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元ビートルズのポール・マッカートニー(72)が28日、東京・日本武道館でコンサートを行った。同所での公演は66年にビートルズのメンバーとして歌って以来、49年ぶり。SS席は10万円と破格の値段だが、もちろん完売となった。世界初公開の「アナザー・ガール」を含む全28曲を披露。1万人のファンを魅了し、自ら「レジェンダリー・ライブ(伝説的なライブ)」と表現した。
ポールが武道館に帰ってきた。開演予定時刻から遅れること1時間25分、ついに姿を見せるとファンは総立ち。「コンバンハ、トーキョー! ブドウカンヘヨウコソ!」「ヒサシブリ、ブドウカン!」「ナツカシイ」などと日本語であいさつするたびに、会場は大歓声に包まれた。
武道館のためだけにスペシャルなセットリスト(曲順)を用意していた。今回の京セラドーム大阪と東京ドームの計4公演では毎回、37曲を披露したが、この日は28曲に絞った。そのぶん、プレミア感のある選曲になった。19曲がビートルズの曲で、66年の武道館公演と同じ楽曲は「ペイパーバック・ライター」と「イエスタデイ」の2曲。65年発表の「アナザー・ガール」を世界初公開し、同曲を含む5曲が今回の日本公演では初めての披露となった。
ビートルズは66年6月30日から7月2日まで同所で公演を行った。5回公演で、延べ5万人が「イエスタデイ」など11曲を堪能。80年の公演は自身の薬物騒動で直前で中止になった。昨年5月の公演もウイルス性炎症による体調不良で中止になっており、ようやくリベンジを果たした。ビートルズの元メンバーではリンゴ・スター(74)が89、95年に武道館でライブをしている。
ポールは午後4時半に会場入り。車の窓を開け、手を振ってファンの歓声に応えた。約1時間にわたってリハーサルを行った。グッズ売り場には午後1時から5000人以上が列を作った。通常約200人の警備員は300人に増員された。アリーナ席と1階スタンド席の一部にあたるSS席は破格の10万円。一方、当時のA席と同じ2100円で、25歳以下に限定販売された席もあった。
自ら「レジェンダリー・ライブ」と表現した公演は約2時間。「マタアイマショー、トーキョー!」と締めくくった。5月1日に次の公演先の韓国に向かう。
◆1966年の出来事 東京五輪から2年後、高度経済成長時代に突入。「いざなぎ景気」と呼ばれる好景気が始まった。日本の総人口は1億人を超えた。首相は佐藤栄作氏。「笑点」「ウルトラQ」「ウルトラマン」の放送や、「巨人の星」の連載(少年マガジン)が開始。橋幸夫「霧氷」、千昌夫「星影のワルツ」、マイク真木「バラが咲いた」がヒットした。第2次早大闘争、全日空羽田沖墜落事故などが起こった。巨人は新人の堀内恒夫投手が開幕13連勝を含む16勝を挙げ、沢村賞獲得。日本シリーズは4勝2敗で南海を破り、2連覇を達成。
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