bac*ba*boo's

ケセラセラてなんやねん?

うちの親父

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

うちの親父(4)

うちの親父はええかげん。
今の親は子供の名前を付ける時、字画や漢字に運勢などを加味する。
ところが、うちの親父は私が生まれて名前を付ける時、抽選の道を選んだ。
幾つも思い付いた名前を箸に書き、その中の一本を選んだのだ。
選ばれた名前は、明治か大正時代に流行りそうな古くさいもの。
オマケに親父の名前の一字を受け継いでいる。
恐らく酒に酔っ払って一本を引いたのだろう。
私が生まれたのも、親父が酒に酔っ払ってのことにに違いない。

うちの親父(3)

うちの親父は達磨焼酎。
アル中の親父は、仕事をサボり昼間から近所の立ち飲み酒屋へ入り浸りだった。小さな酒屋で毎日、飲んでいたのは達磨焼酎(広島)。ラベルに例の達磨僧の絵柄が入っている。当時、最も安い焼酎だったようだ。子供の私もちょっと口に含んだことがあるが、こんな不味いものをと思ったもの。だが今では、私も焼酎を飲んでいる。
親父はなんで酒に逃避したのだろう。

うちの親父(2)

うちの親父は鉱夫。昭和の最後の鉱夫。
採掘ではなく、機械修理部門。手先が器用だったらしい。
炭鉱は中規模。片田舎。斜坑。
ワイヤーに引っ張られたトロッコ群の登り降りを、トンネルの出入り口でよく見ていた。
鉱夫も、ジェットコースターの乗り物のような車両で降りて行った。
炭鉱に落盤事故は付き物だが、その心配は親父にはなかった。
仕事をしている親父が一番好きだった。

うちの親父(1)

うちの親父はアル中。
ある晩、左目の瞼を切って血だらけ・泥だらけになって帰ってきた。酔っ払って、溝川か小川にはまったらしい。本人は酔って神経が麻痺しているから、あまり痛がらない。まあ、皆で応急処置をしてそのままにしておいた。
その時の写真が残っている。夏の炎天下、麦藁帽子を被り左瞼に大きなガーゼを貼り斜に見据えた細身の親父の姿。

全1ページ

[1]


[PR]お得情報

CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事