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上野にて美術鑑賞そして洋館巡り−最終講義は美術館に集合の巻−

最後の授業は美術館で
残り少ない学生生活。やっぱり寂しさは隠せません。そしていよいよ、本日(3/3)で、大学院での講義も最後を迎えました。なんと!その私たちの最後の講義を記念して英文学ご担当の先生が「美術鑑賞」を企画してくれました。大変優しい人柄のきれいな方で、男女問わず学生にとっては「憧れの先生」なんです(^_^)v

先生は文学に加え、美術もご専門にされていて、鑑賞方法や作品の着眼点にも十分通じています。ですから、これまで美術館が縁遠いと感じていた僕も、今日は安心して足を運ぶことができました。

春の陽気の上野公園
この日の上野恩賜公園は春らしい陽気に包まれ、公園内では桜の花の彩りを一足早く楽しむことができます。

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遠くから「♪ズンズンタッタ♪」と聞こえる軽快で激しいリズムに近寄ると「ヨーヨー」の大道芸です。俊敏な動きで自由自在にヨーヨーを操るパフォーマンスに道行く人の目が奪われていました。

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そして美術館に到着
トボトボ歩いて集合場所の「国立西洋美術館」に到着。開催中の展覧会は『フランク・ブラングィン展』です。当然初めて耳にする名前です。「フランク...フランケン...シュタイン???」違いますねm(_ _)m

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フランク・ブラングィン(1876-1956)は、ベルギー生まれの英国人画家で、画家、壁面装飾家、工芸デザイナー、建築・空間デザイナー、版画家、コレクターと多彩な顔をお持ちです。

展覧会では絵画だけではなくカーペット、ポスター、家具、陶磁器、版画など様々な種類の作品が展示されていました。

全作品を観た後に、気になって何度も元に戻ってじっくり鑑賞した作品は『海賊バカニーア』です。強烈で奇抜な色遣いに「ハッ」と心を動かされ、しばらく足を止めました。以下の画像は購入した絵はがきを撮影したものです。

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もの凄い「力強い」作品で、実際はもっと「立体的」海賊のボートがキャンバスから飛び出して「ユラユラ」揺れている感じがしました。現実を正確に再現する写実主義とは異なり、画家の主観が鮮やかで濃厚な色彩にも現れているのだそうです。

ティラミス・タルトでお茶しましょう
ホッと一息、館内カフェ「すいれん」で休憩です(^_-)

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講義以外でお話しする機会があまりなかった先生と今日は楽しくおしゃべりです。先生の研究生活や留学中の体験談そして子育て奮闘記は、「感服」あり「笑い」ありで時間もあっという間に過ぎました。僕は先生の隣に座って少し緊張しましたが、話を聞く内に先生がずっと身近に感じました。

洋館巡りに出掛けましょう

実は集合時間よりも少し早めに到着して上野公園界隈にある洋館巡りをしていました。最初に訪れたのは
『旧岩崎邸庭園』です。明治29年の建築で三菱の創始者・岩崎家本邸だけあって、豪華絢爛の近代建築でした。

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列柱が並ぶ南側のベランダも見事です。よく見ると1階と2階の柱はそれぞれ異なった様式ですね。

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お次は『旧東京音楽学校奏楽堂』です。明治23年の創建の日本最古の木造の洋式音楽ホールで、落ち着いた気品ある木造建築です。

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こちらは東京芸術大学構内にある『旧芸大電話交換所』です。小振りなレンガ建築で明治期のモダンな雰囲気を感じます。

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そして『黒田記念館』に向かいました。昭和初期の建物に見られるスクラッチタイルが外壁を飾っていて、煉瓦造りのようです。

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近隣にあるのは『国際子ども図書館(旧帝国図書館)』です。風格のある見事な明治期の洋館です。

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『国立科学博物館』こちらもスクラッチタイルの外観で、とにかく堂々とした巨大な建造物です。

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最後は日本最初の本格的な美術館『表慶館』(国立博物館)です。ドーム屋根が特徴的な白くそびえる壮麗な姿は圧倒的な存在感を感じます。

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まだまだ見たい洋館がたくさんあるのですが、時間が限られていますので、今日はここまで(T_T)近いうちにもう一度立ち寄りたいと思います。

最後に『旧博物館動物園駅』を背に上野公園を後にしました。国会議事堂の中央部に似ていますね。

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初めての美術館
今回は思いがけず、美術館を初めて訪問することができました。「初めてのこと」に触れるには「きっかけ」が必要です。その「きっかけ」を与えてくれた先生に感謝です。「初めて」が有意義なら、それは「2回目,3回目」を招いてくれます。気づくと、次の美術館訪問が「いつ/どこになるかな」と考えている自分がいます。美術鑑賞も、基本は理屈抜きで「いいものはいい!」「すごい!」と感じることができれば「それでよいのかな」と思いました。

