青島満帆

戦争は、勝った側も負けた側もこんな馬鹿馬鹿しいことはない」黄瀛

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西村唯雄の「海外体験記」



<さらばラゴス>



ナイジェリアのラゴスは北緯5度付近に位置し

ここの気候は日本の四季と違って雨季,乾季の2つしかない。

雨季の半年はじめじめして昼夜を通して暑く、

乾季は昼は暑いが夜は乾燥しているので涼しく感じ凌ぎやすかった。

蚊が多くて難儀をしたが現地人は殆どマラリアに罹った経験を持っていた。

我々は予防のため、ドイツ製のマラリア予防薬を1週間に1錠づつ服用したが

そのためか2年間、だれ1人としてマラリアに罹った者はいなかった。

健康を維持する為、外での食事はすべて熱を通した物とし、

生ものは避けるようにしていた。

土地柄果物の種類は多く、色々食べてみたが

結局最後まで続いたのはバナナとオレンジなどの柑橘類、メロンだけとなった。

南方の果物は甘さ匂いの強い物が多く、

日本人には食べ馴れていないこともあって長が続きせず、

結局今まで食べ慣れてきたものに落ち着いてしまった。

イメージ 1

↑イスラム寺院前、ラマダンでのお祈り風景。




正月は2回此の地で迎えたが、

帰国後、家族と共にするという事で正月祝いはせずに仕事を続けた。

ラゴス基地での操業も1年半を過ぎ

1965年(昭和40年)8月20日、

我々にとって最後のラゴス入港を迎えた。

此方に来た時は2年間長いなと思っていたが、

経ってみると短かったようにも思える。

月日の経つのは早い物だと改めて思った。

荷揚げは2日で終った。

一緒に過ごしたナイジェリア船員とも名残を惜しみながら

8月25日にはお別れしなければならない。

船の修理と日本船員の交代は

スペイン領カナリア諸島のラスパルマスで行う事になっていた。

ラゴスからアフリカの西沿岸に沿って北上

約12日間の航程となる(4750キロ)。

ラスパルマスについてはアフリカ編第2として予定しています。

楽しみにしていただきたい。

9月6日入港ラスパルマスには交代要員11人が待機していた。

船の修理、補修に1週間掛るとの事、

我々は引継ぎを2日で済ませ1日休養、

土産物など買いもとめ

翌日10日飛行機にて待ちに待った帰国への途に着いた。

イメージ 2

↑市内のみやげ物売り風景

       (ラゴス編終り。)

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