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「旧日本軍、青島憲兵分隊跡」 湖北路を西へ、 中山路を渡ってさらに行くと、 旧日本軍の憲兵分隊が使用していた建物がある。 1923年からは中国に返還され、 現在も公安局として使われている。 もともとは旧ドイツが警察署として建てたものである。 日本の憲兵といえば、 「戦前、軍隊内の警察だった憲兵隊が、 やがて国民を監視し、 自由を抑圧する組織に変わっていった」 (朝日新聞社説) のだが、 1923年、憲兵大尉の甘粕が、 無政府主義者大杉栄を虐殺した事件がその典型だろう。 その甘粕も3年後には釈放され、 旧満州国の黒幕になるのだから、 日本という国は恐ろしい。 (最近のドラマ「李香蘭」にも甘粕が重要な人物で出てくる) かくいう私の父も憲兵上がりの軍人だったが、 現役時代は中国人相手にひどいことをしたと思う。 退役後、山東省博山地方の石炭の販売権を手に入れ、 石炭ブローカーとして一身代を築いたのも、 元憲兵という立場を利用してのことに違いない。 その父も、敗戦後は家族を先に帰国させ、 山東省の奥地、済南や博山からの日本人引揚者の面倒をみているうちに、 戦犯容疑で逮捕され、 日本への帰国はだいぶ遅れた。 容疑は不十分だったらしいが、 多少の禊はすませたわけだ。
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2007年09月18日
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