに人が乗ることは想定していない
だろうが)。やはり、日本の製本技術は優れていると実感する。
29日(日)は自宅の一日製本教室。震災で延期された新潟の
Yさんが来訪、他にモナコ在住のTさん(日本人女性)も
お越しになる。
放課後講座の泉孝次さんの折本作品集の製本終了が
午後11時であった。
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…本かがり上製本・和本など5種類作ります 2011年7月2日(土)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…豆本を4種類作ります
2011年7月3日(日)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
2011年(日程調整中)朝〜晩、豆本三昧!
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2011年(日程調整中)朝〜晩、和本三昧!
朝日カルチャーセンター
*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
*ブログ「本好き101人の森」も更新中
in「本のある時間」/「豆本の展示販売」
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製本
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昨日は、朝6時半までかかってようやく仕事を終え、旦那が
いないので息子(中学3年生)のお弁当を作ってから(いつもは
旦那が作っている)、3時間ほど睡眠をとる。
午前10時半に外出、仕上げた仕事を先方に届けてから、
水道橋の製本工房リーブルで材料を調達。
芭蕉の自筆『幻住庵記』や蕪村の書簡、永井荷風の
原稿『濹(さんずい+墨)東綺譚(ぼくとうきたん)』などの
自筆もの、今年重要文化財に指定された『僻案抄(へきあんしょう)』
など、新たに収蔵されることになった稀覯本を含む数々を見ることができる。
別に変体仮名が読めなくても大丈夫、たとえば『曽我物語』12巻12帖は、
かわいい小型の綴葉装(「てつようそう」、櫛笥節男氏ら説の
「大和綴じ」)軍団だし、宋版『新編方輿勝覧』は
「金鑲玉装」(きんじょうぎょくそう)である。
インキュナブラのエウクレイデス『幾何学原論』(ヴェネツィア、
1482刊)は、ヴェネツィアの著名な印刷業者ラトドルトが手がけたもの。
活版印刷本であり、本文組版はもちろんだが、右方にある図形も
罫線などを組み合わせて作成しているようで、個別の罫を合わせている
箇所には罫の切れが見受けられ、苦労の跡がしのばれる。
このほか古活字版やきりしたん版まであるという、贅沢な一室である。
展示は6月12日までで、5月28日(土)には「十七世紀の
挿絵本の絵師について」と題する講演もあるようだ。
講師は浅野秀剛氏(大和文華館館長)。
竹尾の青山見本帖でファンシーペーパーを何枚か購入して、
東京堂へ請求書の書類を届け、書泉で雑誌を探して……夕方からは
東京古書会館での東京古典会主催の講演「書誌学入門」(堀川貴司氏)を
聞くことにしていたのだが、時間が余ってしまい、マクドナルドで
時間つぶしの作業をする。たぶん時間が余るだろうと予測して、
持参した仕事である。豆本の本文用紙の化粧裁ちを20冊。
ここの窓際席は明るいので、こうした作業には向いている。
夕方5時になってから、東京古書会館へ。 (続く)
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放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
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折丁に綴じ穴を開ける作業(「目引き」〈めびき〉)は、
製本をやり慣れた方なら、締め機に挟んで「糸のこ」で、
というのが定番の方法だろう。
しかし、締め機は場所を取るし、使うたびに
出してくるのが面倒くさい。
先日の東京製本倶楽部の勉強会で、村上直子さん(国立国会図書館)が
見せてくれた「綴じ穴を開けるためのグッズ」(自作)は、板紙4枚を
組み合わせてV字型の谷間を形成してある道具である。
ここに折丁を一つずつセッティングして(折丁の中央を開いた状態で
載せるということ)、穴を開けていくのだという。
折丁1折ずつに穴を開けていく場合、折の内側から折り山に
目がけて45度の角度で目打ちを刺す方法がポピュラーであるが、
これだと、目打ちを刺す方向の加減で、折り山の中央に穴が
開かないケースがある。
そこでこのグッズを使えば、確実に折り山の中央に
穴が開く、というのである。
穴開け作業の実演をしてもらわなかったので、この道具の正しい使い方が
今ひとつわからないが、綴じ穴の位置を記したガイドを当てながら
開けるにしても、複数の折丁にそれぞれ個別に穴開け作業をしていけば、
折丁を重ねた際、綴じ穴の位置がぴったり同じには、なかなか
ならないのではないだろうか。
また、こういうグッズを作るといっても、まず正確に板紙が
裁断できなければ、きちんとした道具にはならない。
そして、板紙がぴったりに裁断できて、直角に嵌め込めるような
精度の高い道具を作れる「技術」の持ち主であれば、逆に、
こういう道具などなくても、正確な位置に綴じ穴を開けることが
できると思うのだが。
私はいつも、まず本文用紙と同じ大きさの用紙の中央に
穴開け位置を記した型紙を作り、用紙の折りをする前に、1冊分の用紙に
この型紙を載せて、鉄目打ちを樫矢(かしや)で叩く方法で開けている。
目打ちの立て方が斜めになると、穴はズレるが、用紙の三方は後で
化粧裁ちするので、ある程度は穴の位置を優先して用紙を
折ってしまう(もちろん、本文紙に印刷がある場合は、これだと印刷面が
斜めになってしまうので、この手は使えないが)。
1冊分の穴を一度に開けるので、多少ずれたとしても、「真ん中の折だけが
1ミリずれた」とかいうことは起こらない。
そして、鉄目打ちと樫矢という組み合わせの最も優れている点は、
道具をしまっておくための場所と作業するための場所が、
少なくて済むというところである。
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…豆本を4種類作ります 2011年7月3日(日)朝〜夕、豆本三昧! 放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
*ワークショップ「1日丸背豆本&函教室」 …憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります 2011年6月5日(日)朝〜晩、豆本三昧!
