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 女優の吉永小百合(70)と嵐の二宮和也(32)が親子役で初共演した映画「母と暮せば」(山田洋次監督、12月12日公開)の完成披露試写が22日、東京・丸の内ピカデリーで行われた。上映前の舞台あいさつで、吉永は二宮を「天才。フェアリー(妖精)のよう」と表現すると、二宮は「早速、フェアリー和也に改名します!」と返し、会場を沸かせた。またチケットの競争率が1200倍という超プラチナ試写会となった。
 藤色の着物に身を包んだ吉永の目は、涙でいっぱいだった。これまで「おとうと」など5本の山田作品に主演したが、「ワンカットにかける監督の集中力、迫力は今回が一番でした」。舞台あいさつの声は感極まり、少し震えていた。
 「母と暮せば」は、終戦後の長崎を舞台に、原爆で逝った医学生の息子がゴーストとなって母親の前に現れては、勇気づける山田監督初のファンタジー。吉永は愛おしい息子を演じた二宮を「一言で言えば天才」と表現。「監督から次々に厳しい注文が出ても、すぐにできちゃう。軽やかでリズミカル。男性ですが、フェアリーのように演じていた」と大絶賛した。
 二宮は照れながらも「早速、改名します。フェアリー和也に」と返し、会場を沸かせた。さらに吉永の素顔を披露。「フェアリー(二宮)の情報をどんどん更新される。ホントにすごいんです。嵐の番組とかも毎週見てくださったりして」と明かした。
 この日、会場入り口には「入場券ありませんか」などと書かれた紙を持つ人でごった返した。それもそのはず、松竹関係者によると、800枚のチケットに97万通の応募が殺到、競争率は約1200倍の超プラチナチケットだった。場内には作品を見てボロ泣きする人も続出。山田監督も「この1年間、心を込めて作り上げました。ご覧になった方が納得のいく映画になっていれば」と手応えを感じた様子だった。
 封切りまで3週間を切ったが、国民的な女優、アイドル、映画監督の3人が、年末の映画界を盛り上げてくれそうだ。
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