|
日本の医療、中国の医療 この度の骨折、手術、入院では みなさんにたいへんご心配とご迷惑をおかけしました。 私としましても、まさか2年連続骨折の手術を受けるとは思いませんでした。 昨年(2008年)1月末に、青島の路上で転倒して骨折。 病院に運ばれてその日のうちに手術して2週間入院。 退院後は3階のアパートでほぼ1年、車椅子生活を余儀なくされました。 その間、大勢の中国人の方々から 言葉に言い表すことが出来ないほどお世話になりました。 やっと歩けるようになって今年5月、同窓会(羊会)出席のため帰国中、 今度は自転車で転倒して大腿骨骨折というアクシデントに見舞われました。 入院した病院は2003年に右足首骨折で手術を受けた船橋の病院で、 O医師から2度目の執刀を受けることになりました。 入院中、O医師から何度か中国の医療事情について質問を受けました。 もとより私には医療の専門的なことはわかりませんが、 日中両国での入院体験をもとに、 日本と中国の医療事情、お国事情の違いをいくつか説明しました。 断片的な短い会話でしたが、O医師にお話した内容を整理して、 お世話になったみなさんへのご報告に代えたいと思います。 【O医師の質問】その1。 「中国の医療技術はどうですか」 【私の説明】 「最近の5、6年、中国の医療技術は急速に進歩したと思います」 <これは6年前、天津で受けた骨折治療の体験から感じたものです。 そのとき私は宿舎入り口の階段で転倒し右膝の辺りを骨折したのです。 そして市内の大きな病院で受けた治療は、 ギブスを右足首から腿にかけてぐるぐる巻きに巻かれ、 「一ヶ月間絶対安静!」 を言い渡されて帰されたのです。 一ヶ月もこのままギブスを巻いたままでは、 筋肉が固まってしまうのではないかと恐ろしくなった私は、 2週間後自分で勝手にギブスをはずし、 松葉杖を使って歩き回りました。 結果的にはそれがよかったのですが、 そのときの病院側の対応と比べ、 昨年青島で受けた迅速な手術とその結果は大きな違いを見せてくれました。 そんな体験から生まれた私の感想です。> 【私の説明の続き】 「医療技術の進歩は料金の値上がりを招いています。 中国で治療を受けるにはすべて前払いですから、 治療費を払わない限り何もしてくれません。 お金のない人は高度な診療を受けることが出来ないでしょう」 【O医師】 「なるほど。格差社会が医療の分野にも広がっているのですね」 【O医師の質問】その2。 「中国では漢方が主流ですか。西洋医学が主流ですか」 【私の説明】 「主な病院は西洋医学だと思います。 中医(漢方)専門の病院もありますが、 そこでも西洋医学を取り入れているようです」 ↑リハビリ施設のある青島の病院(中医)で治療を受ける私。 昨年の7月ごろ。 【O医師の質問】その3。 「日本の医療と中国の医療の違いは何ですか」 <これは専門的な知識のない私には難しい質問です。 私の体験から得た感想を述べるしかありません。> 【私の説明】 「うーん、中国ではプライバシーという観念が薄いことでしょうか。 例えば問診のとき、 患者は広い部屋で、他の患者が大勢並んでいるところで順番に問診を受けます。 日本のように一人ずつ部屋に呼ばれて医師の問診を受けることはありません。 入院患者の病室もそうです。 6人部屋の病室は日本の倍以上の広さがありますが、 患者と患者を仕切るカーテンはありません。 病室が広いのは中国の病院がまだ完全看護ではないためで、 患者一人にそれぞれ付き添いの家族が泊り込むことになるからです。 私の場合、病室ではただ一人の外国人でしたから 周囲から四六時中興味の目が注がれ、 ”大”のほうの用を足すとき、 便器でベッドの上ですることなど出来る状態ではありませんでした。 (ひどい便秘に悩まされたものです) <このほか医療のことではありませんが、こんな質問もありました。> 【O医師の質問】その4。 「中国ではお風呂はどうなっているのですか」 【私の説明】 「お風呂はシャワーです。 私のアパートの部屋の場合、トイレの中にシャワーがあります」 【O医師】 「えっ? じゃ、トイレの床はびしょ濡れになるじゃないか」 【私の説明】 「そうですよ。 最近の新しいマンションにはシャワー室がありますが、 築十年以上のアパートにはシャワー室はなく、 後からトイレの中に、 電気温水タンクとシャワーを取り付けたものです」 【O医師】 「じゃあ、頭を洗うときは便器の上で洗うのですか」 【私】 「そうですよ」 とまあ、ざっとこんな会話を交わしたものです。 私にとってはごく当たり前の風景ですが、 O医師にとっては珍しい体験談だったようです。 ↑今年5月、千葉県鎌ヶ谷市の公園で。私の娘と孫。 |
全体表示
[ リスト ]





満帆 さま
ブログがお休みのようで心配していました。
日本で骨折治療をなさっていた由…、2度目の治療ですね。
今は青島にお戻りですか?
日本での治療は終わったのですね。
順調な結果であることをお祈りします。
私も今は日本にいますが、
8月後半に天津ー曲阜と移動し、
9月から曲阜での日本語指導を再開します。
お会いできる機会があれば嬉しいですね。
お元気でお過ごしください。
がんしんさん
2009/8/8(土) 午前 7:59 [ がんしんさん ]
がんしんさん、ありがとうございます。
私はまだ日本です。自宅でリハビリに励んでいます。
今度青島に戻りましたら、是非お会いする機会を作りましょう。お元気で曲阜に戻ってきてください。
2009/8/8(土) 午前 9:08
満帆さん、まだ日本で治療中ですが、やっとブログに戻って来ましたね。このブログに出筆出来どうもおめでとうと申し上げます。青島に下関から戻られると思いますがお会いできると良いですね。
2009/8/10(月) 午前 10:50 [ ターチャン ]
tadaoさん、ご心配をおかけしました。
何とかブログを更新しましたが、リハビリに忙しくて(?)原稿を書くほうの頭が回りません。下関でお会いするのを楽しみにしています。
2009/8/10(月) 午前 11:21
骨折で入院と聞いて驚き、心配していました。
回復されているとのこと、本当に安心しました。
またぜひ青島を訪れたいと思います。
鈴木裕二
2009/8/14(金) 午前 8:35 [ Yuji Suzuki ]
鈴木様、ご心配ありがとうございます。
近いうちに青島に復帰できると思います。
ぜひまた青島にお越しください。前回とは違った角度から青島をご案内できると思います。
みなさんによろしくお伝えください。
2009/8/14(金) 午前 8:59
骨折と歯の治療で入院されましたとのこと、大変驚いております。
心配されましたその後の経過が順調に回復に向かっております由、大変嬉しく思っております。
1日も早く健康になられて青島に帰られることを祈っております。
白水 貫魚
2009/8/16(日) 午前 11:56 [ hoo*an*001 ]
白水様、青島を案内できず、本当に申し訳ありませんでした。骨折、入院、リハビリと、落ち着いた気持ちになれず、すっかりご無沙汰してしまいました。どうやら青島へ帰れる日も近づいてきたように感じられます。今後ともよろしくお願いします。
2009/8/16(日) 午後 2:55