NHK連続テレビ小説「まれ」(月曜〜土曜・前8時)に主演する女優・土屋太鳳(20)が30日の放送開始を前に、スポーツ報知などのインタビューに応じた。土屋が演じるのは世界一のパティシインタビューエを目指して奮闘する女の子・津村希(まれ)。朝ドラの出演は3作目。満を持してヒロインに挑む。ヒット続きの朝ドラにプレッシャーを感じつつも、全力で役に向き合いながら撮影に臨み「まれちゃんと一緒に成長できたら」と意欲を見せる。
まさに天真らんまんという言葉がピタリとはまる。そんな土屋が、朝ドラのヒロインとして日本の朝に元気を届ける。
主人公・希は、地道でコツコツがモットーで生真面目な安定第一の女の子。昨夏のヒロイン発表会見で「(希に)やっと会えた」と語って半年たつ。満を持しての朝ドラヒロインだ。11年「おひさま」、14年「花子とアン」に出演。「花子―」では吉高由里子(26)の妹役を好演。制作統括の高橋練チーフプロデューサーからも「朝ドラの出世魚。ホップ、ステップ、次は大ジャンプしてもらおうと思った」と期待する。
この朝ドラ経験が、収録でも生きる。「スケジュールの大変さを知っているから、きついスケジュールを見ても『やばい!』とは思わず、『ついに来たか、この時期が』と冷静な感じでいられるんです」
現場では、「マー姉ちゃん」「おしん」で主演歴があり、今作で共演する田中裕子(59)から金言をもらった。土屋の疲れ具合も分かるのだろう。「い ま眠い時期でしょ? 私も朝ドラやっているときにこの時期が一番眠かったの」。気持ちを軽くしてくれる言葉だった。
さらに「これを乗り越えれば少しずつ楽しくなる。いろいろなことを考えられるようになってくるよ」。重圧を経験したからこその助言。土屋は「体がブワーっと熱くなって。心が愛情に包まれた気持ちになった」と振り返る。
能登弁も特訓中。方言指導の先生からも太鼓判を押されるほどの上達ぶりだ。朝ドラでは「あまちゃん」での「じぇじぇじぇ」など視聴者の耳に残るフレーズが話題になるが、今作も「いっぱいあるんです。『やだよ』を『やーわいねー』、『そうでしょ?』を『ほうやろ?』と言うのが私のお気に入り。方言の温かさを感じていただければ」。
クランクインから約5か月が過ぎ、役と向き合う中で「自分はだめだな、と思うときも」と壁にぶつかりながらも「まれちゃんと一緒に成長できたら」と意気込む。今の一番の夢を問うと、「『まれ』がたくさんの人に届くこと」と答えた。視聴率という言葉こそ出さなかったが、背負う責任が大きいほど女優として成長させてくれるはずだ。(小島 和之)
◆土屋 太鳳(つちや・たお)1995年2月3日、東京都生まれ。20歳。05年「スーパー・ヒロイン・オーディション ミスフェニックス」で審査員特別賞を受賞し、08年、映画「トウキョウソナタ」でデビュー。10年、大河ドラマ「龍馬伝」でドラマ初出演。朝ドラ出演は「おひさま」「花子とアン」に続いて3作目。趣味は映画観賞、読書、文房具集めなど。特技は日本舞踊、クラシックバレエ、ピアノ、三線など。身長155センチ。血液型O。