最後の講義は、次につながる「いい思い出」となり、充足感に浸りながら帰宅の途につきました。先生そしてみなさん色々とありがとうございました。また会う日まで!
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醤油の町「野田市」を訪ねて−風に舞う醤油の香りとやよい食堂の巻−


「キッコーマン」の企業城下町 野田市へ
ここ数日続いた「快晴の青空」「温暖な気温」に誘われるように、少し遠くに出かけたくなりました。
今回の訪問は「キッコーマン」の企業城下町として栄えた野田市です。東武野田線「野田市駅」で下車、市街地から離れているのでとても静かです。周囲を見渡すと、キッコーマンの工場が点在し、ゆでた大豆や香ばしい醤油の香りがほんのり漂ってきました。
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初めに、江戸川沿いにあるキッコーマンの工場群へ向かいました。辺りは、醤油の香りが立ちこめています。キッコーマン・マークのプラントが見えてきます。
キッコーマンの六角形のマークは、亀甲(亀の形)を表わしていて、「亀は万年も生きる」ということから、「亀甲萬」=「キッコーマン」 となり、大変縁起の良い名前だったんですね。
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一際目を引いたのは、宮内庁御用達の「キッコーマン御用蔵」です。昭和14年の建築で、周囲にお堀を巡らせ、壮麗な外観はまるでお城のようです。
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続いて、向かったのはキッコーマン本社横に位置する「興風会館」です。昭和4年の建築で、ロマネスク様式を加味した洋風の建造物です。野田氏の醤油醸造家である茂木・高梨一族が地域発展のために設立しました。
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中へ入ると、当時の内装が良く保持されているのがわかります。昭和初期の雰囲気を感じますね。
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大きな通りから離れ、人通りの少ない小路を歩くと、さりげなく黒板塀が現れます。江戸末期の天保元年(1830年)創業の「キノエネ醤油」です。創業170年の歴史を感じます。
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昔から受け継いだ施設・設備を現在もそのまま利用しているので、近代産業遺跡としての価値も高いはずです。

流山街道沿いにも醤油の町としての歴史・情緒を感じることができます。野田市立中央小学校の校門です。創立は明治6年。以来130年の歴史を刻んでいる貴重なレンガが印象に残っています。
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「夕飯は何をたべようか・・・?」
そろそろ日が暮れてきました。夕飯をと考えたとき、まっ先に思い浮かんだのは、大盛で有名な「やよい食堂」(野田市中野台351)です。せっかく野田市に来たのだから、ここに行かないわけにはいきません。夜道をトボトボ歩くこと10分・・・。暗がりにポツンと光る食堂が見えてきました。
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今日の夕飯は「ひなどりから揚げ定食」です。700円という値段で、この「ご飯の盛り」や「チキンのボリューム」は『ネ申』です。二人前はあるでしょうか!
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大盛だけが売りではなく、味付けも美味しかったですよ!パリッとしたチキンは塩味でほんのりゴマ油の風味が効いていて、ご飯がすすみます。
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男らしく完食!というわけにもいかず、残った分はお持ち帰りしました。ごちそうさまでした。

日本の食卓には欠かせない醤油。その生産の中心地である野田市には歴史を物語る風情ある佇まいが今でも残っています。風に舞う醤油の香り大盛りの「やよい食堂」も僕の記憶にはっきりと残り続けることでしょう。
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横浜にて洋館巡り−日本大通りを歩く−


異国情緒溢れる横浜「日本大通り」
古くから開国の地であった横浜は国際港都として整備され、優雅で風格のある西洋建築が数多く建ち並んでいます。明治時代に誕生した日本初の西洋式街路「日本大通り」は、近代的で広々とした道路で、通りの左右には、異国情緒溢れる歴史的建造物が残っており、道行く人々の目を楽しませてくれます。

横浜三塔から見てみよう
今日の目的地は、みなとみらい線「日本大通り駅」で、ここには横浜の歴史の最初の一歩を築いた開港場の町並みがあります。先ずは『横浜三塔』から紹介します。最初は『神奈川県庁本庁舎』です。
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昭和初期はレンガ積みからタイル貼りに変わる過渡期であり、この外壁のスクラッチタイル貼りは当時を代表したような造りになっています。日本の城にある天守閣の様な高塔が特徴的で、この様な建物を帝冠様式と言うそうです。通称は「キングの塔」です。

「キング」の次は「クイーン」の愛称で親しまれている『横浜税関本関庁舎』です。イスラム寺院を想わせる緑青色のドームが特徴的です。
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堅い税関のイメージとはちょっと違います。正面玄関は半円型のアーチでまるで教会のようですね。

