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自分達の「都合」が悪くなると「法改正」をちらつかせる、あるいは実行する・・・。 国民の55%が「首相問=解散」(毎日新聞世論調査)と言っている中で今の「衆議院」に「国民の声」が反映されているとは到底思えない。 そんな中でも自民党はこのような「愚行」に及ぼうとしているのだ。 与党、衆院優越を検討 同意人事で、今国会は困難;東京新聞。 自民、公明両党は9日、日銀総裁人事が決着、正副総裁候補4人が不同意とされたことを踏まえ、日銀法など関連法を改正し重要ポストの国会同意手続きに「衆院の優越規定」を盛り込む検討に入った。 与党は同日午後、「同意人事の在り方に関する検討会議」(座長・小坂憲次自民党国対筆頭副委員長)を設置、初会合を開いた。今後は自民、公明両党の政調関係者もメンバーに加えてプロジェクトチームに格上げし、憲法学者からの意見聴取なども経ながら議論していく方針を確認した。 これに関連し、自民党幹部は記者団に「衆院の優越を検討すべきだ。日銀法だけでなく、同意人事全体について考える必要がある」と強調。しかし、この行動は1997年(平成9年)に法改正され、削除された「衆議院の優越規定」を「復活」させようとするものだ。 先の東京新聞の記事にはこう書いてある。 ただ、ポストの大半は1990年代後半に「参院重視」としていったん削除した優越規定を復活させることになるため与党内にも慎重意見がある上、野党の反発は必至。今国会への法案提出は極めて困難で「当面は民主党のけん制」(閣僚経験者)にとどまりそうだ。たったの12年・・・。自分達が決めた法案で物事が決まらないと元に戻そうとする・・・。 (参考)日銀法【平成9年6月18日法律第89号】
改正の標的はここだろう。(役員の任命) 第23条 総裁及び副総裁は、両議院の同意を得て、内閣が任命する。 2 審議委員は、経済又は金融に関して高い識見を有する者その他の学識経験のある者のうちから、両議院の同意を得て、内閣が任命する。 3 監事は、内閣が任命する。 4 理事及び参与は、委員会の推薦に基づいて、財務大臣が任命する。 5 総裁、副総裁又は審議委員の任期が満了し、又は欠員が生じた場合において、国会の閉会又は衆議院の解散のために両議院の同意を得ることができないときは、内閣は、第1項及び第2項の規定にかかわらず、総裁、副総裁又は審議委員を任命することができる。 6 前項の場合においては、任命後最初の国会において両議院の事後の承認を得なければならない。この場合において、両議院の事後の承認が得られないときは、内閣は、直ちにその総裁、副総裁又は審議委員を解任しなければならない。 単刀直入に言えば、これこそが権力の乱用である、と思う。 「対話重視路線」を掲げていた福田内閣、政府与党の「与野党のパイプ・信頼関係」がいかに薄っぺらいものであったか。そのことは先のエントリ肝炎協議打ち切り・与野党協議会解散・「与党の意思統一」出来ず。でも書いたとおり。 呼びかけておいて「はい時間切れ」で自分達の主張を押し通すようなことを平気でやっているのだ。実際衆議院における予算案審議はそうであった。「時間の問題」ではない、「中身の問題」だ。一ヶ月近くかけてボロボロ穴が出だしたところで「与党の都合」で強行したがために野党はそっぽを向いてしまった。私は今回の予算修正協議も安易に応じるべきではないと思っている。 法案と「与党合意」の整合性が取れていないからだ。 野党の事情がどうあれ、人事提出権は政府にしかない。 個人的には総裁が決まったのだから殊更騒ぎ立てるほどのことでもないと思っている。 副総裁はすでにもう一人決まっているのだし。 ただし、民主党・鳩山幹事長が言うように「財務省を敵に回した」のだけは間違いないだろう。 それでいい、と思う。不祥事以来復権した財務省にお灸を据えたのだ、と思えばいい。 ☆財務省天下りの実態 本日付日刊ゲンダイに財務省天下りリスト88人という記事が載っていた。 政策投資銀行副総裁公正取引委員長ゆうちょ銀行社長(!)ゆうちょ銀行って出来たばっかり、なのにすっぽり収まってる。これが最大の権力を持つ官庁の「力」だとすると・・・。 財務省が「日銀枠」にこだわったのもわかるような気がします・・・。 ☆政治の見方という田中良紹氏のコラムがあります。一部引用。 今回の討論では初めに小沢代表が福田総理の表明した道路特定財源の一般財源化が機関決定されていない点を質した。一般財源化が閣議決定も党の総務会決定もなされていないからである。つまり総理は道路族をまだ自らの手で制圧していないのである。しないまま暫定税率を期限切れにして「こうなったのは民主党の強硬姿勢のせいだ」ということにしている。その点を突いた。 総理は一応「やりますよ」と言いながらその話にはあまり触れたがらない。むしろ日銀総裁人事に話を移した。これは民主党を分断する格好の材料だから総理はなるべくこの話をしたい。そこで「誰を信用したらよいか正直翻弄されました」とか「権力の乱用です」などと小沢代表の強硬姿勢に反発する民主党内の勢力に向けたアピールを行った。さらに総理は「ねじれ国会」の現状についても、参議院で否決をせずにずるずる引き延ばす民主党の戦術について「時間がかかりすぎますよ」と文句を言い、「かわいそうなくらい苦労してますよ」と国民に同情を求める発言を行った。 これが「民主党を激しく批判した」と言うことなのだろうか。それよりも「思うようにならない国会運営に嘆き節」というのが私の見方である。「青筋立てて怒った」という記事もあったが、私にはむしろ小沢代表に何とかしてくれとお願いをしているように聞こえた。福田総理のこれまでにない口ぶりに、小沢代表は苦笑するばかりだった。むしろ2兆6千億円の財源不足をどうするのかと福田総理が質問し、小沢代表が財源のありかを指摘したやり取りは、総理と野党党首の立場を入れ替えたようで、私などはそちらの方に注目した。それにしても新聞・テレビと私とではどうしてこんなに見方が違うのだろう。 今回の党首討論のキーワードは「激しい民主党批判」ではない。「去年の参議院選挙の結果」である。小沢代表は「参議院で野党が過半数を頂いたという事は、予算編成も事前に野党と協議しなければ駄目だということだ」と発言した。「与党が一方的に予算を作って、衆参両院で多数を持っていた昔のように、とにかく早く通せというのはもう通らない。それを政府与党は全く理解していない」と言った。理解していないのは新聞やテレビも同じである。私もこう思ってみていました。どっちが首相なのか、と。 |
政治に思う事
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如何もお疲れ様です。記事同感です!
私も今日、先日の党首討論の内容をいろんな新聞で再確認しましたが、活字もテレビでも、福田さんのいったことを診ても、月とスッポンで総理の立場が論理的に逆で、大人とガキの差でしたね(苦笑)小沢さんは流石に経験豊かで今までで一番の説得力があったのではないでしょうか?良かったです!.。o○お疲れポチ!
2008/4/12(土) 午前 1:34 [ wagamama ]
すでに昨年の夏の参院選でも与野党のが入れ替わったような印象でした。
ずっと続きますねこの症状が・・だったらホントに替わって貰いたいものです。
衆院愉悦なんて持ち出すところも自公政権の今の状況を物語っているのでしょうがそう簡単に都合良くルールを変えて貰っちゃ困りますね。
ま、公約も何もコロコロ変えるのがこの偽装政権の特徴ではありますが退場して貰いたいです。
天下りリスト戴きます・・詳細な記事でパチパチ・ポチ。
駄文TBさせて貰いました邪魔なら適宜・・。
2008/4/13(日) 午後 1:00