『バベル』公式ブログ

世界で活躍する各界のキーマンが語る、つながる素晴らしさをリレー形式にてご紹介。4/28、映画『バベル』で世界はまだ変えられる…!

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2007年04月

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中村 樹基
脚本家

経験から言って、雑談ほど奇妙なコミュニケーションはないだろう。ただの無駄話ではあるが、よく知らない者が何げない雑談で親しくなったり、逆に仲違いの原因になったり。僕の場合、この雑談が『世にも奇妙な物語』への参加のきっかけとなった。
『笑の大学』などの星護監督との雑談中、たまたま星監督が、「異次元の怪物を倒す、『ドゥーム』というゲームに夢中になっています」 と言われたので、僕は、「実は異次元の怪物じゃないですけど、異次元で恐竜が生き延びているという話を考えてるんです」と言った。そして、成立したのが『恐竜はどこに行ったのか?』だ。まさか日本のテレビドラマで恐竜のお話なんてムリだと思っていたので、頭の中にしまっていた企画であった。この雑談がなければ、『恐竜はどこに――』は生まれていなかったにちがいない。また、ひょっとすると、『バベル』もこんな雑談から生まれた映画なのかも知れない。


【映画バベルについて】
バベルといえば、かなり古いけど、横山光輝先生の『バビル二世』をつい思い出してしまう。でも本作との共通点は旧約聖書のバベルの塔伝説に着想を得ている事くらいしかないのだけど。
バベルの塔伝説……。神の怒りに触れ、言葉が通じなくなり、分かり合えなくなった人々。
本作では言語の違いだけでなく、たとえば父と娘の会話がかみ合わず、世代間で文化、価値観、しゃべり方も違って、分かり合えない人々までも衝撃的に描いている。がその一方、音楽は万国共通の言語であるかのように、渋谷の街でかかる湧口愛美の『Smile』、メキシコの結婚式のバンド音楽などを、登場人物のそのときの感情を表わすように使われているのが印象的だ。
また本作は、モロッコ、メキシコ、そして日本の3つのパートからなり、いずれのパートも圧倒的なリアリティがある。特に日本パートではこれまでの日本を描いた外国映画と一線を画す、生の現代日本を映し出す。外国人の目から見た、かなり勘違いな日本の描写などなく、夜遊びばかりして家に帰らない女子高生のことまで、よくアレハンドロ監督が知っていると驚かされるばかり。
僕は三部構成の中でも、メキシコ話が好きで、マット・デイモン主演の『GERRYジェリー』(02)、『WALKABOUT美しき冒険旅行』(71)風のシーンがあって、ハラハラして見てしまった。
そのメキシコ話の中、「私は悪人じゃない。愚かしい行いをしただけだ」という台詞に、監督の意図が集約されているように思える。神の子である人は悪ではないが、不完全であるゆえ、おろかな過ちを犯す。しかし、人はそもそも愚かな存在であると知ることで、許すことができ、真に分かり合えるのではないだろうか、と……。
 

【プロフィール】
脚本としては、映画『世にも奇妙な物語・映画の特別編』の『チェス』。同テレビシリーズでは、『恐竜はどこに行ったのか?』、『壁の小説』、『鏡子さん』など。また小説は、角川ホラー文庫『世にも奇妙な物語・小説の特別編』の『再生』、『悲鳴』、『遺留品』など。現在、長編小説を出筆中。

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藤井 眞也
集英社 ROADSHOW 編集長

ある人が、こんなことを言っていました。
音楽、映画、雑誌、本…さまざまなエンタテイメントがあるけれど、
人が生きていく上では、どれも絶対に必要なものではない。
でも、それを知っていれば、人生は確実に、豊かで面白いものになる、と。

ずっと、雑誌をつくる仕事をしています。
まさに、人の人生を、その瞬間だけでも面白くするのが雑誌。
読者が何を見たいのか、読みたいのかを日々懸命に考えてつくります。
だからある意味、この仕事はサービス業のようなもの、かもしれません。

インターネットの普及で、情報は、とても入手しやすくなりました。
双方向のコミュニケーションも、ずっと容易になりました。
しかし、人の記憶に長く残っていくのは、アナログでリアルな感動。
雑誌の中の一枚の写真や、一つの文章が、まだまだ力を持っています。
僕も、出会った方からすごく昔の記事がよかったという話をうかがって、
それが自分の担当した記事だったりした経験が、何度もあります。
伝えたい「思い」が込められたものは、情報以上の存在に変わるのです。

送り手である編集者と、受け手である読者
その間には、距離と時間が存在しています。
でも、それぞれの記事は、その隔たりを越えて、読者に届きます。
僕も、できるだけ機会を見つけて、たくさんの読者の方と話しますが、
「今月号買いました!」そう言っていただけるのが、無上の喜び。
それを糧に、僕の「思い」を一枚の写真、一つの言葉に込めて、
一人でも多くの人の人生が豊かで面白いものになるよう、
これからも雑誌をつくっていきます。

