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「ものすごい真剣に作っているのはわかるけど、悪いがおかしくて笑ってしまう。」 こういうのは、所謂「B級」と呼ばれる作品群には多い。 こういうものを楽しむ事を「キャンプ」と言う。 僕は主にレンタルビデオで映画を見るが、ジャケットで「お、これは何やら怪しげな匂いがするぞ!」と言うのを進んで選ぶ時がある。 この時、僕の中にはキャンプ的楽しさを期待している心理がある。 どこかしらに漂う胡散臭さと言うか、単に整合性の問題ではない。圧倒的なシュールだったり、ダダイズムに似たものが現れる。 そういうものは計算で出るものではなく、作り手が真剣であればある程、面白くなってしまう。現代ではそういったキャンプ的なものを楽しむジャンルが確立しているが、そこは狙ってしまうと逆に白けてしまう。 映画鑑賞に関わらず、創作物を観賞すると言う事は、言わば作り手と観客の対決である。 僕はそういう点で、どんな作品も敬意を払い、真摯に向き合っている。 キャンプ的なものも、真面目に作っておかしくなってしまっているのだから、こちらもまじめに笑い、楽しむのである。 こう言った姿勢で臨むと、映画はアンコウのように、あらゆる部位を味わいつくすことができるようになると思っている。 「作った人に失礼」という考えが、一番失礼と考える。 もしかしたら、「あそこで笑ってしまった」がゆえに、名作になった作品だってありうるのだから。 |

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