歌手の郷ひろみ(59)が16日、千葉・幕張メッセで行われた毎夏恒例の大型ロックフェスティバル「SUMMER SONIC」に初出演した。燃えるような真っ赤な衣装で登場し、1万人の大歓声を浴びると「疎外感もなく、温かく迎えていただいて感謝してます」と笑顔。会場を埋め尽くした音楽ファンをうならせる全力パフォーマンスで会場を熱く盛り上げた。
今年16年目を迎える「サマソニ」で、日本を代表するエンターテイナーが大暴れした。
「勝負パンツのようなもの」と形容した真っ赤な衣装で登場した郷は、「アチチ!」でおなじみのヒット曲「GOLDFINGER ’99」でいきなり華麗なジャケットプレーを披露し、観客の心をわしづかみにした。さらに、デビュー曲「男の子女の子」では、郷が「君たち男の子!」と歌うと、「GO!GO!」と迫力の合いの手が。ラストの「2億4千万の瞳」では、1万人の「ジャパン!」が会場いっぱいにこだました。
「始まる前にはちょっとしたアウェー感を感じていた。でもふたを開けてみたら疎外感もなく、温かく迎えていただいて感謝しています」。全7曲を歌い終えた後も、さらにステージの端から端まで全力ダッシュで2・5往復。10月に還暦を迎えるとは思えない全力パフォーマンスに満員の1万人が酔いしれた。洋楽ファンも多い会場で、日本の「ヒロミ・ゴー」を強烈に印象づけた。
海外の有名アーティストも多く出演する大型の夏フェスには今回が初参戦だが、心に秘めた思いがあった。「僕自身、常に変化していきたい。変化の先に進化があるし、徐々に60代から大きく進路を変えていかなきゃいけない。自分自身変化していきたいという気持ちの表れだと思います」。ロック、ダンス好きの若い女性や男性客など普段のコンサートとはかなり異なる客層だったが、百戦錬磨のスターには問題なかった。「精いっぱい最高のパフォーマンスを見せるだけ」とステージでは観客の心をがっちりつかみ、終了後は「お客さんがすばらしかった。クセになりそう」と来年の出演にも意欲を見せた。
5月から47会場をめぐる大規模ツアーを開催中で、9月にはロックバンド「氣志團」主催の野外フェス「氣志團万博2015」にも初参戦する。「次々に自分が変化していくことで、僕の60代が形作られていけば。1つの変化やきっかけが2つ3つと重なっていくことが、違う郷ひろみを確立することにつながっていくんじゃないかな」。驚異の60歳へ、郷の進化はまだまだ止まらない。
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