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濃紺に細い線が無数に入ったとくさ模様
内(見込)には大小の黒点が並ぶ
なにやら蓮の実を連想
天草陶石のすてきな白の部分が少ないが
モダンな感覚の小ぶりな盃
波佐見の田口紀美子さんの作
波佐見(長崎県)は有田・伊万里・唐津に並ぶやきものの大産地
天草の良質の陶石を使って昔は磁器を大量生産
世界一二の大登り窯跡がそれを示す。
今も多くの工房でさまざまな器が作られていて
現代の民芸という点でも私は関心をもっている。
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酒の器
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信楽で焼き締め一筋の小島良栄さんの作品です。
ぐい呑のように見えますがやや大きくて径・高さとも 9cm 弱
使い方は自由ですが、清酒でも焼酎でもいいですね。
両手で水をすくようにするとちょうど納まる丸さ
手びねりで丁寧に作った器には愛が籠っています。
小島さんはママさん陶芸家
器作りも子育ても一所懸命
焼き締めの器の面白いのは見る方向でまるで眺めが異なることです。
上から見ると中も変化に富んでいる。そして一つとして同じものがない。
今回は益子の陶芸家との池袋西武デパートでの二人展
会場が広いので大きな作品も並べられた。
初めて見る大きな作品、その力量に感服した。
(小島さんの作品はこれまでに何回も取り上げています。)
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先日のNHK TV BSの番組 「いっぴん」 が沖縄ガラスを紹介しました。
その中で写真のカップを作った稲嶺さんの工房が紹介され、
これがどのようにして作られたのか知ることが出来ました。
もともと沖縄のガラスは廃瓶を原料として、気泡を閉じ込めた作品がその特色の一つですが
表面の全面に泡のように気泡を閉じ込めたのは稲嶺さんの創作でした。
苦心の試行錯誤の結果たどり着いたのが 「米ぬか」 の利用でした。
ガラスの窯に米ぬかを放り込むと、ぬかとガラスの成分で細かい泡のガラスになります。
それを透明ガラスの下玉につけて成形をするそうです。
米ぬかの代わりに備長炭の粉やカレー粉でも趣の変わった泡ガラスができます。
自分の持っている器がどのようにして出来たのか知ることで愛着が増します。
さまざまな創意工夫が新しい作品(創作) の源と改めて思ったのでした。
「いっぴん」 は大好きな番組ですが、
ガラスの中に泡をいくつも閉じ込めるのに剣山を利用する技や
稲嶺工房で修業して独立した小野田さんの淡いピンクのひび割れ模様の器に
泥水を利用する技も紹介されたのでした。
日本の職人はすごい! 日本の工芸はすごい!
と、いつもTVをみては感動します。
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那覇で手に入れた琉球ガラスのフリーカップです。
戦後アメリカ軍によって廃棄されたコカコーラなどのガラス瓶を再利用したガラスの器です。
これは読谷村座喜味に工房を構える稲嶺盛吉さんの作。
稲嶺さんはいろいろな賞をもらっています。
セピアから淡いグリーンへの柔らかい色の変化と手触りが気に入りました。
泡盛や焼酎のオンザロックで楽しんでいます。
「琉球稲嶺ガラスは、廃瓶のガラスを人間の手で粗々しく、
しかも単純に自然にうまれる色のままで甦らしたものです。
その肌合は、まるで陶器のような温もりがあり、特に 「泡ガラス」 の技法はその感を強くします。
稲嶺盛吉の五十年のガラスの道は、常に新しい技法に取り組み、ガラスの造形的な可能性を追求しています。その手技と独特の感性に出逢った、棄てられていた瓶から生まれたガラスたちは、
かつて所有したことのない美しさを引き出され、とまどっているようにみえます。」
と、器に添えられた栞にありました。
ガラスの器に出会った今度の沖縄の旅でした。
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陶器のように肉厚で轆轤の指跡のように波打つ器肌
やや武骨で野性的な感じ
漆を塗っては拭きを何度も繰り返していい艶が出るそうです。
長野県奈良井宿に店を持つ斉藤武仁さんの作です。
「私は殆んど悉く心の、魂の要求から飲んだ場合が多かった。
咽喉が渇いたからと云って呷りつけるのは極く稀に麦酒位いのものであった。
心が渇く、魂が孤独を叫ぶ、こうした場合が後来私になくなるとすれば
或は私は酒をよすかも知れぬ。」
若山牧水 「私と酒」 より
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