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日曜日、大森のよみうりカルチャーで豆本教室(単発講座)。
本業の仕事が途切れたので、ワークショップの準備をする。
表紙布や本文紙の裁断など。それから、久しぶりに古書目録や
雑誌をチェックする。
郵送物も、目録や雑誌などは次第に、読むどころか封を開ける
時間さえ取れなくなり、山積みになっていくのが困りもの。
定期購読している『日本古書通信』の5月号を読む。しばらく
読まないうちに、面白い記事が載っていた(我ながらヒドイ……)。
「東日本大震災と古書店」と題して、編集部の折付桂子さんが
被災地(福島県)の古書店を訪ねてまとめた記事には、
古書ふみくら・岡田書店の店主の話や、東北各地の愛書家の
皆さんのコメントが載っている。
天理図書館の岡嶌偉久子さんの「木村三四吾先生のこと」は、
「天理図書館善本叢書」編集業務の際の緊迫した現場の様子が描かれる。
貴重な古典籍の影印版(高精細な写真製版技術によって印刷した
複製本)を制作する時、編集責任者である木村氏本人が、
同時に妥協を許さない「職人」でもあったことがよくわかる3頁余だ。
連載の中では、誠心堂書店の橋口侯之介さん(『和本入門』の著者
でもある)の「江戸の古本屋」で、奈良時代の製本についての記述が
ある。紙を染める仕事、大豆糊のこと、界線(罫線)を引くことなど。
3回連載の2回目になる、岩田書院・岩田博さんの
「出版社と学会との関係」は、岩田書院のDM
「新刊ニュースの裏だより」同様、親しみやすい口調で
日常の窮状が吐露される。
岩田書院は学術書の出版社であり、新刊を発行している会社で
あるから、厳密に言うと「古書」の会社ではない。しかし、
私が以前在社していた汲古書院の本もそうだが、
新刊としてできあがった時から、本がまるで古書のよう(笑)。
実際、抱えている読者は同じ層である。
他に、森井書店の森井健一さんの記事や、サッポロ堂書店の
石原誠さんの寄稿なども。
古書業界の話題をもう一つ。面白そうな講座があるので、ご案内。
*東京古典会創立100周年記念講演会
日時 2011年5月24日(火) 18:00開演(17:30開場)、20:00終演予定
入場無料、定員70名(先着順)
講師 堀川貴司(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫教授)
会場 東京古書会館・7階大会議室
東京都千代田区神田小川町3-22 アクセスマップ
電話03-3293-0161
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…本かがり上製本・和本など5種類作ります 2011年7月2日(土)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…豆本を4種類作ります
2011年7月3日(日)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…憧れの丸背豆本とリボン付きの貼函を作ります
2011年6月5日(日)朝〜晩、豆本三昧!
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2011年(日程調整中)朝〜晩、和本三昧!
朝日カルチャーセンター
*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
*ブログ「本好き101人の森」も更新中
in「本のある時間」/「豆本の展示販売」
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古本屋と古本
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〜〜〜〜〜〜〜日本豆本協会〜〜〜〜〜〜〜
第1回 豆本のつどい 2011年3月19日(土)
会場 横浜開港記念会館 ※要予約
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昨日、昼過ぎに渋谷のギャラリーSERへ行く。
渋谷警察の左側、六本木通りを数分歩いて実践女子大学の手前にある。
瀟洒な雰囲気の白い部屋がいくつも広がる不思議な空間である。
展示だけでなくワークショップのできる部屋もあって、
贅沢なアートスペース。
ビルのオーナーは関西の印刷会社だそうで、写真や版画などに
関連したイベントを行っているようだ。
*現在の企画展示はコチラ↓
「Winds展/空飛ぶことを夢見た100年前」
会期 2011年1月11日(月)〜28日(金)10:00〜19:00 ※日曜定休
場所 gallerySER
〒150-0002 渋谷区渋谷3-5-5 HAKKAビル4F TEL:03-5468-3618
この企画展では、洋古書の中に登場する「空を飛ぶ」挿画の雑誌頁や、
空を飛ぶところを描いた海外の絵はがきや広告をパネル展示してある。
古びた洋紙とレトロな画風が満載で、欧文文字の美しさにも魅せられる。
海外の古書絵本のコーナーもあり、北欧のヴィンテージ猫絵本多数。
こちらの担当は「キュリオブックス」。
今、渋谷パルコパート1のロゴスギャラリーで開催中の
「海の向こうのふる〜い絵本展」にも出品している模様。
猫の洋書絵本といえば、「古本海ねこ」さんのサイトを時々見るが、
ここも大変危険で、「ねこ本」のところを見ると、緊急の必要もないくせに、
欲しくてたまらなくなってしまう。レトロな猫好きの方は、ついハマるのでご注意。
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…豆本を4種類作ります
2011年1月22日(土)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…本かがり上製本・和本など5種類作ります 2011年2月20日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
*ワークショップ「1日丸背豆本&函教室」
…憧れの丸背豆本と(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2010年3月 朝〜晩、和本三昧!
