今年デビュー30周年を迎えた4人組バンド「TUBE」が初の2枚組みオリジナルアルバム「Your TUBE + My TUBE」を6月17日に発売する。1枚は、奥田民生(49)ら15組の豪華アーティストがそれぞれTUBEをイメージして提供した書き下ろし曲を収録。もう1枚は、ボーカルの前田亘輝(50)とギターの春畑道哉(48)が南の島にこもって創作した。
30回目の熱い夏にTUBEがグループ史上初の斬新な試みに取り組んだ。
「Your TUBE」では、奥田や松山千春(59)、玉置浩二(56)ら15組のアーティストが書き下ろした楽曲を、TUBEがレコーディングした。前田は「みんなTUBEにいたら、どんな曲を書くんだろうという雑談からスタートしました」。奥田が「春畑さんに飲み屋でオーダーされました。前田さんが歌っているのを生で見てみたいです」とコメントしたように、直接か、もしくはレコード会社の呼び掛けで豪華メンバーがそろった。
“冬の女王”として良きライバル関係にある広瀬香美(49)も参加。「夏っぽくない人がやったら面白いなと思った。『“夏の女王”だったらどう書く?』って。案の定、最高の一曲ができました。思いっきり夏っぽいです」(前田)。B’zの松本孝弘(54)には「ビーチに革パン、サングラスも面白いな」とオファー。一番難しかったのは岸谷香(48)の楽曲だそうで「息を吸う瞬間がない。これが岸谷ワールドかと思った」(前田)と振り返った。
もう1枚の「My TUBE」は前田と春畑が沖縄の離島、座間味島に約10日間、合宿して創作した楽曲を収録した。別々の作業が多くなっていた作詞と作曲を一緒にやってみようという狙いで、ICレコーダーとギターだけを持って島に渡った。学校のピアノを借りたり、ダイビングをしている人に聴いてもらったりと、島の空気を感じながら曲作りに没頭。メンバーは「効果があった!」と声をそろえた。
今月23日に50歳の誕生日を迎えた前田は「30周年より50になったことの方が大きい。初老だからね」と笑わせたが、6月1日のデビュー記念日も通過点に過ぎない。春畑は「このメンバーで音を出すのがいまだに楽しいので、できる限りライブをやっていたい」と力を込めていた。