ニッポンを改造するBYかんすけ

3月22日、20000HITです、ありがとうございます。

全体表示

[ リスト ]

今日は、私用で病院にいってきました。
いつものかかりつけの医師と会話していたところ、「生活保護世帯にも『カット』が及ぶ」との噂を耳にしました。その原因は滝川市生活保護不正詐欺事件だというのです。

まず、滝川市生活保護詐欺事件とはどういう事件かを振り返る必要があると思います。
生活保護費詐取で夫も逮捕 タクシー補助悪用 北海道滝川市
生活保護受給者に通院で使用したタクシー代金が自治体から支給される補助制度を悪用した詐欺事件で、北海道警は21日、詐欺容疑で逮捕された片倉ひとみ容疑者(37)の夫で無職の勝彦容疑者(42)=滝川市=を同容疑の共犯として逮捕した。逮捕者は計4人になった。
調べでは、勝彦容疑者はひとみ容疑者らと共謀し、滝川市福祉事務所に対して、10月26日から11月1日までに、身体障害者の認定を受けているひとみ容疑者が、介護タクシーを利用し約100キロ離れた札幌市の病院に通院したという虚偽の書類を作って提出、市から150万円をだまし取った疑い。
道警は、昨年ごろから不正受給が始まり、総額1億円を超えるとみて追及している。

生活保護を受けている人は自家用車の所有が認められていないために通院でタクシーを利用した際、交通費が全額支給される。居住する自治体が審査して決めている。
このエントリでは詐欺金額がいくらとか、そういうことをテーマにする気はありません。
問題は「ココ」です。
生活保護を受けている人は自家用車の所有が認められていないために通院でタクシーを利用した際、交通費が全額支給される。居住する自治体が審査して決めている。
概ね僻地居住者の場合、自動車がないと通院が困難な場合のみ認められている、と言うのが今まででした。
参考;http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3574777.html

さて。
そこで発生したこの滝川の詐欺事件。確かに制度を悪質に利用した「犯罪」です。見抜けなかった行政・市の責任が今厳しく問われています。
このエントリでは市の責任は問いません。

この「事件」を「きっかけ」として、悪意の無い生活保護者の「交通費」を更に圧縮しようとする動きが厚生労働省にあると言うことです。

厚労省:生活保護世帯への通院交通費支給、原則緊急時に限定−−来月から
◇来月1日から−−詐欺事件受け

生活保護を受けていた滝川市の夫婦が介護タクシー代をだまし取ったとされる詐欺事件に絡み、厚生労働省は生活保護世帯への通院交通費の支給を原則として災害などの緊急時に限定することを決め、都道府県の担当者に説明した。通常時で身体障害のため公共交通機関が利用できないなどの事情がある場合でも、自分が住む福祉事務所(道内59カ所)の管内の医療機関への通院に限る。今後、具体的な基準を決め4月1日から適用する。
生活保護世帯に関係した詳細を定めた国の医療扶助運営要領は、通院交通費は「移送に必要な最小限度の額」と規定し、支給対象などについて明確な基準はない。厚労省は支給対象を、災害現場からの緊急搬送▽離島からの搬送▽移動困難な患者に対する医師の指示▽移植手術を行う医師の派遣や臓器の搬送−−などに絞る方針だ。
例外として、電車やバスの利用が難しい身体障害者がタクシーで通院する場合▽へき地に住んでいるため最寄りの医療機関までの通院費が高額となる場合▽行政の命令で検診する場合−−に限り、通常時の通院交通費支給を認めることを検討している。ただ、その場合でも支給の是非を福祉事務所で慎重に検討するように求める。
滝川市の夫婦は昨年までの2年近くの間に、通院交通費を2億3000万円以上受け取った。このケースでは実際は札幌市に住んでいるのに、滝川市から札幌市に通院していたと装っていた。今後は長距離の交通費は支給されなくなるなど、支給対象は大幅に制限される。
本日付でどのような省令が出たのかは不明です。

医療の過疎化が進み、身近の病院が次々と閉鎖に追い込まれています。診療所に形を変えて運営するところもあります。満足な医療を受けるためには遠方の病院に通わなければならないこともあるでしょう。