*ワークショップ「1日和本&帙教室」
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2010年3月 朝〜晩、和本三昧!
朝日カルチャーセンター
*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
*ブログ「本好き101人の森」も更新中
in「本のある時間」/「豆本の展示販売」
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慶應義塾大学三田キャンパスへ、「書誌学展」を見に行ってきた。
大沼晴暉先生の書誌学の講義を受けていた頃、 参加していた大学院生や助手さんだった人たち(今は もちろん皆さん偉くなっているが)が大集合して、 懐かしい。
講演とシンポジウムも、肩の凝らない話運びで 楽しかった。書誌学なんていう世界にのめり込むのは、 本フェチだからなのであって、私はいちいち頷ける エピソードばかりであった。 本の匂いを「良い匂いだと感じる」とか、 遠方へ本を閲覧に行くのを、デートするのと同じくらい、 ワクワクして楽しく思うとか。
こういう話を聞いて喜ぶようになってしまったら、 もう、一般人とは遠く離れてしまった証である。今更か……。
* * *
夕方からは、神保町で、『彷書月刊』の ご苦労さん会に出席する。 古書情報誌『彷書月刊』は今年、創刊25年で 終刊を迎えた。私は創刊号から定期購読して、途中、 連載したり特集をさせてもらったりと、大変お世話になった。 近年では豆本特集を2回、好き勝手に作らせてもらった。
病をおして参加した田村治芳編集長、編集部の 皆川さんや目時さん、執筆者の皆さんたちと交流。 古本屋さんたちや古本関連の作家さんも多くて、 個々の人たちとはこれからもつきあいが続くのに、 『彷書月刊』つながりで集まることはないんだろうと 思うと、楽しいような悲しいような、複雑な会であった。
〜〜〜〜〜・・ご・・案・・内・・〜〜〜〜〜〜 …本かがり上製本・和本など5種類作ります 2010年12月5日(日)朝〜晩、製本三昧! 放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…豆本を4種類作ります 2010年12月19日(日)朝〜夕、豆本三昧! 放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
*ワークショップ「1日和本&帙教室」 …和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります 2010年12月12日(日)朝〜晩、和本三昧!
朝日カルチャーセンター
*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
*ブログ「本好き101人の森」も更新中 in「本のある時間」/「豆本の展示販売」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 |
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これまで、名古屋の本好きの皆さんや書店・図書館関係者など
から、シマウマ書房の名前は幾度となく聞かされていたが、
先日、名古屋学院大学を訪れた際、ようやく来店がかなった。
名古屋市千種区四谷通1-22
ディオネ四ツ谷B1F 地下鉄「本山」駅下車・6番出口すぐ Tel&Fax: (052)783-8150
営業時間 11:00〜19:00 (木曜定休)
落ち着いた色調のおしゃれな店内に、丁寧に
蒐書された古書が並ぶ。
一般文芸書や文庫はもちろん、哲学・思想、演芸、
美術・建築・デザイン関係の本が充実している。
この店名の「シマウマ」は、「黒っぽい本と白っぽい本と、
両方扱う店」というコンセプトから命名されたものだ
という(これは、後でみさきたまゑさんから聞いた情報)。納得!
本はきれいに手入れされていて、従来のキタナイ古本屋の
雰囲気ではなく、行き届いたセレクトショップである。
そして、ここの書皮(書店カバー)がすばらしい。
文庫・新書用の小型書皮と、四六判・単行本用の
大判書皮と2種。いまどき、こんなカラー刷りでオリジナル書皮
なんぞ作って、大丈夫なのか!(ちょっと心配)
この書皮を入手するだけのために通ってもいい、と思わせる
かっこよさである。
ちなみに、ご主人は、横浜の男子校・栄光学園の
ご出身だそうだ(私が横浜の女子校生だった時代、
憧れの的だった名門校である)。
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…本かがり上製本・和本など5種類作ります
2010年12月5日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
…丸背豆本と貼函を作ります
2010年11月28日(日)朝〜晩、豆本三昧!
…豆本を4種類作ります
2010年12月19日(日)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2010年12月12日(日)朝〜晩、和本三昧!
