埼玉県朝霞市で4日夕、無職・寺尾俊治さん(58)が自宅で殺されているのが見つかった事件で、県警は12日、殺人と住居侵入の疑いで、浦和署地域課に所属する巡査部長・中野翔太容疑者(31)=川越市=を逮捕した。
県警によると、現場で採取した遺留物のDNA型が中野容疑者のものと一致。寺尾さん宅のインターホンのカメラにはよく似た男が写っていた。中野容疑者は調べに「男性の首をロープで絞めたのは間違いない」と供述する一方、殺意を否認している。
逮捕を受け、貴志浩平・県警本部長が記者会見し「痛恨の極み。深くおわび申し上げる」と陳謝した。
県警は12日、中野容疑者宅を家宅捜索。午前11時25分ごろ、段ボールを持った捜査員ら十数人が家に入った。
逮捕容疑は、2日から4日までに、朝霞市の寺尾さん方に侵入し、寺尾さんの首を圧迫して殺害した疑い。
県警によると、中野容疑者は今年3月まで、朝霞署の刑事課に所属。昨年10月に寺尾さんの父が亡くなった時、遺体の検視のため他の署員とともに寺尾さん宅を訪れたことがあったという。
県警には2002年に就職し、本部の捜査1課で勤務するなど主に強行犯を担当してきた。過去に処罰を2度、受けたことがあるという。
浦和署では交番勤務で、3日が宿直明けの非番だった。4日以降は申請済みだった夏休みを取り、11日は朝から署に出勤。県警が午後に任意同行を求めて事情聴取した。
寺尾さんの弟が4日午後4時半ごろ、寺尾さん方の1階居間で遺体を発見。首には絞められたような痕があり、司法解剖で死因は窒息死と判明した。
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