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まず、中日新聞より引用。 温暖化防止に原発を強調 原子力白書、耐震不安増も 原子力委員会(近藤駿介委員長)は21日、地球温暖化防止対策に原子力エネルギーの世界的な利用拡大が不可欠と強調する一方、新潟県中越沖地震で原発が被災、耐震性への不安が増し、国や電力会社の取り組みに改善の余地があるとする2007年版原子力白書を閣議に報告した。 白書では、原発は発電の際に温室効果ガスを出さず、国際社会でも温暖化対策として有効との認識が広まっており、京都議定書に定めがない13年以降の温室効果ガス削減の国際的枠組みで、原発を有効な対策と位置付けるための働き掛けが重要としている。 国内では、青森県六ケ所村の再処理工場の試運転が進み、プルサーマルの実施に向けて「前進の兆しが見えてきた」とした。 だが07年には臨界事故隠しなど電力会社の不正が判明、中越沖地震による東京電力柏崎刈羽原発の運転停止が長期化し、設備利用率が低下。高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定も難航している。個人的には正直「危険」だと思います。この記事にも、白書にもあるように中越沖地震による耐震性の問題、そしてこの記事の末尾にある高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定。コレも「アメとムチ」(札束ちらつかせ、受け入れ先にお金を上げるよー)によって選定しようという、しかも国は具体的な候補地を示しているのでしょうか? 注目すべきは「ドイツ」です。日経新聞WEBに「環境特集」がありますが、その中から。 http://eco.nikkei.co.jp/column/article.aspx?id=20080118ch002ch 一部引用。 太陽光発電システムの担い手は日本、ドイツ、アメリカの3カ国である。特に日本は2000年代の初期まで世界のほぼ半数を1国で占める太陽光発電大国であった。 これに対して近時伸張著しいのがドイツだ。2004年に年間設置量(MW)で初めて日本を抜いて世界一となった後、2005年末には累積導入量でも僅かながら日本を上回り、フロー、ストックの両面で文字通り太陽光発電のトップに躍り出ている。ちなみに人口1人当たりでみても、ドイツ 17.3W/人、日本の11.1W/人の2カ国だけが突出している。このことは皆さんご存知でしょう。日本は技術こそ最先端を行っている、と思いますが、実用化には時間がかかる、あるいは至っていないのだと思います。 今重要なのは火力発電からの脱却だと思ってますが、だからといって「原発を増やせばいい」とは思いません。日本と言う国の特性を考えれば、その危険性は明白。 既存の原発の危険性について、マガジン9条で明石昇二郎さんが語ってくれています。 結構な長文なので、一部引用で勘弁して下さい。。 その1、その2 たまたま運が良かっただけの“柏崎刈羽”原発 例えば、柏崎刈羽には7基の原発があるわけですが、地震以前から、地盤に歪みがあって原発自体が傾いていた事実も指摘されている。それが、今回の地震で決定的に傾いた。不幸中の幸いで、とりあえず暴走事故には至らずに済んだわけですが。でもね、これはたまたま運がよかっただけですよ。だってね、例えば排気筒から放射性ヨウ素が漏れ出してしまった7号機なんか、本当の岩盤ではない「人工岩盤(マンメイド・ロック)」の上に建っている。東京電力は「原子炉建屋は岩盤の上に直接建てています」と言いながら、岩盤がなければ「人工岩盤」を造ってまで、むりやりその上に建てていたんです。つまり、この土地の地盤の強度に、東京電力自身も不安を持っていたということです。それを補強するために、人工岩盤を造って、その上に原発を建てた。柏崎刈羽原発は、ほんとうに危険な原発です。地震の規模を甘く想定していたことから、数千ヵ所で崩壊や破壊が起きていたわけで、これをなんとか修復して運転再開しようなんて言っていますが、僕には正気の沙汰とは思えない。 原子力安全委員会の謎 国の原発の耐震指針の改訂を議論するのが、原子力安全委員会というところなんですが、その専門委員のお一人の石橋克彦神戸大学教授(地震学)が、この会議のあまりのひどさに激怒して、専門委員を辞任しました(06年8月)。「安全委員会は4月に改訂案を発表し、それに対し一般からの意見を公募した。最終案にはその公募意見も取り入れるべきだと、主張した。だが、それがまったく反映されない。それでは、意見を寄せた人たちへの背信行為になる」というのが、石橋先生の辞任の理由でした。僕が取材したとき、特に大きな問題として石橋先生が指摘なさったのが、改訂案発表後に発覚した島根原発近くの活断層の問題だったんです。 国の原子力安全委員会の議事録を読み込んでいくと、妙なことに気づくんです。審査をお願いするほうと、その審査を行う側に、同じ人物が関わっているという事実です。電力会社が原発建設の申請を国に出しますよね。その申請に関していろいろとアドバイスしている人物が、実は国の審査会の委員でもあった、ということです。そのうちのお一人が東京工業大学の衣笠善博教授です。この方は、中国電力が島根原発3号機の原子炉設置許可申請前に実施した活断層調査に関わっています。そこで、中電に対して技術指導を行っているんです。もちろん、そのこと自体に問題があるわけじゃないですよ。でも、衣笠氏は、中電からの申請を審査する経済産業省の原子力安全・保安院の委員も兼ねていたんです。国が島根原発の安全審査を実施した際、保安院の委員として、国の審査にまで関与していたんですよ。許されるも何も、それが事実なんですから。だから、むちゃくちゃなことが起こります。これは「その1」からの引用ですが、自分で引用しててこの「原子力委員会」を正直信じていいものかわからなくなってきました・・・。全編は上のリンクからご覧になれますので、興味のある方は是非。 「原発」は環境に優しいかも知れないが、負のリスクも大きい。私はヨーロッパ、EUの環境努力を見習ってほしい、と思う。
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日本では原発までが政官業の利権優先で作られているみたいですね。国民の安全を第一に考えつつ、環境も含めさまざまな可能性を探っていってもらいたいですが。
2008/3/21(金) 午後 7:49 [ mus*in1*6* ]
この問題は出る度に思う(言ってる)んですが「二酸化炭素より百倍怖い放射能吐き出す施設作ってどーすんのさ!」と;環境破壊しまくりではないか〜;原子力発電の元のウランは石油と同じ枯渇資源。埋蔵国も限られているから、いつか稼動できなくなるでしょう。バイオマスとか環境破壊を最小限にとどめられる継続エネルギーは探せばあるのに、それをやられるとが儲からなくなる者達がつぶしてるんでしょうね。はあ〜;
2008/3/22(土) 午前 9:34 [ coc*u*oko ]