一昨年の年越し派遣村の村長として脚光を浴びた湯浅誠氏のドキュメント。
昨年、市民運動の実績?を買われて内閣府の参与となった湯浅氏。番組は参与になったところからスタートし、辞意を表明したところまでを追っています。
私は湯浅氏の目指す貧困対策がどんなものなのか興味があったので番組を見ました。
番組の中で氏が一番熱心に取り組んでいたのはワンストップサービスと呼ばれる窓口の一元化でした。窓口の一元化というのは、雇用相談、住宅問題、生活保護の申請などを一ヶ所にまとめること。利用者の利便性向上、関連部署の連携が目的のようです。
確かにそういう窓口があると便利です。
しかし、これが上手くいかない。いわゆる縦割り行政というヤツです。
前例の無いことに躊躇する役人、苛立つ湯浅氏。番組はこんな感じで構成されていました。
番組を見た印象では、とにかく腰の重い役人vs失業者の味方ユアサという解りやすい構図になっていました。
結果的に、いくつかの自治体でワンストップサービスがスタートしたようですが、この程度のことならわざわざ民間人を使わなくても政治主導を掲げる民主党なら朝飯前のような気がするのですが…。
その後このワンストップサービスがどうなったかは番組では触れていませんでしたが、どうなったんでしょうね。
そういう所を深く掘り下げてほしいのですが、この番組は湯浅氏の個人を追ったドキュメントのため省略されたようですね。
結局、番組を見ただけでは湯浅氏がどのように貧困対策に取り組むのかは判らず終いでした。しかも当の湯浅氏は参与職の辞意を表明。番組ではここで終わっていましたが、結果的には辞めてしまいました。穿った見方をすれば番組にために参与になったのか?とも思えてしまいます。
その他番組で印象に残ったこと。
官僚は失業者対策に熱心ではない。まあ役人なんて事なかれ主義に塊みたいなものだと改めて実感。
地方自治体は生活保護の増加を危惧している。税収が落ち込んでいるのだから当然でしょうね。限られた財源をいかに有効に使うか?ここが重要です。
越年施設に入居した失業者の声。何もしてくれない行政に不満をぶつけていたが、仕事は与えられるものではなく自ら探すという根本がわかっていないように感じた。こういう受け身な体質を変えないと働き口はいつになっても見つからないような気がする。
終始ラフな服装の湯浅氏。会議や交渉の場でもスーツを着るわけでもなくラフな格好。違う意味で見た目には気を使っている印象。
今晩、深夜に再放送する予定なので興味のある方はどうぞ。
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