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日曜にサザエさんを見ていたんだが、サザエが赤字の家計に色々と節約をするような話で、途中にマスオと波平の「愚痴をこぼしても給料は上がらんしなぁ」というセリフが泣かせるのだ。 サザエとフネは、節約に節約を重ね、育ち盛りのカツオたちのおやつも少なくなってしまった。 サザエ。パートをすればいい。 あのアニメの世界は、男尊女卑で女を働かせないのか。あるいは、女が働こうとしない世界なのか定かではないが、女性が当たり前に社会進出する現代社会で、サザエの生きがいとはなんだろうかと疑問を抱いてしまう。 タラちゃんは、まだ幼いので働かないかもしれないし、家族が生きがいのひとつであることは間違いないが、サザエ自身の個人的なアイデンティティは、どこに存在するのだろうか。 マスオの背広に入っていた、「スナック」と解りやすく書かれたマッチに異様なほど怒り狂う女である。 束縛の強い女なのであろう。 そのうえ、カツオのような狡猾さと、コツ鬼はない経験をもってして、たまに怒られるものの、したたかな面を持つ。 寺山修二をして、「娼婦になるほか、生きる資格のない」とまで言わしめた女。フグタサザエ。 マスオが婿養子同然で同居している理由もその辺にあるに違いない。 |

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