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「寺内貫太郎一家」などドラマの母親役などで親しまれた女優の加藤治子(かとう・はるこ)さんが2日午前7時7分、心不全のため東京都世田谷区の自宅で死去した。92歳だった。葬儀・告別式は加藤さん本人の遺志により、近親者で家族葬として行った。高齢のため体調を崩した約3年前から芸能活動を控え、自宅療養していた。数十年来の親交がある女優の樹木希林(72)ら「貫太郎一家」が思い出を語った。
日本のお母さんとして親しまれた女優だった。加藤さんは約3年前に体調を崩してから芸能活動を控え、昨年から自宅療養していたが容体が悪化し、2日朝に自宅で息を引き取った。事務所関係者は「どこが悪いとか何を患っていたということはない。がんや肺炎など病名がつくものではなく、ご高齢ということです」と説明した。
別の事務所関係者によると、加藤さんは87歳の時に乳がんを患ったが完治。その後も転移、再発はしていないことを明かし「大往生と思っています」と話した。最期の様子は公表しない方針。
俳優・沢村一樹(48)主演のTBS系ドラマ「浅見光彦」シリーズでは母の雪江役でレギュラー出演しており、09年放送の第28弾「高千穂伝説殺人事件」が同シリーズ最後の出演。10年のTBS系「獣医ドリトル」の撮影が女優として最後の演技に。それ以前に撮影していたフジ系「魔術はささやく」が11年に放送され、遺作となった。以降は高齢のため無理が利かなくなってきたことから、活動を控えていた。お別れ会の予定はないという。
◆加藤 治子(かとう・はるこ)1922年11月24日、東京都出身。松竹少女歌劇団から東宝映画を経て新演技研究会の一員に。49年文学座入りしたが、分裂し、63年劇団雲を設立。ドラマ「七人の孫」などホームドラマのお母さん役で人気に。ドラマ「阿修羅のごとく」、映画「マルサの女2」「藏」に出演。私生活では46年劇作家・加藤道夫と結婚し、53年死別。59年俳優・高橋昌也と再婚し、73年に離婚した。舞台「三婆」で菊田一夫演劇賞、「こんにちは、母さん」で読売演劇大賞最優秀女優賞など。2002年勲四等宝冠章受章。
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