そして横浜三塔の最後は「ジャックの塔」『横浜市開港記念会館』になります。赤白のレンガの色合いと屋根や窓のデザインや時計塔も備えており、非常に凝った造りです。
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所々に配された綺麗なステンドグラスも印象的です。僕はこの塔が一番のお気に入りです。
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次々に現れる壮麗な洋館たち
本庁舎の正面に建っているのは『横浜開港資料館旧館』(旧イギリス領事館)です。18世紀のイギリスの都市邸宅のデザインです。
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3階の丸窓や正面のコリント式の円柱が端正で美しいです。白い壁にかかる緑の樹木の組み合わせは視覚的にも落ち着きます。
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次に向かったのは『神奈川県立歴史博物館』(旧横浜正金銀行本店)です。石造りならではの重厚感で、実に堂々とした存在感を放っています。
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優美で繊細なステンドグラスが1階ホールの天上に見えます。見事でした(^^)/
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コリント式の柱が16本も続く巨大な神殿のような『日本郵船歴史博物館』も目を見張るような豪華な古典主義建築でした。
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通りには正面が柱で飾られた戦前の銀行建築が続いていました。中でも印象に残った建造物を紹介します。『旧第一銀行横浜支店』では、列柱に囲まれた半円形バルコニーが印象に残っています。
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こちらは『旧警友病院別館』ですが、元々は『旧露亜銀行横浜支店』で、 ロシア資本の露清銀行とフランス資本の北方銀行が合併して設立された外国資本の銀行でした。他の銀行建築と比べて、個々の装飾部品が大きく豪華な印象を受けました。
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食事もアメリカンサイズで
ちょっと歩き疲れた頃に早めの夕食です。「小さなアメリカ」とも言われることがある横浜では食事のメニュー・味・量もアメリカンサイズですね。勢いで頼んだディナーは「ガーリックステーキ・ライス・ポテトサラダ・チリビーンズ」が豪快にプレートに盛られ、見ただけで食欲が満たされるような迫力でした。
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最近は食事を抑えていたためか、なぜだかペロリと平らげてしまいました。自分の胃袋は意外にキャパが広いようでした。

横浜での洋館巡りは初めてでしたが、まだ見ぬ場所を歩くというのは、新しい発見に満ちていて楽しいですね。「おもしろい」「すごい」「へぇー」など感心・感動する機会が多ければ、その人の気持ちが豊かになるはずです。洋館巡りは始まったばかりですので、次の目的地を探して・・・それを楽しみに1週間を乗り切りたいと思います。

都内にて古い洋館巡り−カトリック神田教会−


古い町並みを見て歩くのが好きでしたが、明治から昭和初期までに建てられた洋館にも興味を持つようになりました。欧米の影響を受けた優雅な雰囲気にアンティークな魅力を感じます。

先日、大貫妙子さんのコンサートで水道橋を訪れましたが、駅から南方に歩くと、街路の角地に『カトリック神田教会聖堂』を見かけました。荘厳でクラシックな佇まいで思わず足を止めてカメラを取り出しました。ロマネスク様式とルネッサンス様式を融合させた建築だそうで1928年(昭和3年)に建てられ、当時の面影が今でもそのまま残っています。2006年には重要文化財の指定を受けました。

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「威風堂々とした華麗な姿」「懐かしさを感じさせる落ち着いた佇まい」が洋館の魅力なのだと思います。友人からイタリア旅行の写真見せてもらったことがきっかけで、日本にあるゴシック様式の建造物を訪れてみたいと思うようになりました。レトロな異国情緒に憧れ、多くの洋風建築を見ていきたいです。

快晴で迎えた日曜の朝は、目が覚めると「どこかへ行きたい」という思いに強く誘われるものです。早速、まだ見ていない古い町並みを求めて、カメラを片手に自転車で走り出しました。今回、向かったのはHPで一度拝見したことのある「稲葉酒造場」です。そこは筑波山麓の「沼田」という集落にあります。

大正7年に「筑波鉄道 筑波駅」が開業したことで、今回訪れる「沼田」集落は筑波山の玄関口となり、観光客向けの商店などが並ぶようになりました。

1987年に廃線を迎えた「筑波鉄道 筑波駅」は、今ではバスターミナルとサイクリングロードの休憩地点として使用されています。
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付近を散策していると懐かしい佇まいのたばこ屋さんに出会いました。さらに、通りには立派な長屋門を構えた豪勢な家が連ねています。
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この「沼田」には、地酒「男女川(みなのがわ)」で有名な『稲葉酒造』があります。創業は江戸末期で、伝統的な建物が集まっています。敷地内には筑波山から流れる水と湧水が流れる池もあります。
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店内はギャラリーとして見学や試飲を楽しむことができます。奥ではレストランもあって「手打ちそばと田舎料理」のランチも食べることができるのだそうです。
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少し進むとミカンの実を付けた木々と重なり合うように蔵の姿が見えました。要予約で蔵内も見学できます。
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残念ながらお酒には弱くほとんど飲めないので、伝統の味を確かめることはしませんでしたが、まだ見ていない古い町並みへ足を運ぶことができました。これで筑波山麓の集落はほぼ訪れたと思いますが、また時間があるときに探してみたいです。
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