タカオの雑食

とりとめのない映画レビューです。

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いわゆる「ジャパニメーション」と呼ばれる、日本のアニメーション映画は苦手なものが多い。
そういう苦手なものは大概が押井守監督で、なるほど。僕は押井作品が苦手なんだ。
と言っても、最後に見た押井作品がどれで、いつぐらいだったかなど覚えていない。「攻殻機動隊」をはるか昔に見たが、他にも何か見ているぞ?う〜ん…、なんだっけ?という具合だから、もはや偏見だという可能性もある。
なにしろ、日本のSFアニメは設定が難しくて、劇場映画などになるとその説明が省かれていたりするから最初から置いてけぼりを食らったりする。
僕は極端なさびしがり屋なので、そういう目に会うのはごめんだ。だから持久走でも、いつもみんなが見えるびりを走っていたのだ。足が遅い。

で、「スカイ・クロラ」は職場の人が「なかなか面白かったよ」と言っていたのを覚えていたものだから、レンタル店で「たまにはアニメー映画でも見るか」と思ったところに見つけてしまったのだ。

まず冒頭のドッグ・ファイトの迫力にやられた。CGで再現された戦闘機が実弾を受け爆発し、その爆煙の中をくぐって紺碧の大空に出る。これを劇場の大型スクリーンで見たらさぞかしすさまじかっただろう。声をあげたかもしれない。

ストーリーも「キルドレ」と呼ばれる不老不死の少年少女たちの心情が丁寧な演出で再現されていて、多くのキャラクターは設定上「子供」なのだが、重厚な大人のドラマを見せてくれる。

キルドレと呼ばれる彼らは戦争請負会社に所属していて、「仕事」として戦争をやっている。
キルドレは思春期のある程度の年になると、それ以上歳をとらなくなり、戦死しない限り永遠に生き続ける。故に彼らは生きる実感に疎く、戦争をすることでそれを味わおうとしている。

この設定はものすごく空虚でテーマ性がある。もちろん、現実の世界では実際に子供が生きる手段として戦争をしている実態はあるものの、この作品の中の彼らは自分を道具として正確に認識しているように見える。

彼らはたとえ死んだとしても、その能力や癖などを受け継いで輪廻する。ほとんど同じ人間として生まれ変わって、さらに永遠に生き続ける。


彼らの対象として、「大人」がいる。大人は限りのある存在で、しかし、彼によって多くの仲間が撃ち落とされる。
撃ち落とされては生まれ変わり、また撃ち落とされる。
同じような人生を繰り返す。キルドレは命を知りたがる。

生きるとは何か?僕は死ぬときにその意味が分かればいいと思っている。
人生は大いなる暇つぶしだと誰かが言った。
命が永遠に続いたら、暇つぶしも意味がなくなる。

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「ガンジス河でバタフライ」の著者、たかのてるこが「サハラ砂漠の王子様」という本で、この映画にあこがれてサハラ砂漠に来たというようなことを書いていたので、「一体どのような映画なのだろう」と内容も確かめずにレンタルした。予想は砂漠を旅するキャラバンのドキュメンタリーか何かかと思っていたら、なかなか見ごたえのあるドラマであった。

何もかもを失った夫婦が南アフリカを旅することで何かを手に入れようとする。しかし、二人には過酷な運命が待っている。
二人の運命に砂漠が時に美しく、時にものすごく過酷に見えて、演出を何倍もドラマチックにさせる。

言うが如し。冒頭の二人は自暴自棄のように見える。妻は同行の友人と浮気をし、夫は女を買い、さらに男に追われる。夫は妻の浮気を知りながらも強くは当たらず、同行の男はそれをいいことにすきを見ては逢瀬を繰り返す。しかし、途中夫が友人を出し抜いて、一行から外してから、妻への愛をあらわにし始めるも、夫に異変が現れ始める。

僕はこの作品を見て、どのような感想を述べればいいのだろうと考えるのだ。
愛は物理的に永遠ではなかった。人間は悲しみの中でも生きていけた。悲しみを肉欲で埋めることができた。ここは砂漠。風が砂を巻き上げていくように、そうやって人間は生きていくということだろうか。

だが、ラストの妻は明らかに憔悴しきっていた。本当に何もかもを失ったのだ。

例えば、深い悲しみを持った友人にかける言葉が見つからないように、この映画にかける感想が見当たらないのだ。

ただ人間が生きるという現実。その苛酷。それを含めた愛。
これは「恋愛映画」に分類されているが、それに余りあるほどのドラマがあった。

僕は非常に好きだな。いい映画を見た。

僕はかつて、大型のレンタル店で棚いっぱいのブルース・リーのコーナーを見たことがある。
若くして死んだブルース・リーには出演作自体が少ないにもかかわらず、棚を埋めるソフトの数は矛盾しているが、なんてことはない。ブルース・リーに便乗したパチもの映画が大半を占めているのだ。

本作もそんなパチもの映画の一つ。「新死亡遊戯」とうたっている割には、ブルース・リーの遺作となった本家の「死亡遊戯」よりも早く完成してしまった経緯を持つ。その時点でなんだかグダグダである。

