タカオの雑食

とりとめのない映画レビューです。

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原作は、週刊ヤングマガジン連載の漫画。

自堕落な生活を送っていた主人公カイジが、金融会社の遠藤から、かつて自分が保証人になった借金を突き付けられるも、返済のあてもない。
見かねた遠藤は、一晩で借金一括返済のチャンスが与えられるギャンブル船、「エスポワール」に乗り込ませ、カイジはそこから様々なギャンブルに挑戦し、起死回生を狙う。

ギャンブル主体の映画である。
しかし、その内容は「限定ジャンケン」や「Eカード」などオリジナルのもので、シンプルながら分かりやすく、その中での心理戦。騙し、騙されると言う展開が客を飽きさせない。

そもそもがギャンブルなのだから、描かれるテーマは「欲望」や「勝ち負け」であり、劇中で「勝たねば意味がない!」「金は命よりも重い」などという台詞が、よく出てくる。
カイジと対立する、巨大金融グループ・帝愛グループの利根川はカイジを「今まで努力も積み重ねもせずに、負け続けたくず。」と罵倒する。
これらのセリフは妙な説得力を持ち、たまに「ドキリ」とする。
現代の世の中。ある意味真理ともいえる。

作品自体、原作を知っている人にはツッコミどころ満載らしい。
運よく、僕は原作を一部しか知らないので純粋に楽しめた。
主人公カイジ役の藤原達也は、カイジが借金まみれになり、さらに堕落して、欲に溺れていく様子を見事に演じ、我々の反面教師とも言えるくらいにダメダメな主人公を見せてくれた。

人生を勝ち負けの二元論で語るのは短絡的だが、自分が「負け」だと感じてしまった時、そこで「いやぁ、人生は勝ち負けじゃねぇよ。」と言ってしまえば楽にはなるだろうが、もし、それが現状を打開もせずに、自分を慰めるだけだとしたら、それが本当の「負け」なのではないだろうか。

某金融のコマーシャルを思い出す。
「ご利用は計画的に」
はい。分かりました。

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