*ワークショップ「1日和本&帙教室」 …和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります 2011年(日程調整中)朝〜晩、和本三昧!
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3月に予定されていた勉強会が震災の影響で延期になり、本日に。
東京製本倶楽部会員たちの意見交換の場として、今後、
定期的に開催されることになっている。
第1回の今回は、フランス国立図書館とカナダ国立公文書館へ
資料保存研修に訪れた村上直子さん(国立国会図書館・
収集書誌部資料保存課)が講師となって、各国の図書館の
製本について、その実際の手順や道具・材料などを、
多くの画像とともに報告してくれた。
画像は、村上さんが持参した道具や作品など。
今回の参加者は14名。今後、製本ワークショップや
製本関係機関の見学などをしていく予定である。最近、
こうした研究会が減っていることもあり、この会は、実際の
知識が得られるだけでなく、製本家の皆さんに気軽に教えを
仰ぐことができる、良い機会になるはずである。
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放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
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ものを作るにあたって、単純作業の局面に差し掛かると、
私のような面倒くさがりは、なんとか楽に済ませる方法は
ないものかと考えを巡らせる。しかし、自分一人で良い方法を
見つけ出すことは、なかなかに難しい。
面倒くさい作業の一つが、紐や糸の取扱いである。
3月、名古屋を訪れた際、橦木館でのトークのあと、少しの時間が
できて、書家で豆本作家でもある小林勇輝氏が車で
大塚屋へ連れて行ってくれた時のことだ。
ここは、ユザワヤとはまた違う種類の布が激安で買えるので、
名古屋を訪れた際は立ち寄るようにしているのだが、今回は
送ってくれた小林氏のおかげで、1階レジ前の安売り布コーナーだけでなく、
他の階も万遍なく見ることができた。
地階の糸売り場で、厚みの薄い革紐を見つけたので、4種類の色を
10メートルずつ購入。
糸巻きから紐を巻き取る際、どのようにするのかと
思って見ていたら、店員さん、まず画像のように糸巻きの中心に
あいている穴の中にボールペンを差し込んだ。
これを左手で押さえ、右手で紐を勢いよく引っ張り出しながら、
カット台に取り付けられたスチール製定規で計測。
10メートルでカットしたのはいいが、このままでは紐は
ぐちゃぐちゃのままである。すると、この店員さん、右手の親指と小指に、
8の字を描くようにして巻き付けながら、すごいスピードで
巻き取っていった(ちなみに巻きはじめだけは、人差し指と親指で
糸の端をつまんでおいて、巻いている)。
全部巻き取ったら、指から紐をはずし、中央部分を輪ゴムで止めて
できあがり。
もちろん、このまま家で使えるわけではなく、糸巻きなどに再度
巻きつけなくてはならないが、売り場でお客さんに渡す方法としては
親切である。
目にも止まらぬ早業で作業する店員さんのしぐさが美しかったので、
許可を得て写真を撮らせてもらった(上の3枚)。
店員さんはまだ若い方で、この方法は上司に教わったそうだ。
こういう店員教育をきちんとしている大塚屋はエライ。
糸巻きといえば、福岡のラ・ドログリーの店頭で、購入した麻紐を
美しい糸巻き機で巻き取ってくれたが、これはカセの状態の糸をかける
「かせくり機」と、糸を玉状に巻き取る「玉巻き機」とのペアになっている
(画像は日本製のもの)。
ラ・ドログリーの店頭で使用されていたのはフランス製の
大変美しい器械で、撮影はダメ、ということで写真が撮れないのが
残念だったが、これは一見の価値がある。
サイトを調べてみたら、今年の3月に渋谷西武の中にも
オープンしたようなので(表参道の店が有名だが、いまや都内だけで
3店舗もある)、今度、偵察に行ってみようと思う。
糸を巻くのが面倒で、なんとかできないかというのは
誰でも考えることのようで、糸巻きに凝りに凝った人の
サイトも見つかった。
*「凧作りのうんちく・凧糸」
この方は定年後の楽しみとして「凧」を自作していて、
メインブログは「凧男」。
大量のたこ糸を巻き取るのに、様々な糸巻き機をあちこちで
探して買ったり(グァムでも買っている)、お掃除の「コロコロ」を
利用して自作したり、リールがよさそうだと試したりした後、
行き着くところは改心の糸巻き機の自作(やっぱり……!)。
こういうおじちゃまの凝り性ぶりは、微笑ましくて楽しい。
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