『バベル』公式ブログ

世界で活躍する各界のキーマンが語る、つながる素晴らしさをリレー形式にてご紹介。4/28、映画『バベル』で世界はまだ変えられる…!

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藤井 眞也
集英社 ROADSHOW 編集長

ある人が、こんなことを言っていました。
音楽、映画、雑誌、本…さまざまなエンタテイメントがあるけれど、
人が生きていく上では、どれも絶対に必要なものではない。
でも、それを知っていれば、人生は確実に、豊かで面白いものになる、と。

ずっと、雑誌をつくる仕事をしています。
まさに、人の人生を、その瞬間だけでも面白くするのが雑誌。
読者が何を見たいのか、読みたいのかを日々懸命に考えてつくります。
だからある意味、この仕事はサービス業のようなもの、かもしれません。

インターネットの普及で、情報は、とても入手しやすくなりました。
双方向のコミュニケーションも、ずっと容易になりました。
しかし、人の記憶に長く残っていくのは、アナログでリアルな感動。
雑誌の中の一枚の写真や、一つの文章が、まだまだ力を持っています。
僕も、出会った方からすごく昔の記事がよかったという話をうかがって、
それが自分の担当した記事だったりした経験が、何度もあります。
伝えたい「思い」が込められたものは、情報以上の存在に変わるのです。

送り手である編集者と、受け手である読者
その間には、距離と時間が存在しています。
でも、それぞれの記事は、その隔たりを越えて、読者に届きます。
僕も、できるだけ機会を見つけて、たくさんの読者の方と話しますが、
「今月号買いました!」そう言っていただけるのが、無上の喜び。
それを糧に、僕の「思い」を一枚の写真、一つの言葉に込めて、
一人でも多くの人の人生が豊かで面白いものになるよう、
これからも雑誌をつくっていきます。

雑誌がつなぐコミュニケーション。
どんなに離れていても、ちゃんとつながっていくから、面白いのです。

【映画バベルについて】
鳥の目のように、世界を巡って見えてきたものは、
ずっしりと重い、悲しい現実と言葉の無力。
そしてリアルに体感する、さまざまな人生。
地球に生きる人類は、言葉や国家の壁で隔てられているけれど、
夫が妻を、親が子を思う気持ちは、誰も何一つ変わることはない。
伝わらなかったメッセージが届いたとき、見る者の心には、
小さいけれど、でもはっきりとした希望の光が灯るだろう。
そう、人は誰でも、みんなつながっているのだ、と。

【プロフィール】
編集者。「non・no」「COSMOPOLITAN」など女性雑誌を経て
現在、映画雑誌「ROADSHOW」編集長。


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