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よしもと芸人 ベイビーギャング りんたろーの「明日晴れたら」
よしもと芸人 ベイビーギャング りんたろーのブログ

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威力


りんたろーは
はじめて会う人にあんまり
好印象を持たれてると感じた事がない。


チャラチャラした
見た目のせいなのか
はたまたワニのような
爬虫類系のこの顔のせいなのか


しかしだからなのか
老人ホームで働いてると
カミングアウトすると
とんでもない賞賛を得る事がある


マイナスからのプラスは
0からのプラスのよりも
振り幅が大きいからなのか

時には
スタンディングオベーションと
拍手を浴びた事もある。

どちらも僕なので
どちらが素の僕と言うことも
ないのだが


こないだ劇場での出番を終え
遅刻してしまっていたため
急いで老人ホームに向かっていると


自転車に跨がった
お巡りさんに止められた

「ずいぶん急いでるね」

「(バイトに遅れてますからね)
えぇまぁ。」

「おりて」

「(はぁ?)えっ?」

まれにこうゆう下町の駐在さんの
イメージを裏切ってくる
高圧的なお巡りさんに
遭遇することがある

「防犯登録確認するから!」

「(ウザウザウザ!
ふ○っく!ふ○ぁーーーっく!
チャリパクってねぇし!
何よりバイトに遅れてんのよ!)

えっあっはぁ」


ガチャン!
ちょうど老人ホームの前まで
来たので僕はスタンドを下ろし
自転車を止めた。


「あのーバイトに
遅刻してしまってて手短に
お願いできますか?」

「ここは?家?」

(うぇーー!?シカト!
善良な板橋区民の下からの
申し入れビッグスルーしたじゃん!)

僕の働いてる老人ホームは
一軒家をまるごと介護施設に
リフォームしたタイプの施設なので
はたから見ると一般の住まいに
見えないこともない。

「いやだからそのさっきいった。。」

「あーすみません
○○ですけど防犯登録の
確認いいですかAの○○の」

何やら無線の相手と
自転車のステッカーに
羅列された数字やアルファベットで
登録を確認しているようだ

「で、何ですか?」

「(何ですかじゃねぇよ!
お前が家かどうか聞いたんだろ!)

えっだからそのさっきいった
バイト先なんですけど」

「バイト先?ここが?」

「はい」

「バイト何?」

「一応老人ホームなんですけど。。」

「えっ老人ホーム!?
君介護やってんの?」

「まぁ」

「えっ大変でしょ介護
すごいね」

「(だから利用者が
暴走すっからはやくいかせろや)

はいまぁ」

「君みたいな若い子がえらいねぇ
お巡りさん驚いたよ」

再び無線が入る
確認がとれないようだ。
だめだ完全に長引くパターンだ。

「そうですかーないですかー」

(ないわけない!
ちゃんと確認してくれ)

「バイト遅刻しちゃってんだよね?」

「(やっぱ聞こえてたんかい!)

はいまぁ」

「いいよ!」

(えっ!?)

「介護やってる人
自転車盗まないでしょ」

「(いやそうとは限らねぇだろ!
仮にそうだとしても
お前がその概念採用すんなよ!)

なんですかねぇ」

「ごめんね
バイト頑張ってねじゃ!」

いやまじかこいつ!
てか老人ホームの威力半端ねぇな!

老人ホームの威力に震えた
嘘みたいな本当の話。

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