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政府は2014年秋の褒章受章者を2日付で発表し、人気バンド「サザンオールスターズ」の桑田佳祐(58)が学問や芸術などで功績を残した人に贈られる紫綬褒章を受章した。ほかに、日本将棋連盟会長で棋士の谷川浩司さん(52)、女優の高畑淳子(60)ら14人(うち女性6人)が受章した。褒章全体の受章者は734人(うち女性165人)と21団体で、3日に発令される。
受章の知らせを聞いた桑田は所属事務所を通じて書面でコメントを発表した。「このような由緒正しい章を頂きまして、身に余る光栄。私のような者が本当に頂いてしまってよいものかと、非常に驚いております」。桑田らしからぬ堅い表現で喜びを表した。
「サザン」は1978年、「勝手にシンドバッド」でデビュー。独特な歌詞とノリで話題を呼んだ。ヒット曲を連発し、日本の音楽会を引っ張ってきた。「デビュー以来ずっと目立ちたい一心で、下劣極まりない音楽をやり続けてきた」と話すように、95年のヒット曲「マンピーのG★SPOT」に代表される過激でエロチックな歌詞も作風の一つ。ラジオやライブなどでは下ネタを使いファンを楽しませる。
だが一方で、エイズ予防を呼びかける「Act Against AIDS」(AAA)にも93年以降、毎年のように参加。ライブでの収益を啓発活動に役立てるなど、社会貢献も積極的に行ってきた。自身は、10年に初期の食道がんが発覚。手術を経て13年に活動を再開し、全国5か所で9公演を行い35万人を動員するなど、闘病生活を送る人たちに勇気を与えてきた。同年にリリースしたシングル「ピースとハイライト」は世界平和をテーマにしている。
現在はアルバム制作に励んでいる桑田は「皆様に喜んでいただける音楽を創り続けていけるよう、日々励んでいく所存です。日本が、そして世界が平和でありますように」と締めくくった。
◆紫綬褒章(しじゅほうしょう) 6つある褒章の1つで、1955年に制定された。学術や芸術、スポーツの分野で発明、改良、創作に関して、著しい功績を残したと認められた人物に、春と秋の年2回、天皇陛下から授与される。ポップミュージシャンでは中島みゆき(2009年)、松任谷由実(13年)らが受賞している。
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