雑誌がつなぐコミュニケーション。
どんなに離れていても、ちゃんとつながっていくから、面白いのです。

【映画バベルについて】
鳥の目のように、世界を巡って見えてきたものは、
ずっしりと重い、悲しい現実と言葉の無力。
そしてリアルに体感する、さまざまな人生。
地球に生きる人類は、言葉や国家の壁で隔てられているけれど、
夫が妻を、親が子を思う気持ちは、誰も何一つ変わることはない。
伝わらなかったメッセージが届いたとき、見る者の心には、
小さいけれど、でもはっきりとした希望の光が灯るだろう。
そう、人は誰でも、みんなつながっているのだ、と。

【プロフィール】
編集者。「non・no」「COSMOPOLITAN」など女性雑誌を経て
現在、映画雑誌「ROADSHOW」編集長。


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大中 啓
写真家

人間は・・・動物は、誕生した時点で基本的に一人ではない。親がいる。
だから、誕生した時点からコミュニケーションは、生涯続いていく。

動物にとって、コミュニケーションは、意識しなくても、当たり前に、日常的に行っている事。
私は、コミュニケーションとは相手を理解しようと努め、自分の事も理解してもらおうと努めることだと思う。
原理は、とても単純。

が、実際は難しい。なぜなら、言語・人種などお互いの常識が違うから、各々の人間性が問われてしまう。

何かの縁で出会った時、私が大事にするのは、思いやり。そして、情熱。
これは、国・人種に関係なく、誰が・・・動物が・・・何が相手でも大事な事だと思います。
自分が人生の中で出会える人は、世の中に莫大な人間がいる中で極少数だと思うから・・・大事にしていかなくてはと思います。

現在、コミュニケーションの手段は、多様化しています。コミュニケーションの取り方も人それぞれです。

私は、写真というものを使って世の中に無差別にコミュニケーションを取ろうとしてます。
写真に、私の意思と情熱をぶつける。
そして、写真を見て何かを感じてもらえればと、思っています。

自分とコミュニケーションのスタンスが違っても、否定せずに相手を理解するように努める。
皆がコミュニケーションを上手に取れるようになれば、世の中は、争いも無く最高にピースなのではないかと。
早くそんな時代を見たいです。


【映画バベルについて】
人間の本質を、現代社会の問題を見事に表現してると思います。
完成度の高い映像・音楽。そして、痛烈なメッセージ。
バベルを見た後に、自分の普段の行動や今後の人生のことなど、
色々と自問自答できるのではないでしょうか。 

【プロフィール】
1979,12 北海道生まれ
2003,4  (株)イイノメディアプロ入社
2005   第34回APA入選 展示:東京都写真美術館,大阪市立美術館
2006,7  独立
2006,8  個展「LAND ESCAPE in Isla」
2006,10 IPA(International Photo Awards)
     Nature Photographer of the year 受賞
2006,12 Gallery Cosmos企画展「CURRENT SCAPE」
     協力:INNOVA ART LTD

公式ウェブサイト:
http://www.k-onaka.com

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伊藤 さとり
映画パーソナリティ


「コミュニケーション」と戦っている、毎日。

だって、人と接する際には言葉が必要で、自分の思いを伝える為の役割を言葉が果たすと考えれば、正しく自分の思いを伝える為には、言葉は慎重に取り扱わなければならない。
日本語が通じるから、言葉のウラに隠された余計な詮索や勝手な思い込みが働いて、場合によっては相手を疑ったりもしてしまう。
そう。言葉こそ、銃やナイフよりも恐ろしくって、壊すことができない最強の武器。
だから「言葉」は大切。
そして、そんな日本語が大嫌いで、大好きだ。

言葉だけでコミュニケーションが取れるなんてウソ。
「私はコミュニケーション上手だ」
なんて言う人間は、どこかで人間を軽んじてるんだと思う。
 
週に3回は、一方的にスクリーンで知っている映画俳優や監督と、映画の舞台挨拶や記者会見の司会で顔を合わせる日々の中で、「言葉」と「コミュニケーション」の重さに私は気づかされ、時々、痛い目にあう。

正直なことを言ってしまうと、海外のスターであるほうが楽。
だって「言葉」が上手く通じないとわかれば、大げさな「ジェスチャー」と知っている「ワード」とオーバーな「表情」で、通訳さんを返して、自分の伝えたいことを表現しようとするし、相手も理解してあげようと心を開いてくれることもあるから。

日本語が通じる人達ほど、実のところコミュニケーションは難しい。

例えばこんなことが言える。
「最後に映画をご覧になる方にメッセージを」
私も舞台上で俳優さん達についしてしまう質問。
だけど「メッセージを」なんて、随分と投げやりな問いで、結婚式のビデオレターで頼まれたって、正直困る話しじゃない?

