20日に公開された人気アニメ初の劇場版「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」(高橋滋春・ウシロシンジ監督)の興行収入(興収)が、公開初週(2日間)で約16億2890万円を記録。配給する東宝で過去最高となったことが22日、発表された。また、大みそかの「第65回 NHK紅白歌合戦」(後7時15分)では、白組司会の「嵐」とのコラボレーション企画が決定。“妖怪旋風”は勢いを増しそうだ。
「絶好のスタートダッシュ」どころではない。20日に公開された「妖怪ウォッチ」の初の劇場版が、驚異的な動員で新記録を達成した。
前売り券が100万枚以上売れるなど、公開前から話題になっていた「妖怪ウォッチ」。全国408スクリーンで公開され、土日の2日間で興収16億2889万3000円を記録。動員は148万4916人となった。これは、興収で数字が発表されるようになった2000年以降で、配給する東宝の最高となった。
今年、公開された映画の中で最高の興収(約255億円)となった「アナと雪の女王」でも、最初の2日間の数字は約7・6億円、動員は60万人。その倍以上の数字に到達していることから、単純に興収500億円以上! というわけにはいかないだろうが、100億円突破はもちろん、その先が見えていることは間違いない。
12月に発売したばかりのゲームと連動したストーリーが展開。生みの親であるゲームソフト会社レベルファイブ社長の日野晃博氏は「ゲームをした後で映画を見ると、まるで自身の体験が映画化されたような感覚を持ってもらえると思う。どのように受け入れられるか楽しみです」と狙いを語る。作品の感想も「非常に良かった」「良かった」が全体の95・6%。観客は、高い満足度を示しているという。
アンケートによると、観客層は小学校低学年が26・1%と全体の4分の1を占めるが、両親や祖父母も付き添うことがほとんどで「大人料金」のカウントも期待できる。
日野社長によると、来年は世界中にブームを起こすことが大きな目標で「妖怪という概念を植え付けるところから始めたい。モンスターとかに訳すのではなく『YO―KAI』で行くつもりです」と宣言した。
◆興行収入(興収) 映画館の入場料から得られる売り上げの合計。毎週月曜に発表されることから、公開初週は一般的に土日2日間の数字で比較される。99年までは興収から劇場の取り分を差し引いた配給会社の収益である「配給収入(配収)」が発表されていた。配給会社と劇場の契約により多少の上下はあるが、一般的に配収の2倍が興収とされている。
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