朝日カルチャーセンター
*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
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福岡で10月31日(日)の夕方に「書肆ユリイカの本」展と
「豆本浪漫」展が修了し、撤収作業のハシゴの後、
一風堂で白丸を食べてから、翌11月1日(月)は午前中に
恒例の愛書家Iさん豆本コレクション拝見会。今回は、
東京の茶柱立太さん、広島のnanakikaeさん、福岡のHさん
(いずれも女性)を同行する。
お昼ゴハンをご馳走になった後、nanakikaeさんと一緒に、
博多駅からJR鹿児島本線・門司港行きに乗車、1時間ほどで
「教育大前」に到着、駅から数分の場所にある
「すかぶら堂書店」へ行く。
福岡県宗像市赤間6丁目1−7
電話 0940-33-2309
実はこの店、福岡へ来る数日前に「日本の古本屋」のサイトで
『西国立志編』がヒット、七書屋版(明治10年)がほんの
少し虫食いアリながら5000円という格安値だったので、
既に持っているにもかかわらず購入してしまった、という店であった。
住所が「福岡県宗像市赤間」とあり、位置関係はわからない
ものの、「同じ県内なんだから、ひょっとして行けるのでは?」と、
例によってイイカゲンな発想で訪問を決めた。
nanakikaeさんまで引っ張っていって、廃業寸前の
ブックオフ小型店舗みたいな品揃えだったら大変なことだが、
『西国立志編』の博文館や冨山房の版ではなく七書屋版が
出たという一事から、「軽い店ではないはず」と判断したのである。
地図にしたがって最初に訪れた場所は倉庫だということで
入れてもらえず、街道沿いにあるわりと大きめのお店へ。
福岡市内にある葦書房みたいな広さだろうか。
学術書がしっかりあって、歴史関係や美術書など、年代物の古書がたっぷりあるが、お手入れの行き届いた古書店という印象である。
全部の棚を見終わったところで、2階も倉庫になっていて
本があることが判明、「汚いですよ」と言われながらも
上がらせてもらい、1階店舗と同じ広さの棚も見せてもらう。
明治の教科書をはじめ、教育書がどっさりある。
古い本が延々と山をなす空間で、幸せなひとときを過ごす。
nanakikaeさんも、こういうところに馴染むようで、声をかけないと
いつまでも出て行こうとしないのだから頼もしい。
書肆ユリイカの本も3冊あり、真鍋呉夫『天命』再版の
状態の良いものが2500円だったので購入(ほかは、
雑誌『ユリイカ』1冊と広野広『蜜蜂と水仙の歌』
献呈署名入り7000円)。
あとは、『日本職人史百話』(雄山閣出版、昭和60年)
4000円、『木から紙になるまで』(丸善、昭和32年)
2000円、今西祐行『猫とオルガン』(小峰書店、昭和42年)
800円、辻邦生『風の琴』(文春文庫、1992年)300円、
井上ひさし『戯作者銘々伝』(中公文庫、昭和57年)帯・
挟み込みチラシつき0円(おまけ)。
それから、1階の床にある段ボールに入っていた文庫と
新書に古い書店カバーがついていたので、全部いただく。
いずれも小倉の書店のもので、下川書店、朝日屋書店、
イズミヤブックセンターなどがある中で、金榮堂の昔のが
あって、これは嬉しい。例の伊丹十三デザインになる前の
バージョンで、昭和レトロな意匠の2種を入手することが
できた。
「すかぶら堂書店」は、店主だった方が亡くなり、今は
奥様が継いでいる。「店内が汚くて」とさかんに言うのだが、
この内容と量の店としては破格に手入れと掃除が行き届いている。
男性店主の店では、こうはいかない。
教育大前駅午後4時28分発の電車で博多へ戻り、
6時発のバスでnanakikaeさんは広島へ。私は7時10分発の
ANA便に乗る予定だったが、欠航してしまい
結局7時45分発の便で羽田へ戻った。
横浜の自宅に帰ると、すかぶら堂書店が先に発送していた
『西国立志編』が届いていた。本は、背革継ぎ表紙疑似背バンド装、
背のタイトルラベルまで原装の、そんなに悪くない状態である。
表紙の金箔装飾はみな手作業のせいか、一冊ごとに微妙に違う。
この本は、背の天と地に施された花柄の箔押しがかわいい。
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…本かがり上製本・和本など5種類作ります 2010年12月5日(日)朝〜晩、製本三昧!
放課後講座*『泉孝次蔵書票作品集』の折本ワークショップ
*ワークショップ「1日丸背豆本&貼函教室」
…丸背豆本と貼函を作ります
2010年11月28日(日)朝〜晩、豆本三昧!
…豆本を4種類作ります
2010年12月19日(日)朝〜夕、豆本三昧!
放課後講座*消しゴムはんこワークショップ
*ワークショップ「1日和本&帙教室」
…和本2種(麻の葉綴じ・綴葉装)と帙を作ります
2010年12月12日(日)朝〜晩、和本三昧!
朝日カルチャーセンター
*田中栞の「豆本・製本ワークショップ」予定表
*ブログ「本好き101人の森」も更新中
in「本のある時間」/「豆本の展示販売」
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