Pen-Box

ある万年筆愛好者のコレクション、人生、そして考え方の記録 ( by 台湾出身の者)

〜 三大メーカー

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戦前(1939年)の台北市・菊元百貨店:
(撮影:李火増。出典:http://www.insighttaiwandb.com.tw/Photo/Detail/P201507154911?CollectiontType=1
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当時店内で販売されていたセーラー万年筆は、多分このタイプ?
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ギリシャ人コレクターとの万年筆交流会2016@台北PART2
友人が日本で購入した、戦前PILOT万年筆の「FALCON」、
および「14K金無垢ART DECO風の装飾付きの”星合わせ”式万年筆」
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■久しぶりに万年筆の話を書きます。
今日紹介させて頂きたいのは、国産大手メーカーPILOT社が創業初期、
1920年代の時に作った 「海國」 万年筆・・・(詳細は下のリンクを参照)
http://moon.ap.teacup.com/a_fool_dances/1003.html
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数年前、静岡在住の女性の方が、ヤフオクに出品した 「海國」 は
25万円で落札されたので、この万年筆の相場は、大体20万円台(完品ならば・・・)

(余談ですが、その女性の方の話によると、その万年筆は 「彼女の祖父」 のコレクション。
当時の小生は、彼女の祖父の出身大学に通っていたので、ちょっと御縁を感じました)
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海国の実物を見たことのある方なら、写真に違和感を感じるでしょう。
実は、この万年筆の、オリジナル部品の一部は欠如・・・

そのため、当時 久保工業所の久保幸平さんに頼んで、
キャップを新しく作っていただき、ペン芯&ペン先も付けてもらいました。
(つまり、この万年筆の、ペン先・ペン芯・キャップの三箇所は、オリジナルではない・・・)
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したがって、この不完全な 「海國」 の、
現在の相場は、よく分かりません・・・^^;

ちなみに、海国のニブ(ペン先) だけ持っている方 も いるらしい?
http://blog.livedoor.jp/aurora_88/archives/50955604.html#comments
小生が所有している軸を、
その方のペン先と、合体すれば、
もう少し「完品」に近づけることができると思いますが・・・
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話は変わりますが、「この海國は、なんで こんなに高価なの?」
と聞きたい方もいるでしょう。下の理由は、小生個人の推測です:

1、世に残存している「海國」の数は、極めて少ないからです:
(PILOT屈指のコレクターである、N御大の話によると)
海国には2種類のサイズ(この万年筆は「大」のほう)があり、
現存数は極めて少なくて、片手か両手で数えられるぐらい
しか残っていないかもしれません?


2、知っている方が多いからです。
世界のコレクター 「すなみ」 さん監修の「101本の万年筆」により、
PILOT社の博物館でさえ持っていない(?)珍しい万年筆として、
海国はあっという間に有名になり、コレクターにとって「幻の逸品」になりました。

3、需要が多くて、供給が少ないからです。
つまり、上記の1と2を合わせて、分かるようになったこと↓↓:
幻の逸品である 「海国」 を欲しがるコレクターが結構多いのに、
海国の現存数は極めて少ないので、価格が高騰してしまいました。
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「幻の逸品 の 欠片(かけら)」 しか持っていない小生。

ペン先を持っている方から、海国のニブを購入したり
もしくは ペン先を持っている方に、海国の軸を譲ったりして
この海国を、完品に近い状態にしたいなぁ…
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とにかく、今のような 「不完全な状態」 だと
ちょっとかわいそう・・・後世に残すため、
やっぱり今のうちに、うまく処理しておいた
ほうが良いかもしれません?
■ 久しぶりに、Pen-Boxの主題であるはずの
「万年筆」関係の話題に戻ります。今日紹介させて頂きたいのは、
大昔(たぶん戦前か戦時中)の国産セーラー(Sailor)万年筆です:
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写真を御覧になって下さい。外箱だけでなく、
オリジナルの値札まで付いているとは、少々驚きです。
古いわりには、状態が良いと考えております。
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当時セーラー万年筆のトレードマーク= 錨に跨る水兵 の模様。
そして、この万年筆のペン先は、PILOT(ナミキ)の
FA(フォルカン)とかなり似ていて、少し特殊です。
http://www.pilot.co.jp/library/001/pentopList.html
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軸の素材=エボナイト+漆塗り
ペン先の素材=耐酸スチール。
インクの入れ方=安全インキ止め式 (下の説明書を参照↓)
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現在国産万年筆三大メーカーの一社であるセーラー万年筆、
その昔の名前=阪田製作所: (明治44年〜昭和7年の社名)
http://kigyo.aluku.net/2005/08/post_348.html
もっと詳しい説明↓
http://rekidai.keieimaster.com/company/1831.html
日本で一番古い歴史を誇っている万年筆メーカーSailor、
これからも末永く続けてほしいなぁ・・・
■ 久しぶりにPen-Boxの主題であるはずの、万年筆の話に戻ります。

今日紹介させて頂きたいのは、戦前(及び戦後の)
三大国産万年筆メーカーの一社である PILOT社 が出したN型
(情報の出典⇒http://bromfield.livedoor.biz/archives/1562247.html
首旋回インキ止式(通称:星合せ)の万年筆です。(PILOTの特許↓)
http://www.google.com/patents?id=VsJAAAAAEBAJ&printsec=abstract#v=onepage&q&f=false

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↑上の写真をご覧になれば、分かると思いますが、
これは、愛知銀行(AICHI GINKO)企業物であり、
(PILOT屈指のコレクターである Nさんの話によると、)
戦前の愛知銀行が、株主に差し上げた万年筆だそうです。

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実際OEMを担当して制作したのは、 PILOT社です。
そして、作られた時代は、おそらく1920年代だと考えられます。
(星合わせ万年筆の発売=1921年:大正10年。
その使い方=首と軸の星印を合せると、インキ孔が開き筆記できるPILOT独自の方式。
当時の販売価格≒1円50銭と2円で発売。)
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Masahiro万年筆のホームページに書いたとおり:
http://masahiro14k.blog67.fc2.com/blog-entry-68.html
このタイプの万年筆が、たいへん壊れやすくて、
使い方が分からないと、内部の部品を壊す可能性が結構高い・・・
(この万年筆も、ペン芯の部分が壊れました。)

そのため、短命な機構になってしまいまして、
現存数が極めて少ないと考えられます。
(トレードマーク↑↑ 入りの企業物は、もっとレアでしょう・・・)
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余談ですが、上記の愛知銀行が、現在の愛知銀行とは微妙に違います・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E7%9F%A5%E9%8A%80%E8%A1%8C
(改名+合併+買収などを繰り返す 日本の銀行、その歴史は大変複雑です)

この万年筆は、どうやら愛知銀行の前身である 「愛知無尽 株式会社↓」 に関係するらしい?
http://koueki.net/bank/details.php?bcode=0026

当初から、「AICHI GINKO=愛知銀行」という名前でしたっけ・・・?
http://www.kinkei-press.co.jp/110328aichibk-tokusyu.html
まぁ、いいや。細やかなことに、気を取られてしまった小生。そろそろ寝ないと・・・
それでは おやすみなさい。

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