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英語・言葉の面白さ再発見

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 中学校から習い始めた英語、最近は小学校から習い始めるようですが、日本では
「教科」「受験」「学問(英米文学・英語学)」「資格(英検・TOEFL・TOEIC)」と
勉強の印象が強く、言語・言葉としての印象が薄い気がします。

 本来はある国の言葉に過ぎなかったわけですが、それが今では「共通語」「国際語」とも
言われるほどになり、その使用者数は15億人に達すると言われています。

(1)母国語として話す人:3億2000万人
(2)第2言語として話す人:3億5000万人
(3)外国語として話す人:7億5000万人(日本もこの部類に入ります)

 しかし、英語を突き詰めていくと「一体いつ始まり、どのように発展して、今日の姿に至ったのか?」という疑問が湧いていきます。

■そこで、今日は英語の起源を考えてみたいと思います。
「一体いつ始まったのか?」という問いに答えることになります。

先ずは予備知識から確認しましょう。

1.英語は本来どこの国で話されていた言葉か?

 イギリスです。最近は米国の圧倒的な存在感のためアメリカと答える人もいるそうです。

2.イギリスという国の正式名称は?

 イギリスという国はありません。正式には「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」
 England, Scotland, WalesでGreat Britain, それにNorthern Irelandを加えてThe United Kingdom
 となります。

 日本ではイギリスという名称が定着していますが、これはポルトガル語Ingrezが由来で、江戸時代は「アンゲリヤ」「エグリス」と呼ばれていたからだそうです。

3. イギリスで本来話された言葉は英語である。

  これはNo!です。つまり、元々このイギリスの土地には英語を話す民族は住んでいなかったのです。

  英語はイギリス固有の言語ではなく、現在のイギリス国民の祖先がヨーロッパ大陸からブリテン島へ  持ち込んだ言語なのです。

 つまり、今のイギリス人の祖先であるゲルマン系の民族がイギリスへ移住した年を「英語の始まり」
と考えられています。その記念すべき年は449年になります。英語という言語が生まれておよそ1500以上が経過したことになります。

 そもそも、ゲルマン民族が来る前、イギリスにはケルト人が住んでいました。彼らはローマ人の支配下にありましたが、周辺民族や海賊から彼らを守ってくれたのもローマ帝国でした。しかし、ローマ帝国にも滅びる時が来ます。

 ローマ帝国の崩壊とともに、それまでイギリスのケルト人たちを守ってくれたローマ軍は全て撤収してしまいます。ケルト人たちは先ほどの周辺民族と海賊に脅かされ、四面楚歌の状態に陥りました。

 そこで、イギリスのケルト人の王は、北ドイツ地方にいたゲルマン民族のアングル族・サクソン族・ジュート族に助けを求めます。

 最初、この3つの民族は約束通りケルト人たちを助けてくれましたが、すぐに裏切りイギリスを征服し始めたのです。今日のイギリス人の祖先の登場です。

 そしてこの3つの民族の中で最も数の多かったアングル族の名前から、イギリスは「アングル人の土地」と呼ばれ、それが Engla land となり、現在の England の語源となりました。さらに、彼らの話すことがアングル人の言葉 Englisc と呼ばれ、現在の English の元になったのです。

 このアングル族・サクソン族・ジュート族が大挙してイギリスに押し寄せたのが449年であったので
この年を英語の始まりと見なすようになったのです。

 短くまとめるつもりが長くなってしまいました。大学の英語史の講義で1時間目に学習する
ような初歩的な内容でした。

 最後に、英語に対する疑問は英語の歴史を知ることにより解決することが多いです。

 例えば、スペリングと音は一致しない。
     see  ○/スィー/ ×/セー/
     child ○/チャイルド/ ×/チルド/
     moon ○/ムゥーン/   ×/モーン/
island ○/アイランド/ ×/アイスランド/
 など挙げればきりがありません。

 この「なぜ?」に答えてくれるのが英語の歴史なのだと思います。

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William Caxtonの印刷所の設立(1476年)によって、英語が初めて活字で印刷され、統一されたスペリングがイギリス国内に広まりました。

当時のスペリングは yをiと記したり・・・tyme (time)
vをuと記しています・・・haue⇒have。
スペルに関しては、方言のように地域ごとに異なっていたと言われています。

