僕と彼女

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ほんとにね、

僕は君の血液が見えそうな、
白く透き通るような肌が好きだよ。
空気にさらされてない、
君がわざとそうしてるのか、僕にはわからないけど
触れたら溶けていきそうだ。

君が溶けてしまったら、
でも、僕は溶けやしない。
こんなにも愛おしい、温かい力があるもの。
柔らかな、
柔らかな服を君に着せて、
ぎゅっと抱きしめたら、
きっと幸せだろう。

君が倒れて以来、

君は長く生きることをあきらめてる。
それまで、凄く近くにいたのに、
僕を離さないで眠っていたのに、
今は他人のように、いつも少し離れてる。

どうしてなんだろう、
僕は寂しくてたまらない。
でも、君にその思いを伝えられない。
家に帰りついたばかりで、もう寂しいよ。

どうしたらいいんだろう。
心が離れてしまったんだろうか。
僕から離れてしまったんだろうか。

今、君を抱きしめたい。
でも、抱きしめても、
きっと君は静かに動かないでいるだけで、
いつもそうだったような、
優しいキスはしないだろうな。

僕はどうしよう。


君は

猫みたいだね。
実は、僕は、猫は得意じゃない。
その、長い茶髪のほどよいうねりと、白い白い頬の肌がきらきら輝いて
寝ている君を見ているだけで、僕の身体は温かくなる。
どうか もう少し起きないで。
黙って このまま見つめていたい。

知ってるかな。
君は眠ると匂いが変わること。
もちろん どっちの匂いも好きだ。
今は どうかもう少し眠っていてください。
心地よく 隣で僕も眠るから。
猫の爪は怖いんだ。
猫のざらつく舌は もっと怖いんだ。



あのね

知ってるかい。
今夜は三日月なんだよ。
ずいぶん久しぶりだなぁ。
濃紺の中に、やけに明るい細い月が見える。

綺麗だなぁ。
月が綺麗なのか、澄んだ空が綺麗なのか、
側に光っている星が綺麗なのか、
こんな僕にさえ、何か熱いものがこみあげてくる。

明日は来るんだね。
きっと、早朝に吐く息は白くなるよね。
そこに君がいるから、寒くはないだろ。

いらいら、いらいら...

僕は何をしていても

君のことが引っかかってしょうがない。

君は気づいていますか、無口になってることに。

指先で、長く細い髪を、くるくる回すだけなんだ。


君が無口になると 僕は困る。

お喋りな君が好きだから、突然の静かな時間の訪れに、

弱い僕はどうしていいのかわからない。


理由なんか聞きたくない。

きっと僕には理解できないことだから。


取り合えず、

息が途切れる位、急いで話してみた。


返事はない。


切なく、重く、不完全燃焼な気分。

ビールでも飲むか... 

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