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「石老人という岩」 ついに晴れました。 青空バンザーイ。 もうじっとしていられません。 石老人まで行ってきました。 石老人海水浴場からさらにバス停で三つ目ぐらい。 この辺は15年ぐらい前までは貧しい農漁村地帯でしたが、 今はマンション建設が盛んで、 ゴルフ場の工事も始まっています。 石老人というのは、おじいさんの顔をした大きな岩で、 海のほうを向いて寂しそうに立っているのです。 このおじいさんには、かわいい一人娘がいました。 娘は成長して村の若者と恋に落ちました。 おじいさんは二人の仲を許しませんでした。 娘はとうとう駆け落ちをして村を出て行ってしまいました。 おじいさんは来る日も来る日も遠くのほうを眺めて、 娘の帰りを待ちました。 そしてとうとう岩になったのです。 今度久しぶりに岩の近くまで行ってみて、 以前と顔つきが違っているような気がしました。 あまり近すぎたのか、眺める角度が悪いのか、 以前見たときは、 もっと憂いに満ちた、物悲しい顔だったように覚えていす。 周りの都市化に晒されて、 石老人もすっかり心変わりをしてしまったのでしょうか、 この界隈の発展を喜んでいるようにも見えます。 つい5、6年前までは、 このあたりまでマンションの波が押し寄せるとは、 石老人さんも想像できなかったでしょうね。 |
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2007年10月09日
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