◆プロボクシング ▽WBA世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ○河野公平(判定3─0)亀田興毅●(16日、米イリノイ州シカゴ UICパビリオン)
日本人初の世界4階級制覇を目指していたWBA世界スーパーフライ級2位の亀田興毅(28)=亀田=が、同級王者の河野公平(34)=ワタナベ=に挑戦し、0−3の判定(108−116、109−115、111−113)で敗れ、タイトル奪取に失敗した。試合後の取材で「この試合が終わったらやめようと思っていた。きれいさっぱりやめる」と語り、現役引退を表明した。
発言の要旨は以下の通り。
−試合の感想は。
「河野選手もよく頑張っていたし、俺も必死にできた。試合が楽しかった。いい試合ができた。ただ、心の残りは2回の(スリップと判断された)左ボディーでのダウンと2つの減点。世界戦で前半にあれだけのポイントロスがあると、戦い方が全然変わってくる。実際にポイントもそれほど開いてなかったし。あそこが勝負の分かれ目。勝負の神様が俺にほほえんでくれなかったということ。でも別に何の悔いも残っていない」
−今後については。
「この試合が終わったらやめようと思っていたから、これ以上先はない。俺は30歳までに引退すると決めていたし、きれいさっぱりやめますよ。そりゃ勝って終わるのが一番きれいだけど、3階級制覇もしたし、すごく満足している。いいボクシング人生を歩めたと思う」
−なぜこの試合で終わりと決めるのか。
「あくまでもボクシングは俺の人生の一つで、すべてではない。人生はこれ以上先もあるし、ほかにもいろいろとやりたいことある。だからボクシングにそこまで執着してないし。俺はほかのボクサーと違うから、きれいさっぱり辞めます。この試合に向け、盛り上がったし、よかったんじゃないですか? 激しい打ち合いになったり、見ている人と面白かったと思う。ただ、これだけの好ファイトなのに、レフェリーが水を差すような形になったのが残念」
−家族にも伝えていたか。
「嫁さんに『これがラストマッチ』とずっと話していたし、大毅と和毅にも言ってある。試合が決まる前、去年ぐらいには周りに引退の意志を明かしていた。試合はなかなか決まらなかったけどな」
−体がボロボロになる前に辞めたかった?
「それが一番いいでしょ。俺も家族がある身だし…。体がボロボロになるまで、やるものじゃないと思う」
−引退後はボクシングに携わるのか。
「まだ、そこまで何も考えてないですよ」