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本日、内閣から新人事の提出があった。田波国際協力銀行総裁を日銀総裁に、西村日銀審議委員を副総裁に、と言うものだ。 結論から言うと、 日銀総裁が財務事務次官経験者の「天下り先」になるかどうか、だ。先の武藤氏といい、今回の田波氏といい、財務・大蔵省事務次官経験者である。おそらく、推測ではあるがこの人事案は財務省主導により行われているものと思われる。 こだわりが尋常ではない。福田内閣はそれをそのまま提示しているに過ぎないのではないか。 というのも、天木直人氏のブログ官僚組織に屈する政治家とメディアを読んで、何かすーっと整理がついたのである。 一部引用する。 これは、私がキャリア官僚であったから書ける事である。しかしキャリア官僚が官僚を辞めたからといって誰もが書けるわけではない。官僚組織から決別して生きる覚悟をした者だけが書けるのである。 「潮」という月刊誌の4月号に、田原総一郎が極めて興味深い事を明らかにしている。小泉首相にインタビューした時の小泉首相の言葉を紹介しているのだ。 ・・・そんなこと俺には出来っこない。官僚すべてを敵にまわすことになる。それにメディアをも敵にすることになる・・・ 私はこの小泉首相の言葉を知ったとき、私が抱いていた小泉政治の本質を見る思いがした。つまり小泉政権とは、官僚組織とメディアを味方につけた三者による合作政権であったということなのだ。 17日の毎日新聞「風知草」で山田孝男編集委員が、元衆議院議員田中秀征の次の言葉を紹介している。田中は副総裁・武藤を総裁に昇格させる政府案に次のように反対する。すなわち財務省出身の武藤の総裁を阻むこと、そのものに意味があるというのだ。 ・・・昇格といっても実態は最強官庁である財務省からの天下り。それを認めないことで、霞が関改革が期待できる・・・ これが正しい。私が繰り返し言っていることだ。しかし政治家を離れ、もはや評論家に徹した感のある彼だから言えることであって、このような発言を本気で行う政治家やメディアはほとんど見当たらない。 日銀人事問題は、官僚組織を敵に回してまでも官僚支配を崩せるか、崩す覚悟があるか、の問題なのである。ちなみに、私はこの田中秀征氏の書くコラムが好きだ。よく読んでいるが正論が大半であり、納得させられる。今回、おそらく野党は「不同意」を出すであろう。しかしそれは正しい判断だ、と思う。 逆にこのような「天下り」人事を提出する政府与党、とりわけ財務省に「嫌悪感」を覚える。 これは政党対政党の戦いではない。国会対官僚の戦いだと思う。 そして明日3月19日は二つの出来事を思い起こさなければならない。 一つはイージス艦「あたご」衝突事故。原因究明どころか漁船に乗っていた2人の生存の有無すらわからない状態である。この間、石破辞任論はいつの間にかかき消された。しかし一ヶ月経過して原因究明もままならず、終いには事務次官が「五国共和」と言い出す始末である。 この方々はいつまで先の大戦を引きずっておいでなのか。 もう一つは米国によるイラク侵攻から5年、と言うことだ。 このことは明日のブログで書こうと思う。 さて、そうしている間にも国会は進んでいる。思いやり予算についての審議が始まった。これもつつけば「膿」が大量に出そうだ。 今更ではありますが・・・。 やはり参議院選挙後に衆議院を解散すべきだったでしょう。 「政治日程」を把握していれば今このようなドタバタは見なくて良かったのではないか、と思います。 たとえ解散せずそのまま、と言うことになっていても、政治日程で日銀総裁等の人事案件・また予算などの来年度関係の議事は決まっていた筈なのです。 もう一点。反対しか能がない野党、と言う声は現状認識が甘い、と言わざるを得ません。 武藤氏が「不同意」になったその日、他に3件あった「人事案」は同意され、成立しています。 たまたま米国に影響され金融が不安定になったときに「日銀人事」が出てきて、「経済不安」「国際的信用」などとキレイ事を並べ立て、武藤氏を後押ししたマスメディアに私は与しません。 去年の12月に額賀財務大臣が「無策」を認めている。そしてその「無策」は更に「無策」を生んだ。その程度にしか思っていません。 イチャモン厳禁。他のユーザーは無視して下さい、あくまで管理人に向けてのコメントを。 ヤフーニュースでの「アンチ民主」工作活動、乙です。 |
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2008年03月18日
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