コカインの所持と使用で警視庁組織犯罪対策第5課に麻薬及び向精神薬取締法違反で逮捕された女優の高部あい(本名・中山あい)容疑者(27)が13日、処分保留のまま釈放された。スポーツ報知の取材で高部容疑者は妊娠していることも明らかになった。
高部容疑者は午前9時25分頃、黒のワンピースにゆったりしたグレーのロングカーディガン姿で関係者4人に付き添われ、勾留先の原宿署から姿を見せた。ナチュラルメイクに髪形はポニーテール。やや痩せた印象はあるが、かつて国民的美少女コンテストでグラビア賞に輝いた美貌は、衰えてなかった。
正面玄関から2、3歩進んで立ち止まり、神妙な表情で3秒ほど深々と頭を下げた。集まった20人ほどの報道陣から「ファンの方にメッセージをお願いします」と声を掛けられたが、うつむいたまま20メートルほど歩き、無言で黒のワンボックスカーに乗り込んだ。また、相手の男性は不明だが、複数の関係者によると、高部容疑者は妊娠していることが判明。そのためか、おなかの前で手を組むしぐさが目立った。
現在は都内の高級住宅街にある親族宅に身を寄せている。捜査は継続しており、週明けにも在宅起訴される見込みだ。
高部容疑者は10月15日、コカイン所持で逮捕され、直後に所属事務所を契約解除に。出演予定のドラマも降板した。尿検査で陽性反応が出ており、今月4日にはコカイン使用で再逮捕された。
◆田中喜代重弁護士 留置と比較判断流産の危険性考慮されたか
高部容疑者の釈放について、田中喜代重弁護士は「一般的にはあまりないケース」と説明した。薬物事件の容疑者は在所隠滅や逃亡の恐れ、再犯防止の観点から釈放されにくく、今回はそれを上回る特別な理由があったと考えられる。
「病気療養や小さい子供の養育、介護などが挙げられます。留置を続けることと比較して判断します」と田中弁護士。容疑者が妊娠した場合も同様で、「拘置所や留置所にいることが胎児の成長にいいとは思えないし、突発事態にも対処できず、流産してしまう危険性も考慮される」という。取り調べについては「ほぼ終わっているのではないか」とした。
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