ストーリーは冒頭、トレーニングにいそしむ主人公とその恋人のシーンから始まる。唐突に表れる悪漢を仕留めた後、またもや唐突に表れる映画監督に「君こそ第二のブルース・リーだ。」とスカウトされて、試写室で「まずはブルース・リーの映像で撮り方を研究しよう。」とVTRが始まる。
ブルース・リーが映るのかと思いきや、それはいきなり彼の主演作となっている。
唐突に劇中劇が始まり、あっけにとられている観客をよそに物語は進む。
通りすがりに事件に出くわし、ナイフに刺された男からなぜか荷物を託される主人公。しかし、その荷物を持っているとなぜか人に襲われる。兄に相談し、警察に届けようと兄に荷物を託すが、兄は恋人のもとに行き、そのまま行方が分からなくなる。荷物の中身はマフィアの金で、金を持っている兄がいなくなったためにまたもや命を狙われる主人公。襲われるたびに得意のカンフーでなぎ倒していくが、見ている側としては彼が戦う理由がさっぱりである。
挙句の果てに、恋人を人質にされた最後の戦いでは「正義の鉄拳をくらえ」という始末。最後にはなぜか兄もいつの間にかいて、戦う時の効果音もファミコンみたいで、グダグダなんだけど、そのグダグダの中にはブルース・リーへの愛が入っている。

ちなみに劇中劇の形をとっているが、最後まで現実世界へ戻ることはなかった。要するに冒頭のシーンは全くの蛇足なわけだが、スカウトされた主人公は「今は亡きブルース・リー」のあとをついで、香港映画界を担う役者としてスカウトされる。そこにはブルース・リーを亡くした香港の悲しみと、リーへの愛が絶えることがないことを示しているのだ。

例え、お粗末な代物だとて、作った本人たちは真剣だったに違いない。

何かのDVDでの予告編を見てあまりにもネタになりそうなのでみた作品。
なにしろ、水の都ベニスでサメが暴れて、宝が眠っているのをマフィアが狙っていて、イタリアの特殊部隊もやってくるというあまりにも豪華な要素にあふれていて、かえってバカらしい。

で、実際に見てみたところで、蛭子さんにどことなく似た大学講師のおっさんが、父親の死の真相を調査すべくベニスへと向かい、ベニスの海にはサメがいて、ことごとくサメに襲われるけど、おっさんは無傷で、ベニスにはメディチ家の財宝が眠っていて、どうやらそれが父の捜していたものらしいとわかるんだけど、それをマフィアが狙ってて、マフィアはサメに食われつつも主人公を追い詰めたところで、イタリアの特殊部隊が登場して事件解決。みたいな。
主人公が活躍しているかどうかわからない。サメのシーンも何かのドキュメンタリーの使い回しで迫力はあるけど、浮いてる。

映画はおいしい設定だけ持ってきてもだめだよねぇ。と痛感した作品。

「スケバン刑事」と言うと、僕が小学生自分のとき、あの例のヨーヨーがはやったのであるが僕は持っていなかった。
男女問わず、あのヨーヨーを手にポーズを決めて「あたいが三代目スケバン刑事!麻宮サキじゃ!!」みたいなことを言うのがブームだった。まったく、大分頭が悪かったと思う。
おそらくリアルタイムで見た覚えはないのだが、スケバン刑事シリーズは夕方。学校から家に帰ってくるころにちょうど再放送が合っていたように記憶していて、おもちゃとしてヨーヨーがあったのだ。数年前にはやった「ハイパー・ヨーヨー」とはまた違う流れをくむブームであった。

さて、映画についてだが、あの往年のスケバン刑事の復活作であり、主演を松浦彩。共演に石川梨華など、ハロー・プロジェクトのアイドルがいくつか出ており、体裁で言うと「アイドル映画」に入るのかしらん?
しかし、監督が深作健太ということで、バトル・ロワイヤル2の監督であるわけで、アクションがハッタリが効いていていい感じである。CGを駆使したヨーヨーの対決はなんだかヒーローものを見ているようだった。何より、「戦う少女」と言うシチュエーションが僕はなんだか好きである。僕は変態かもしれない。

しかし、ツッコミどころも多い。
まず、主人公はニューヨークから強制送還させられた(一応)帰国子女ということになる。だのに〜な〜ぜ〜。彼女は前時代的なスケバン言葉を使うのだ。
そして、スケバン刑事の唯一の武器はやはりヨーヨーである。しかし相手は爆弾犯。いやぁ、どう対抗しろというのだろうか。ヨーヨーはせいぜい、「カシャン」と音を立てて中から警視庁のマークが出てくる機能しか付いていない、ちょっと強力な程度のもの。そんなものをして「唯一許された武器」なのだから、何かしら様式美にこだわっているに違いない。この平成の世に。角界か?!

と、まあ散々けなしてきたが、僕はまあ好きである。
少々Vシネマチックな展開であるものの、スケバン刑事なんだからそんなものは気にならないし、アクションはもちろんスタントマンを使っているのだろうが、それがわからないほどカット割りもうまかった。
何より、竹内力の髪が下りていて面白かった。そういえば、バトルロワイヤル2でも紙おろしてるシーンがあったなぁ。

深作監督は竹内力のリーゼントが嫌いなのか?

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