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女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)で3位だった村上佳菜子(20)=中京大=はジャンプのミスが出て108・71点、合計173・09点で4位。ファイナル進出を逃した。SPトップ米国のグレーシー・ゴールド(19)がフリーも1位となり、191・16点でNHK杯初優勝を決めた。ロシアのA・レオノワ(24)が186・40点で2位に入った。
村上は、痛恨の跳びすぎ違反で表彰台を逃した。ルール改正で今季から同じ種類の2回転ジャンプは2回までと制限されていた。しかし、単発の3回転ループが2回転となるミスの後に構成通りに2回転ループを2つ含む3連続ジャンプを予定通り跳び、得点が加算されず0点となった。
村上佳菜子「ファイナルに行きたかった。(2回転ジャンプの回数が制限を超え、後半の3連続ジャンプが)0点になったのが一番悔しい。この悔しさが次につながると信じている」
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フィギアスケート
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ソチ五輪金メダリストの日本のエース、羽生結弦(19)=ANA=がフリーの練習中に閻涵(ハン・ヤン、中国)と激突し、あごや頭から流血するアクシデントに見舞われながら2位になった。7日のショートプログラム(SP)で2位だった羽生は、もうろうとして臨んだフリーで5回も転倒しながら154・60の2位となり、合計237・55点。マキシム・コフトゥン(ロシア)が合計243・34点で優勝した。
頭に包帯を巻いて、羽生はリンクに立った。「オペラ座の怪人」が鳴り響くと、青ざめていた顔に血の気が戻った。
しかし、体は正直だった。冒頭から4回転ジャンプを立て続けに失敗。基礎点が1・1倍になる後半は、最初に予定していた4回転からのコンビネーションを3回転に変更した。合計8度のジャンプのうち5度も転倒したが、あきらめずに立ち上がり続けた。
約4分30秒の演技を終えると、日本から駆けつけたファンだけでなく、地元・中国の観客からも大拍手。得点は自己最高を38・81も下回る154・60点だったが、19歳は声を上げて泣いた。意地の2位。担架に乗せられ引き揚げる際は、穏やかな表情を見せていた。
アクシデントは最終組6人による6分間練習で起こった。中央に向かって後ろ向きに滑っていた羽生が振り返った瞬間、反対側から来た閻涵と正面衝突。体が衝撃で浮き、あおむけの状態で硬い氷に叩きつけられた。倒れたまま動けず、2人のスタッフに支えられて起き上がったが、あごから流れ出た血がのどを赤く染めていた。頭もクラクラしていたようで、足取りもおぼつかなかった。治療を受け、約7分後に姿を現したが、オーサー・コーチに声をかけられると涙をこぼし、顔を小刻みに震わせた。
オーサー・コーチは「羽生は演技したいと言ったが、脳しんとうなどの症状がないかを注意深く見て判断した。『ここでヒーローになる必要はない』と伝えたが、彼の意志は固かった。誇りに思う」と語った。
そもそも今大会は10月のフィンランディア杯欠場の要因となった腰痛のため、3日に1度の休みを挟み、練習を1時間程度に抑えざるを得なかった。腰をかばうことで体全体のバランスが崩れ、他の部分も痛みが出ていたという。欠場の選択肢もある中、「ファイナルに進むためにも出たい」と鎮痛剤を服用して臨んだ今季初戦だったが、不運が追い打ちをかけた。
これまでも東日本大震災や持病のぜんそく、多くの故障を乗り越えてきた。魂のこもった演技後は患部を縫合。オーサー・コーチによると、9日のエキシビションは欠場して同日中に帰国。日本で精密検査を受ける運びになった。
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2010年バンクーバー五輪フィギュアスケート男子の銅メダリストで、同年の世界選手権王者、高橋大輔(28)=関大大学院=が現役を引退することが、関係者の話でわかった。14日午後、発表する。
高橋は初出場の06年トリノ五輪で8位に入賞。右ひざ靱帯(じんたい)断裂から復帰したバンクーバーで日本男子初のメダルを獲得。右足に故障を抱えて臨んだ今年2月のソチ五輪では6位。3月の世界選手権を欠場し、今季は休養する意向を示していた。 |
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フィギュアスケート女子の浅田真央(23)=中京大=が19日、来季休養することを表明した。東京都内で記者会見し「体も心も疲れているので、少しお休みすると決めた。息抜きが必要だと思った」と理由を説明した。休養後に第一線に復帰する可能性については「ハーフハーフ(半々)。時の流れに任せればいい」とした。
昨年4月に今季限りで引退する考えを明らかにしたが、集大成として臨んだ2月のソチ冬季五輪で6位に終わって心境が変化し、3月の世界選手権で日本人最多3度目の優勝を果たした後も進退を悩んできた。「何を目指していくのか、じっくり考える1年にしたい」と揺れる心境を語った。
5歳からのスケート人生で初めて長期的に競技を離れることになり「試合をしない日々が続くのはすごく新鮮な気持ち」と話し、4年後の平昌五輪で滑るイメージは「(現時点では)ない」と言った。今後は春に復学した大学での学業を優先し、アイスショーには出演する意向を示した。
浅田真央「自分の体も気持ちも少しお休みすると決めた。1年後どうするか、じっくり考えたい」
佐藤信夫コーチ「(指導する浅田からは)事前に相談や連絡は一切なかった。進退を決断する前に休養してもいいと思っていた。またエネルギーがみなぎってくるかもしれないし、その時点で考えればいい」
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フィギュアスケート女子で06年トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんが、32歳の誕生日を迎えた29日、一般男性と結婚したと発表した。荒川さんは「本日婚姻届を提出しました。新たなスタートラインに立つことをうれしく思う」と自筆のコメントを発表。挙式、披露宴は未定という。
関係者によると、お相手はかねてから交際していた外科医の男性。今年3月に写真誌で路上キスをキャッチされ、都内に豪邸を建設中と報じられていた。5月のイベントでは新婚旅行の予定を聞かれて「近ければ近いほどいい」と答えていただけに、待望のゴールインとなった。
ソチ五輪シーズンに人生の“金メダル”をゲットした荒川さんは「明るく温かい家庭を築いていくべく、自分の役割を果たしていけるよう、何事にも一層の努力と責任感を持って向き合い、精進して参りたい」と決意を新たにした。
◆荒川 静香(あらかわ・しずか)1981年12月29日、東京都生まれ。32歳。早大卒。5歳でスケートを始め、97、98年全日本選手権優勝。東北高1年の時に長野五輪13位。2004年世界選手権で日本人として3人目の金メダル獲得。06年トリノ五輪でアジア人初の金メダルに輝き、プロスケーターに転向。解説者、日本スケート連盟理事も務める。166センチ。血液型O。
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