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人口調査のおばさん 先日の日曜日、お昼のラーメンを作っていざ食べようとすると、 呼び鈴が鳴りました。 出てみるとおばさんが立っていました。 人口調査です、と言いますから、 「私は中国人じゃないよ」 と言うと、 「じゃパスポートを見せてください」 とのこと。 パスポートを見せると、 「今、調査用紙を持っている人が来ますからちょっと待ってください」 と言いながら、 「日本人ですか。部屋は借りているんですか。おいくつですか」 などと話しかけてきます。 そして、 「自分で食事も作っているんですか」 と聞きますから、 「そうですよ」 と答えると、 「それはすばらしい!」 と親指を立てて感心してくれました。 そのうちに隣の部屋の調査を終わったもう一人のおばさんが入ってきました。 いきなりぺらぺらとしゃべり始めましたが、 ひどい訛りで、日本語で言えばずーずー弁ですから、 私も思わず噴き出してしまいました。 かつては青島も、北京語とは程遠い山東訛りでしたから、 このおばさんはきっと根っからの青島人なのでしょう。 私が笑った意味を察して、もう一人のおばさんが代わって質問してきました。 「滞在の目的は旅行ですか、仕事ですか、訪問ですか」 「ちょっと待ってね」 と、私は隣の部屋から「外国人就業証」を取ってきて渡しました。 私は名目上は某会社の顧問という肩書きですから堂々たるものです。 二人のおばさんも私に敬意を表してうなづき合いながら、 調査用紙に書き込みを始めました。
↑これが私の部屋。散らかっています。
おばさんのずーずー弁には思わず笑ってしまいましたが、それがかえって親近感を与えたらしく、 びっこの私の体を気遣ってくれたり、 終わってからもにこにこと笑って、 「再見、再見」 と手を振って出て行きました。 私も友好的に満面の笑みで送り出したことは 言うまでもありません。 しかし、せっかく作った野菜たっぷりラーメンが すっかりのびてしまったのは残念でした。 とは言え、年をとって猫舌になってしまった私の口には このくらいさめたほうがちょうどよかったのかも知れません。
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2010年10月09日
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