大学の授業で、Caxtonによって印刷された、誰もが知っているイソップ童話の「アリとキリギリス」を読むことになりました。

日本では、冬になってお腹を空かして困ったキリギリスにアリが自分の食べ物を恵んだという優しいアリの姿が描かれていますが、

実際は、食べ物のないキリギリスに対して、アリは次のように言っています。

Of my corne shalt not thou none haue
And yf thow hast songe alle the somer
danse now in Wynter

『自分の食料は誰にもあげない。夏の間ずっと歌っていたんだから、冬になったら踊っていればいい。』

と突き放しています。

ところで、この時代の「アリとキリギリス」は‘The ant and the sygale’になっています。

キリギリスなのだから、grasshopperだよなぁ・・・、なぜsygaleなんだろうという疑問が頭を抱えるようになりました。当然、この‘sygale’はどの英語辞書には載っていません。

実は、「アリとキリギリス」は、かつて「アリとセミ」だったということがわかりました。

セミは熱帯に生息し、ヨーロッパではなじみが無い昆虫のため、ギリシアからアルプス以北に伝えられる過程で「セミ」が「キリギリス」に変わったのだそうです。

このイソップ物語はCaxtonがフランス語から英語に翻訳したものです。「セミ」は英語で‘cicada’ですが、フランス語では‘cigale’です。当時はiをyと表記してたので、‘cygale’そして、語頭の c を s にすると、sygaleになります。

つまり、この作品は、タイトルは「アリとセミ」・挿絵は「アリとキリギリス」だったのです。内容は語り継がれていくうちに「セミ」から「キリギリス」へ変わりましたが、タイトルは「セミ」のままだったんですね。きっとこのタイトルもある時代を境に「アリとキリギリス」になると思うのですが。

15世紀の英語と現代の英語の比較はなかなか面白かったです。

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日本語の「は」は主語を表す助詞とばかり思っていました。
今回は、この「は」について考えてみます。

確かに「私の名前は太郎です。」の「は」は主語を導いていますから
「私の名前」が主語、「太郎です」が述語と言えます。

しかし、「は」=主語と考えると、このような間違いが発生します。
旅行先の英語圏で、飲み物を英語で注文するとき・・・

‘I am Orange juice.' 「私はオレンジジュースです。」
‘He is coffee.’   「彼はコーヒーです。」
‘She is lemon tea.’ 「彼女はレモンティーです。」 

これは、何を意味するかと言うと
私=学生
私=日本人
と同様に
私=オレンジジュース
彼=コーヒー
彼女=レモンティー
というように3人とも液体人間になってしまうのです。

そうすると、どうも日本語の「は」が主語を表すわけではないということがわかります。

この「は」は主題を表します。
「〜については・〜においては・〜に関しては」を表すのです。

ですから、「ぼくはウナギだ」という文は、ぼく=ウナギではありません。
次の文脈で現れると正しい解釈が可能になります。

A:私はカツ丼にします。あなたは何にしますか?

B:ぼくはウナギだ

日本語の「は」に主題を表す性質が強いことを忘れてはいけないんですね。

よって、先ほどの日本文は次の意味を表しています。

 「私はオレンジジュースです。」
⇒「私にについては、オレンジジュースです。」

 「彼はコーヒーです。」
⇒「彼が飲みたいのは、コーヒーです。」

 「彼女はレモンティーです。」 
⇒「彼女が注文するのは、レモンティーです。」


よって

‘I'llhave Orange juice.' 

‘He'd like coffee.’   

‘She'd like lemon tea.’

が正しい英語になります。

考えてみると、‘I am Orange juice.'なんておかしな表現ですが
 日本語では「私はオレンジジュースです。」は使われる文脈によっては成立するんですね。

A:ぼくはコーヒーにしたけど、あなたは何を注文したの?

B:私はオレンジジュースです。

他にも、「俺は眞鍋かをりだ!」も可能ですよね。

A:自分は広末涼子が好きだなぁ・・・おまえは誰のファン?

B:俺は眞鍋かをりだ!

