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田園に死す

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「歌舞劇 田園に死す」はかなり不思議な舞台になるだろう。
「血の起源」も「クラリモンド」もかなり不思議な舞台になったと思うけれど、不思議さという面では、はるかにそれらを越えるだろう。
これは寺山修司の夢の世界である。
寺山修司は、「よそからやってきた集団が、村に祭を作り出す」というふうに書いている。
今回の舞台は、一人の少年(中村蒼)の夢の中に、中国からの歌舞団がさまざまな幻想的で官能的でアクロバットなイメージを作り出すというのが基本コンセプトである。
まあ、シルクドソレイユのようなといえば、少しはイメージできるかも。
その夢の中心にいるのが、夢の中の母(安寿ミラ)である。
そして彼女は「田園に死す」を歌い、舞う。
「田園に死す」は寺山修司の少年時代の悪夢である。
寺山修司の悪夢には常に、修羅であり菩薩である、母がいる。少年はその母に恋をする。
そして少年は最後に叫ぶ。「お母さん、もう一度、ぼくを妊娠して下さい!」。
その夢の中にはもう一つの不思議な集団がある。
夢の観客であり、夢の進行係であり、夢の迷い子であり、夢の探検者である。
それがパニッシュの4人組である。
彼らにはこういうふうに説明した。
サーカスに登場する道化のような役割。サーカスはさまざまな夢の場面で構成されている。そして夢と夢のはざまこそ道化たちの活躍の場である。
カッコいい、4人の男たちが道化をやるのだ。
彼らが舞台を観客近づけてくれるだろう。
しかし、いくら説明しても、なかなか確信にはたどり着かない。
だって、なんといっても夢のような話だから。
やはり、その夢の中に入って、それを体験してもらうしかないのだ。
演劇とはいつも、「素敵な悪夢」なのだから。

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がばばばばばっば

2006/7/21(金) 午後 1:59 [ kaz*_tr*_tr**n_fou*d_*i ]

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初めまして、中村くんを応援しているインコと申します。いきなりですけれどトラックバックさせていただきました。失礼いたしました。

2006/9/21(木) 午後 2:59 mid**ino*inko

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