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以前、日本語の試験問題に、こんなのがありました。
<問題>
次の文の括弧の中に、どんなことばを入れたらよいでしょうか。
1,2,3,4の中から選びなさい。
私は バスに( )、窓際の席に腰を下ろした。
1、乗れば 2、乗ったら 3、乗ると 4、乗るなら
だいたいこんな問題でした。
中国人の先生から私のところに、正解は何番か問い合わせが来ました。
その後何度か、忘れた頃に、別の先生から同じ問い合わせが来ましたから、
いろいろな試験に、この問題が繰り返し出題されていたに違いありません。
試験官の先生は、この問題がいたく気に入ったようです。
こういう問題は、ちょっとひっかけくさいので私は嫌いですが、
中国人の日本語の先生でも戸惑うくらいですから、
中国人にとって助詞を使いこなすのはかなり難しいのでしょう。
先日、いつも真面目なLさんが授業に来ないので電話をしました。
Lさんは最近日本語の勉強を始めたばかりです。
「あ、先生?
今日、病院。
勉強要らない。
先生電話わからない」
助詞を使わなくても意味は通じますから日本語は便利です。
「今日、勉強要らない」
というのがおかしくて、つい笑ってしまいましたが。
初級の段階ではこれでもいいのですが、
いつまでもこのような状態では困ります。
助詞を使わなくても通じるからといって、
<薬を飲みます。治ります。>
とか、
<明日雨が降ります。休みます。>
などと、言っていてはだめです。
この場合、「たら」を使えば、とてもいい日本語になります。
意識的に「と、ば、たら、なら」を使おうとしなければ、
いつまで経っても使いこなすことはできません。
逆に言えば、「と、ば、たら、なら」を使いこなせるようになれば、
その人の日本語は「本物」だと言えます。
日本語で会話をするとき、できるだけ、
『と、ば、たら、なら、』
それに、『のに、ても』
などの助詞を使って会話をするように心がけてください。
そうすれば、日本語がとても上手に聞こえます。
日本語を学ぶ中国のみなさん、頑張ってくださいね。
※写真は記事の内容と関係ありません。
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