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「女ってわからない」が「女って怖い。」となって、愛する彼女に言葉を選ぶ羽目になる。 「もっと素直でいたいのに」 普通の女性でも男はてんてこ舞いだ。それがこの映画ではどうだろう。彼女は正義の味方のスーパーヒロイン。 地下鉄の中で見かけた茶髪にメガネをかけたジェニーに出会う主人公のマット。 そこで彼女のバッグがひったくられ、そのバッグを見事取り戻したマットはジェニーと付き合うことになる。 彼女は自分がニューヨークを守るGガールであることを明かすも、二人の関係は順風満帆に見えた。 しかし、嫉妬深い性格や、激しい性欲についていけなくなり、心やさしい同僚のハンナに惹かれていくマットはなんとか彼女と別れられないかと画策する。 しかし、ジェニーの嫉妬はものすごく。Gガールの力を使い、二人の仲を引き裂こうとする。 これは恋愛映画と言っても、「主人公が別れようとする」という非常に珍しい設定になっている。 しかし、「Gガール」というスーパーヒロインを相手にした場合、確かに「別れたい」と思うのは仕様がないこととしてリアルな気がする。空を飛んで、怪力の彼女についていけるほうが珍しい。 劇中ではこの「Gガール」の能力は日常生活として、面白おかしく演出してあり、特にベッドシーンはベッドが壊れ、壁を突き破る。 相手の体が持っているのが不思議なくらいだ。 旋風を巻き起こし、常人ならざる能力で嫉妬心むき出しでマットに嫌がらせをし続けるジェニーは恐怖以外のなにものでもない。 しかし、残念なのは、ジェニー役のユマ・サーマンだ。 彼女のスレンダーな体型はスーパーヒロインとして弱い。ヒステリックで、嫉妬深い雰囲気は良く出ているが、「Gガール」のボンテージなコスチュームがあまり似合っていない。 しかし、この作品はアメコミヒーローものではないし、むしろそういった一連のヒーローたちをパロディにしたような場面も多くみられる。ヒステリーを起こしたジェニーが目の前の災害を無視したり、「Gガールだって休みたい時があるわよ。」などと、あまりに人間臭いことを言う。 男と女である。であったからには悲喜こもごもが待っている。 ケンカしたり、傷ついたりする。その「男女が出会ってしまいました」と言う話をしているだけなのだが、相手がスーパーヒロインなのだ。 しかし、「Gガール 破壊的な彼女」という邦題に、なんともパクリ臭い雰囲気が漂ってきて、この映画をB級にしてしまっている。 いや、間違いなくB級であるのだけれども。 |

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