全体表示

[ リスト ]

小野 道風





小野 道風

(おの の みちかぜ ・ とうふう)



平安時代中期の貴族・能書家。
参議・小野篁の孫で、大宰大弐・小野葛絃の三男。


それまでの中国的な書風から脱皮して
和様書道の基礎を築いた人物と評されている。

後に、藤原佐理と藤原行成と合わせて「三跡」と称され、
その書跡は野跡と呼ばれる。


尾張国上条(現在の愛知県春日井市松河戸)の出身とする説がある。

史実としては確認できない、あくまで伝承の類であるが、
18世紀(江戸時代)には既にこの説が広まっていた。

道風は中務省に属する少内記という役職にあり、
宮中で用いる屏風に文字を書いたり、
公文書の清書をしたりするのがその職務であった。


能書としての道風の名声は生存当時から高く、
当時の宮廷や貴族の間では「王羲之の再生」ともてはやされた。

『源氏物語』では、道風の書を評して
「今風で美しく目にまばゆく見える」と言っている。

没後、その評価はますます高まり、
『書道の神』として祀られるに至っている。

一方で気性が激しく、
「空海筆の額を批判した」などという不評も同時に伝わっており、
晩年はたいへん健康を壊し、随分苦しんだという。





イメージ 1






この記事に


.


みんなの更新記事