この事件を受けて基準を厳しくすることが妥当なのでしょうか。

また、この件は「国会」を経ているのでしょうか。行政の独断ではないでしょうか。

本日から施行される「後期高齢者医療制度」と絡めて考えると、厚生労働省には「医療費の抑制」しか考えていないのではないか、と注文をつけたくなります。
弱者がますます病院に通えない環境を作っておいて、医療費削減が「成果」として残る・・・国民の生命はそんなモノなのかと思ってしまいます。

こんなことが行われているのが「実態」なのです。

自分は生活保護なんか関係ない・・・そんな事はありません。人生好調期もあれば一気に転落することもあります。身体の健康もいつ、どんな病が襲ってくるかわかりません。
国民年金保険料は今年も増加。物価も上昇を始めました。ガソリンが下がったからといって生活が楽になったわけではありません。

もし、万が一自分が「生活保護」になったら・・・参考にしていただきたい、と思います。

閉じる コメント(7)

顔アイコン

2年間で2億からの搾取(かな?)は言語道断ですが、それを見抜けない『ぬけ作』な行政・・つまり中央の指示通り、マニュアル通りでしょうか。
しかし、この1件ですべてに規制がかかるというのは行政の責任放棄でしょう。
現実に自家用車は持ってはいけない、その他の制約のある生活保護者、要介護者はどうするんでしょう。
厚労省は人の命をまったく守る気はないでしょうね・・薬害にしても遙か前に解っていてもある意味『天下り先』の製薬会社とお仲間・・!
先進30カ国中福祉も社会保障も医療もほぼ『ワースト』という国です。
そして年間3万人の自殺者・・ベトナム、イラクを遙かに上回っています・・日本は保護者、要介護者にとってはまさに戦場と思えますね。
ま、大臣が100年呆けプランの坂口・・そして似非評論家の桝添です。
勝手に自己防衛しろと言うことでしょう。
ひどすぎます・・!!

2008/4/1(火) 午後 8:48 ワンチャン

顔アイコン

確かに不正受給は後を絶ちませんが=生活保護費カットというのは、短絡過ぎというか・・・。福祉事務所の担当者がきちんとチェックしてれば、こんなになるまで気づかないって事もないでしょうに。

私の周りにも病気などで生活保護費を受給されている人はいますが、皆さん自立を目指して、とても努力されていますよ。それに、保護費を貰うことに罪悪感まで持ってます。当然の権利なのにね。

2008/4/2(水) 午後 4:35 [ akira ]

顔アイコン

通達のようなものが法律のように扱われてしまうのも問題なのかもしれませんね。
「ベンツに乗りながら給食費未納」といったようなマスコミの取り上げ方と似てますが「政官マスコミ」はあうんの呼吸なのかもしれません。国民は煽動に気をつけねば。

2008/4/2(水) 午後 6:32 [ mus*in1*6* ]

顔アイコン

しかし笑っちゃうのは首相が「後期高齢」の表現が良くないから何かもっと違う表現で・・それが「長寿医療」になったとか(毒爆)むふふふ「中身は変えるなよ・・」といったかどうか(爆)呆れて怒るのも通過しちゃうぜ!!.。o○ポチ、

2008/4/2(水) 午後 9:52 [ wagamama ]

顔アイコン

本ブログにおいては「後期高齢者医療制度」で押し通します。
「廃止」すべき法案ですので。

2008/4/2(水) 午後 9:56 b_z*f*n_s*ij*_3

顔アイコン

はじめまして、「こんな記事もあります」からお邪魔しました。
まったく持って同感です。国は金を文句を言わない人たちから削減してるとしか思えない。生活保護とて今や申請しても認定する気が無いみたいだし、生活保護の受給額が年金より多いから引き下げるなんて事も言ってる。生活保護は最低限の生活保障です、だったら年金を受給を引き上げる論議にならなきゃおかしいと思いませんか?

2008/4/7(月) 午後 2:25 青森市民

顔アイコン

そうですね、年金額の上限を上げる。
なんでも「抑制」ではダメだし、取れるところから取る、でもダメ。
まず無駄遣いからでしょう、普通。
ありがとうございました。

2008/4/7(月) 午後 2:49 b_z*f*n_s*ij*_3

開く トラックバック(5)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事