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故・渥美清さんが主演した国民的映画シリーズ「男はつらいよ」(1969〜95年)の主人公、車寅次郎の像が立つ東京都葛飾区柴又の京成線柴又駅前に、新たに同シリーズで倍賞千恵子(74)が演じた寅次郎の妹・さくらの銅像が建てられることが7日、分かった。地元商店会が中心になり、早ければ来年中にもお披露目される。柴又では同日から初の「寅さんサミット」が開幕。約1万4000人が足を運んだ。
「お兄ちゃん!」
「さくら、止めるな」
柴又駅前に1999年設置されてから16年間、ひとりぼっちだった「寅さん像」のそばに「さくら像」が建つことが明らかになった。劇中シーンさながらに振り返った姿で立っている「寅」の視線の先に、新たなシンボル「さくら」が誕生することになる。
柴又駅前から帝釈天(題経寺)へと向かう参道にある約50の商店によって組織される「神明会」の関係者によると、ひそかに温められてきた「さくら像プロジェクト」は同会の主導により12月にもスタート。「寅さん像」設置時と同じく、募金によって資金をまかなう方針だ。
1996年に渥美清さんが亡くなり、シリーズが第48作で幕を閉じると、神明会は翌97年秋から「寅さん」の等身大ブロンズ像の建設を計画。約2000万円を要した費用をまかなうため、帝釈天の境内に募金箱を設置。参拝客に「100円募金」を呼び掛け、約2年間かけて目標の約2000万円と約20万人の署名が集まった。「さくら像」も同様に12月から募金の呼び掛けを開始し、1年〜1年半後の設置を見込んでいる。制作は寅さん像と同じ彫刻家・吉田穂積さんに依頼する。設置後は「寅さん像」同様、署名を集めた記名帳を台座に埋め込む予定だ。
銅像になる「諏訪さくら」は寅さんの異母妹で、結婚せず定職にも就かない兄を心配し、思い続けるキャラクター。今回のコンセプトとなる柴又駅前での別れのシーンはシリーズの見せ場のひとつ。旅先から久しぶりに帰郷したものの「おいちゃん」や「おばちゃん」とささいなことでケンカをした寅さんが「また旅に出る」と家を飛び出すと、さくらはエプロン姿のまま追い掛け、早すぎる別れに涙する。ブロンズ像もエプロン姿になるもようだ。
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