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我々が今使っているのは太陽暦で、太陽の位置(どの高さを通るか)に従っているが、旧暦では太陰太陽暦という月の満ち欠けと太陽の位置で決まる暦を使っていた。今でも旧暦が書いてあるカレンダーもある。
この太陰太陽暦がどうやって暦を決めるのか、ある本に書いてあったので、自己流でまとめてみた。

月の満ち欠けは誰にも見え、その日が何日か分かるので、新聞もラジオもテレビもない時代には便利だった。新月が一日で、満月が十五日と分かった。
しかし、月を見て日にちが分かっても、何月かは分からない。何月かを決めるには太陽の位置によらなければならない。なぜなら、農業をやる上で季節を知る必要があるからだ。

そのためまず太陽の動きに従って1年を24に分け、二十四節気を決める。二つの節気で一つの節月になる。例えば、立春で始まる節気と雨水で始まる節気で、正月という節月となる。ただし、節月は太陰太陽暦の月ではない。
一方、月の満ち欠けに従って、新月から次の新月までで月の期間が決まるが、それが何月かは、上の二十四節気の偶数番目の節気の始まり(十二中気という)のどれが含まれているかで決まる。例えば、雨水が含まれていると、その月は正月となる。
ちなみに春分は二月の中気になる。


月の満ち欠けの周期は約29.5日なので、30日の月と29日の月ができるが、それだけだと12月まで行っても365日にはならない。11日ほど余ってしまう。
そのため、二十四節気を基にして何月か当てはめていっても、3年にひと月は外れる月が出てくる。即ち、十二中気は365/12=30.4日間隔であるが、月は29日か30日なので、その月の中に十二中気がなく、その前後ぎりぎりにある場合がある。その月は閏月とする。前の月と同じ月の閏月とされる。(但し、時代や地方により例外も多い。)

こうして月で日付がわかり、季節にあった暦の月が使える太陰太陽暦が決まる。

読んだ本:細井浩志「日本史を学ぶための古代の暦入門」吉川弘文館、2014

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