と言えてしまいます。これで勘違いをして、I am Manabe Kaori.と言ってはいけないのです。
I like / love Manabe Kaori.ですね。気をつけないと間違えそうです。

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今日は、動詞を中心とした日本語と英語の「意味のズレ」を紹介します。

□日本語の動詞の特徴:行為を表す・・・「影響力が弱い」「結果を含意しない」

□英語の動詞の特徴:行為と意図の達成を表す・・・「意図性が強い」「目標達成を含意する」

つまり、日本語の動詞は「行為」のみを表し、英語の動詞は「行為→目標達成」まで表す。

従って、次のような違いが生じる。

以下では、 a.日本語の文は成立するが、b.英語の文は成り立たない非文である。

1.
a.燃やしたけど、燃えなかった。
(火を点けたという行為のみを示すので、実際は燃えていなくてもよい)

b.*I burned it, but it didn't burn.
(burn:燃やすという行為により、実際に火が点いて全て燃えてしまうことを示すので、この文は矛盾)

2.
a.混ぜたけど、混ざらなかった。
(かき混ぜるという行為のみを示すので、水と油のように最終的に混ざらなくてもよい)

b.*I mixed them, but they didn't mix.
(mix:混ぜるという行為により、その結果、混ざり合ったという結果を示すので、この文は矛盾)

3.
a.彼を起こしたけど、起きなかった。
(起こしたという行為のみを示すので、彼はそのまま寝続けてもよい)

b.*I woke him, but he didn't wake.
(起こしたからには、絶対に彼は起きていないといけないので、この文は矛盾している)

4.
a.ジョンはメアリに電話したが、彼女は留守だった。
(電話したという行為のみを示すので、相手と話をしていなくてもよい)

b.*John called Mary, but she was out.
(電話したからには、相手と話をするという目的を果たしているはずなので、この文は矛盾している)

5.
a.ジョンはメアリを来るように説得したが、彼女は来なかった。
(説得しただけで、来るか・来ないかは関係ない)

b.*John persuaded Mary to come, but she didn't come.
(説得した以上は、必ず来なければならない)
つまり、英語の「説得する」を表すpersuadeは「説得して、相手が納得して、言われたことを実行する」までを含む。

6.
a.ジョンはメアリが問題を解くのを手伝ったが、彼女はその問題を解くことができなかった。
(手伝ったが、その結果までは気にしていない)

b.*John helped Mary solve the problem, but she was not able to solve it.
(メアリその問題が解けるようになるために手伝ったのだから、彼女が問題を解けるようにならないのはおかしい)
つまり、英語の「助ける」を表すhelpは「相手を助けて、〜ができるようになる」までを含む。


さすがに、次の例は日本語でも英語でも成り立たない。

7.
a.*殺したけど、死ななかった。

b.*I killed him, but he didn't die.

日本語対英語の「一対一対応」では正確な解釈ができないとも言われるが、1〜6はその典型的な例である。

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言語の構造は話者の考え方・文化を反映しているとも言える。

高校では「注意すべき日本語と英語の表現方法の違い」として次の事項を教える。

  日本語    英語
「驚く」  ⇒ be surprised
「疲れる」 ⇒ be tired
「喜ぶ」  ⇒ be pleased
「興奮する」⇒ be excited

つまり、日本語では自動詞のような表現であるが、英語では受動態となっている。

「驚く」も be surprised も表している内容は同じである。

「原因」→「驚かせる」→「人」

「何らかの原因があって、その原因が人を驚かせている」のは日本語で英語でも同じである。

しかし、表現方法に違いがある。

英語は、「原因」に焦点を当て、「原因」→「驚かせる」→「人」の全体の流れを表そうとしている。

「人」が驚く場合でも、必ず「驚く原因」があって、それが「人」を驚かせているという考え方なの
である。

だから、表現形式は、X suprise 人. → 人 is surprised by X.

一方、日本語の場合は、「原因」に焦点を当てず、「人」に焦点を当てて、「驚かせる」→「人」のみを表そうとしている。

「原因」を明示しないのに、「驚かせる」は奇妙であるから、それは「驚く」に変わり、「人」→「驚く」というあたかも自発的に変化したかのような考え方になる。

だから、表現形式は、人 が/は 驚く.となる。

日本語では「人」、英語では「原因」に焦点を当てているので、両者の表現方法に違いが出てくるのである。

そうだったのか・・・。やっとわかったぞ(^^)/

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