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この写真を見て、
日本人の脚がなぜ短いか、考えてみた。
司馬遼太郎によると、
いにしえのヨーロッパ人は、ちんちくりんだったそうだ。
ローマ時代の甲冑の大きさから、そう判断できるということだ。
ヨーロッパはろくに食べ物がないのに、戦争ばかりやっていたから、
悪知恵だけは発達した。
「海軍」という名の下に、国営の海賊集団を組織して、
アフリカに出かけては、黒人を攫って中南米のサトウキビ農園に売り渡した。
そのカネで砂糖を仕入れて持ち帰り、しこたま儲けた。
それでも飽き足らずに、アジアまで足を伸ばしてびっくり仰天した。
「どうしてアジアには、植物がこんなに豊富なんだ。
神は不公平だ!」
とか何とか言って、食物や植物を勝手に持って行ってしまった。
それまでは箸を使う文化もない野蛮なヨーロッパだったから、
手づかみでスパゲティかなんか食べていたのだろう。
アジアを植民地にして、食べ物がふんだんに手に入るようになったおかげで、
ヨーロッパ人の身長はぐんぐん伸びていった、というわけだ。
そこへ行くと日本人は哀れなもんだ。
気象や地形の悪条件のもと、過酷な水田稲作の作業を続けた。
田植えから始まって、炎天下の田の草取り、そして稲刈り。
中腰のままの作業ばかりで、腰を伸ばしている暇なんかない。
卑弥呼の時代に日本にやってきた中国人は、奇妙な人種を発見した。
背が小さくて、みんな腰が曲がっているのだ。
「倭人だ。倭の国だ」
ということになった。
私が二十代のころ、
群馬県には、腰が90度も曲がったおばあさんがまだたくさんいた。
道端で近所の人に出会うと、「どっくらしょ」と腰を伸ばし、
「そろそろ田植えだんべ」
とか言って、挨拶を交わすというわけだ。
つまり、日本人の腰がしゃんと伸びたのは、つい最近のことなのだ。
その昔、天武天皇は、農民が農作業をサボるのを恐れて、
「四足動物の肉を食べてはいけません」
というおふれを出してしまった。
この「肉食禁止令」が出されたのが675年というから、
以来、明治維新まで、千年以上もの長い間、
日本人は獣肉を食べなかったのだ。
これでは脚が長くなるはずがない。
(以下、戦後編へつづく)
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面白いお話、戦後編が楽しみです。ところで黒人の足はどうして長く、また筋肉質に見えるのですか。
2006/9/14(木) 午後 10:40 [ 相子 ]
相子さんへ、またまた難しい質問ですね。司馬遼太郎に聞いてみましょう。黒人はもともと部落が違っても仲良く暮らしていたんですね。のびのび暮らしていたのに、白人が勝手に線を引いて対立させたんでしょう。
2006/9/15(金) 午後 10:13