さあ、待ちに待った演奏会当日。ヤノフルベルスキは快晴。
Kosciol sw Jana Chrzicielaでのミサは、我々のためにか特別な格式で行われるそう。冒頭、神父様による我々の紹介に、あふれんばかりに集まった町の人々の熱い視線と高まる期待、こちらの気持ちも自然に熱くなっていく。
下の写真、歌っている我々の目の前には、真っ白な礼拝用の服に身を包んだ子供たちが大勢座っていて、ミサの間中、ともかく興味深げに見つめられて照れ臭かったっけ。
この教会で2回のミサで歌った後、演奏会会場となるParafia Rzymskokatolicka p.w. sw.Jadwigi KroloweJへ。控室で開演の15:00を待つ。
ところが・・・・開演10分前になっても教会内の聴衆はチラホラ・・・あ、これはマズイぞ・・・・実は演奏会の告知を忘れてましたなんてオチじゃ無いだろうなぁ。
実はこの日、ヤノフの街では昼過ぎから消防隊のイベントがあり、町民はまずそちらに出払っているらしく、15:00までにイベント終了のはずが遅れているとの知らせ。おやまあ、やっぱりハプニングは続くもの。
遅れること30分。だいぶ席が埋まった段階で演奏会は開演。
歌い進むにつれ次から次へと町の皆さんが入場してきて、教会内が埋まっていく様子に我々もお互いに目と目で「よかったぁ」
演奏会のアンコールは「あかとんぼ」と恒例「O Sactissima」を会場の方々と歌う。
夢中で歌い通した約1時間半。熱い拍手の中、教会を出るとポーランドの爽やかな風が耳元で褒めてくれたような気がした。
真ん中で片山先生の右側に並ぶ青いドレスの方がソプラノの広瀬先生。ミサでの聖体拝領の際にソロで歌われたのがグノーのAve Maria。参列した人たちが天井から降ってくるその声を見上げるように喜びの表情を浮かべていたことが忘れられない。
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