タカオの雑食

とりとめのない映画レビューです。

ま行

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「どんな映画?」と聞かれたときに、どう答えるかで相手の映画に持つ第一印象が変わる。それは見る態度に変わり、ホラーもコメディになったりする。

この作品は「無人島に遭難した人たちが、キノコ人間になる」特撮ホラーである。
みなさん、どうお感じになられたであろうか。
「キノコ人間」という響きに、妙な脱力感を感じて「大したことない。」という印象を持っていやしないだろうか。

それは違うぞ!!

これは無人島で遭難し、追いつめられた人間の集団群像劇である。

ヨットでクルージングしている、セレブな若者たちが嵐にあって遭難し、数日の漂流の後にある無人島に漂着する。水と食料を求めて島内をさまよううちに難破船を発見。その中はカビで覆われており、船長室には「キノコを食べるな」というメッセージ。
難破船内に残されたわずかな食べ物も底をつくうちに、食べ物や、女をめぐり仲間割れが始まり、その中の一人がつにキノコに手を出してしまう。

あるものは見つけた食べ物を一人占めしたり、その食べ物を金で買うやつや、船を修理して協力を呼びかけるふりをして、修理が終わったら一人で逃げてしまうやつがいたり。
90分の作中のほとんどはそういった人間ドラマで構成されており、キノコの化け物「マタンゴ」よりも人間のほうが恐ろしいという印象を受ける。

主役の独白で始まる本作は、いわば「誰が生き残るか」という答えは冒頭で出てしまう。
しかし、ラストでキノコに手を出した恋人を島に残してきた彼は「なぜ、自分はあの島に残ってキノコを食べなかったのか。キノコを食べれば、苦しまずに、楽しく生きれたのに、なぜ帰ってきてしまったんだ。」と後悔をする。

とりあえず、乗りピーにでも見せるべきだろうか。
中島らもがすきそうだ。


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