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野に咲く花の栄光
ご無沙汰してます。忙しくしてました。 又少しづつプログを書こうと思ってます。

書庫専門的な事

ヨーロッパでは日本のように個人で企画する
リサイタルの様なシステムは余りありません。
殆どが音楽エイジェントからの推薦です。
ですからコンサートホールが毎日の様に
個人リサイタルで埋まる事もありません。

日本のように何処もかしこも発表会で自費で
リサイタルをする事も余りありません。

オペラに進む又進もうとする方は
音大を卒業後
音楽事務所のオーデションを受け
其処から
ドイツ歌劇場と連絡を取り
シーズン募集のオーディションを受け
気にいられたら
シーズン契約でAnfaengerの契約をします。
普通は2年間契約です。
でも ドンドン首を切られていく厳しい世界です。

日本の様にお嬢様芸でお稽古とは違った
責任と義務が若いうちから
要求されています

歌劇場契約期に自分にあったパートの
勉強を仕事をしながら
ドンドン増やして行くチャンスが
ありますが
大変厳しいです。

又次から次へ契約探しの
オーディションに出かけます。

ですから
若い頃のオペラのレパートリー
曲目をじっくり選んで自分に
適切な役を勉強します。

私はメゾ・ソプラノですので

メゾ・ソプラノのオペラは

男役で始まる事が多く

モーツアルトの歌劇
《フィガロの結婚》
ケルビーノ役

《偽りの女庭師 La finta giardinerra] 

ラミーロ役

《皇帝ティトの慈悲 La clemenza di Tito]》
セクトゥス役


モーツァルト以外の男役で
リヒャルト・シュトラウス作曲
《ばらの騎士》

オクタヴィアン役

《ナクソス島のアリアドネ》
作曲家の役

オペレッタでは
ヨハン・シュトラウス作曲
《こうもり》

オルロフスキーの役


若い時は足も伸びて
スタイルも余り問題がなかったので
歌劇場での公演プログラムに多いこれ等の男役の
Anfaengerの
オーディションが多いです

又男役以外にも
《コジ ファン ティ》
ドラベラ役


《魔笛》
2.3.Dame役



ビゼー作曲
《カルメン》
カルメン役
メルセデス役

ロッシーニ作曲
《セビリアの理髪師》
ロジーナ役


これらのメゾの役は最低何時でも若いうちは
用意しておく事が良いでしょう。



その他に日本人として
プッチーニ作曲
《蝶々夫人》
スズキ役

そして30代後半から40代に入る頃
ドラマティックなメゾ役

ヴェルディ作曲
《トロヴァトーレ》
アズチェナの役

 《ドン・カルロス》
エボリ姫の役
《アイーダ》
アムネリス姫の役

etc.

これは長い私の舞台経験からメゾ・ソプラノ歌手へのアドヴァイスです。

20代に未だ声や舞台での経験が無い時に
自身の成長に反して

余り難しいドラマティックな役はなるべく避け
息の長い歌手生活を送るためにも
声帯を守るためにも
自分に適した役をしっかり勉強して
次の課題を目標にレパートリーを
増やしていく事が大切です。

オペラを舞台で一度も歌った事のない先生が
やたらとご自分の趣味で気に入った曲を
生徒に与えている例が多いのですが
これはかなり問題があると思います。


正しい曲の選び方はかなり将来のオペラ歌手の
成長に重要な事です。

何でも手当たり次第では無く
きちんと目標を決め


現在の自分を良く知って
何が現在の自分に必要か
ゆっくり
自分なりの
勉強曲目のリストを
作って
勉強してみて下さい



ただ趣味で歌っているのでしたら別ですが
仕事を見つけるためには
100パーセント準備して
みることです。




  • アバター

    日本は才能があっても、音楽では食べていくのは難しいですね。
    ヨーロッパは若い才能を伸ばすようなシステムになっていますね。
    素晴らしいことです。

    ねえね

    2011/10/9(日) 午後 7:56

  • 顔アイコン

    これはメゾソプラノだけでなく
    全声種に言えることですね♪
    日本でこれが出来るかはちょっと疑問ですが(^_^;)

    [ アーサー ]

    2011/10/9(日) 午後 8:38

  • ねえねさん こんにちは

    何年たっても日本のクラシック音楽界の状態は変わりませんね。
    国際劇場が東京に出来たといっても日本はクラッシック音楽だけで
    純粋に生活して行くのは大変ですね。
    若いうちから生活に追われ折角の才能も伸ばせずに終わってしまう
    方が多いようで残念です。又音大自身問題があり夏期ヨーロッパなんて
    観光旅行に学生がワンサとウイーンにやってきてますが異様です。
    留学した方はそれを利用して母校の先生になって自分が付いた先生を
    日本に呼んで講習を開くコネクッション。
    異様な感じです。音楽教育又プロとしての土台と援助が中々大変な
    日本のクラッシック音楽界ではないでしょうか。

    Kako

    2011/10/9(日) 午後 8:49

  • すりりんぐてのーるさん こんにちは

    本当に日本では大変だと思います。教える生成も生活の為に教えているので
    中々長い目で生徒を助けプランを持って教えて入る方は少ないのでは。
    皆さん 其々生活に追われて疲れて歌うエネルギーも集中力も無くなって
    しまいますよね。でも自分で何が自分に合っているか・・
    これだと思う役は自分なりに100パーセントの努力する以外
    日本では難しいでしょうね。ヨーロッパでも契約期限が切れると
    ドンドン首をきられますが契約中は社会保障がきちんとしていて
    保険や年金に加えられますので安心ですよね。
    一歩一歩階段を昇ってゆくチャンスはヨーロッパの方が可能ですね

    Kako

    2011/10/9(日) 午後 8:59

  • ナクソス島のアリアドネ、モンテヴェルディの合唱曲では
    「アリアンナの嘆き」でしたでしょうか。哀しい物語が
    胸にしみます。

    オペラ歌手も人間ですから、倒れる事もあるはずなのに、
    滅多に休演にならないのは、レパートリー豊富な代役が
    すぐに立てられる、層の厚さが秘密なのですね☆ポチ。

    鶴丸@仁山郁良

    2011/10/10(月) 午前 0:04

  • ひとやまさん こんにちは

    良く根本を理解して下さってありがとう御座います。
    欧米の歌劇場では何時でも代役が出来るほどエイジェントが
    繋がって連絡しあっています。
    競争で何時も準備が出来ているようにレパートリーは完璧に
    持っていることです。特に若くってこれからキャリアアを摘む歌手たちの
    良いチャンスです。
    チャンスが来ても準備が出来ていなかったりそれから役を勉強するのは
    遅いです。若い時からきちんと計画をたててレパートリーを持ち
    オーディっションやコンクールを狙う意気込みが無ければさっさと
    お嫁にいくかプロを目指すのは諦めた方が幸せです。

    Kako

    2011/10/10(月) 午前 2:27

  • お早うございます。
    門外環ですが、分野が違いますがプロ野球の世界と同じですね。

    やはりピラミッド構成の頂点に行くのは常に下済みの努力が必要で得意の分野を常に伸ばす工夫をしています。

    Ton101

    2011/10/10(月) 午前 8:04

  • どの役をどの段階で勉強すべきなのかをよく理解し、尚且つ我慢強くトレーニングを続けるというのは、なかなか若いうちは難しいことかもしれません。私も最近になってようやく自分の今のレベルを素直に受け止めて、どこを改善し、のばしていけばいいか、どういうところをアピールしていけばよいか、分かるようになってきたような気がします。

    Miyukina

    2011/10/10(月) 午後 0:45

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