「映画に出演して、改めてこの映画はどんなことを伝えていると思いましたか?」
「新郎(新婦)から結婚すると話しを聞かされた時、新郎(新婦)はその時、どんな様子でしたか?」

述べてほしいことを考えて、目をそらさずに優しげな表情と温かな言葉で質問をする。
そう、「アナタの話しが聞きたいんです」という態度を全身で見せて。

それが私の映画の司会者(インタビュアー)としての努め。

その人が伝えたいこと、また、その俳優や監督、そしてその映画が素晴らしいと思えるコメントを引き出すためには、心を通わせようとするオープンマインドで接し、心と言葉で「会話」をすることなんだと思う。

だけどこれは生涯、勉強し続ける課題なんだ。
だって人は皆違うし、考え方はもちろん、心の開き具合だって違うのだから。
だから自分は少しでも心を開いておこうと思う。

生きている限り「コミュニケーション」はついて回る。
そして、目と耳と口と体と空気で、人とのコミュニケーションを図る術を探す旅を、今も、昔も、これからも、私は続けていくんだもの。


【映画バベルについて】
生活の為にライフルを普通に扱っていた少年達が遊び半分に放った一発の銃弾が巻き起こす悲劇は、あまりにいたずらめいてて残酷だった。そして言葉が通じないことに苦しみ、それでも自分の思いを伝えようと必死にもがく人々の姿が胸に突き刺さった。「言葉」が通じようが伝わらない思いがある。そして「言葉」が通じない時に初めて「言葉」が必要なことを知る。人は多くのことを学び、言葉を操り、賢くなっていったけれど、普通に言葉が通じる生活を続けていると、「言葉」に頼りすぎて、本当の想いを伝えられているか、考えて喋る事を忘れてしまうのかもしれない。人と人との関係は難しく、それは家族であろうとも夫婦であろうとも最後まで全部を理解し合えないのかもしれない。だけれども、理解したいという気持ちがあれば、コミュニケーションを取ろうとする気持ちさえあれば、人と人との距離は近づき、絆が強まるのではないだろうか?そんな「繋がり」に気づかせてくれる映画を見つけた。

【プロフィール】
東京都出身。邦画洋画問わず、様々な映画のイベントや記者会見のMCを努める司会者&映画コメンテーター。「バベル」の記者会見司会も担当。小さい頃から映画館にひとりで通い、来日スターのチェックまでしていた映画好きが功を奏して今の仕事に。
現在はTSUTAYAの店内放送WAVE-C3で新作DVD&ビデオ紹介のDJ、スポーツ新聞「スポーツニッポン」で「さとりのオススメッ!DVD」のコラムなどラジオ、TV、雑誌、WEBなどで映画紹介のレギュラーを持つ。また講談社より著作の小説「返信 -TAMA.瞳の中の記憶-」が発売中。

公式ウェブサイト:
http://www.itosatori.com/

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宇野 将之
J-POPCAFE渋谷 店長

J-POPCAFEというお店は各レコードメーカー様と許諾配信の契約を結び、毎月2回更新で最新のJ-POPミュージックプロモーションビデオを流しており、音楽と食のコラボレートレストランとして他では類を見ない業態としておこなっております。アーティストコラボレートカフェ、イベント、パーティー、ライブ等、様々ジャンルの方との出会いがあり、まさにコミュニケーションの場としては最高の場所だと思います。
わたしは立場上お客様に接している機会が非常に多く、常に人と関わって仕事をしています。
(どのジャンルの方も同じだと思いますが……)
人種関係なく人と接するということが基本としてありますが、私が常に心がけているのは、
「笑顔」です。
自分が豊かになれば、人には必ず伝わる。
辛くても、悲しくても、いかにマイナスに考えないことで、必然的に心から笑顔になれることを心がけ
人と接していく、全てにつながる大切なことだと思います。
それが私の長所であり、プライベート、ビジネスに通じている武器となっております。

【映画バベルについて】
撮影が行われたのは約1年半前になります。当店での撮影にきっかけは一冊の情報誌からスタッフから連絡が来て、何度かのロケハンを繰り返し、撮影に至りました。
やはりスケールの大きな映画ということで、様々な文化、言葉の壁の中100人以上の多国籍な人間が入り混じり、1つのシーンをとるためにまさにコミュニケーションというテーマの中での撮影だったと私は感じました。
あの3日間泊り込み生活は今でも忘れられない記憶と、私自身の成長にきっかけとなった大切な思い出となっております。

http://babel.gyao.jp/blogimg/puf_up.jpg
4/1(日)から5/6(日)まで、J-POPCAFE渋谷にて「バベルパフェ」を販売中!
(完全予約制)お問合せ:03-5456-5767まで。

【プロフィール】
1977年12月31日【29歳】
広島県出身
幾多の音楽活動を行ったのち、音楽と飲食の融合を目的とした業態J-POPCAFEと出会い、入社3ヶ月で店長に就任。現在、店舗運営の傍ら、音楽活動も行い日々奮闘中。

J-POPCAFE渋谷 ウェブサイト:
http://www.j-popcafe.com/

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