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本がなくては生きていけない私。ミステリーを中心に紹介します。
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宮部みゆきさんの新刊、「泣き童子」。

三島屋のおちかが一人の客から不思議話を聞くという変わり百物語シリーズの3作目です。
宮部さんの作品はもともと外れはないのですが、この三島屋シリーズも本当に面白くて毎回一気に読ん
でしまいます。今度もむさぼるように一気に読んで、その後じっくりと読みなおしました。


今回は珍しく若い娘の「魂取の池」から始まります。
好きな人の心を試す、恋するとついついやってしまいがちですよね。結婚が決まって幸せなはずなのに
、意地悪を言って相手を困らせる娘に母親が聞かせた昔話とは。


「くりから御殿」では愛する人たちに厄災で先立たれた人への残されてしまった者の切ない想い。そして、後ろを向いて生きる人を愛する人の優しさに涙しました。


表題作の「泣き童子」は本当にぞっとしました。
自分のなかにある悪の芽。途中からぞくぞく、背中がひんやり。これは恐ろしかったです。


「小雪舞う日の怪談語り」では、おちかは「怪談語りの会」へ誘いを受けます。
気になっていた青野利一郎先生との仲は相変わらず進展しませんが、いろいろな話が入ったお得な1編
です。


「まぐる笛」はお国訛りのきつい若侍から、恐ろしい獣と獣を退治する技を持つ女の話。
不気味な話もさることながら、話し手の若侍に対するおちかの対応に大人になったと感じました。


ラストの「節気顔」は節気毎に一日だけ死者の顔になる男の話。
この作品にはおちかが知っている、あの「商人」が出てきます。
お勝が言うようにあの世とこの世を行き来する例の男とおちかは再び出会うのでしょうか?

百話を聞くことによって少しずつたくましくなったおちかですが、まだまだあの「商人」と対峙するのは早い気がします。
それより、青野先生ともう少し近づいてほしいと読者は願っていないかな? 私だけ?

伊坂幸太郎さんの新作「ガソリン生活」です。
 
もう、伊坂さんの新作というだけで頬が緩む私。
今回は初期の伊坂さんに戻った雰囲気の軽快で読みやすいハートウォーミングなミステリー。
緑のデミオが主人公という設定も面白いし、車種や職種(宅配車とかタクシーとか)によってキャラがいかにも!と納得出来るのが楽しかったです。
 
自家用車の緑デミにはもちろん持ち主の家族がいます。
家族の知り合いの車とお互いの持ち主のことを思う会話が温かくて癒されます。

伏線が次々にカチッとはまっていくパズルっぽいミステリーも久しぶりで嬉しい。
長男のグッドマン良夫や小学生なのに子供らしからぬ賢さで周囲を困惑させる次男の亨も本当にいいキャラでしたね。伊坂さんの兄弟もの、久しぶりな気がしますが、やっぱり良いです(#^.^#)
 
あと、伊坂ファンならグッとくる仕掛けも満載ですよ。
いろんな場面で、「あ、ファーザーズだ!」とか「出た、花丸」とか心の中で叫んでしまうほど、昔の作品がちょこちょこ顔を出してきます。これはちょっとにやけますよ(笑)
エピローグの雰囲気で続編も読みたい気がします。企画ないのかな?

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伊坂幸太郎さんの連作短編集です。
 
久々に気楽に楽しめる、微笑ましくてちょっと毒もあって、ちゃんとどんでん返しもありの小説。
クリスマスに読んで、オチの伏線探しのため再読して、しっかり楽しみました。
 
伊坂さんらしい気の利いたセリフと、主人公のとぼけた悪役二人やそれぞれの章に出てくる登場人物の可愛らしさと言ったら、本当にニヤニヤしてしまいます。
まぁ、この「残り全部バケーション」というタイトルからして、もう参ってしまいますよね。
私は本屋さんでこの新作を見つけた時、タイトルだけでちょっと体温が高くなるような気分を味わいました。
 
せこい裏稼業の溝口と岡田が巻き起こす、と言ってもそれほど大したことは起こさないのですが、彼らの突っ込みどころ満載の仕事ぶりと仕事とまったく関係ない胸キュンの事件を思う存分楽しんでください。
って、宣伝みたいになりますが、内容を知らずに読んでほしい作品かな?
 
「残り全部バケーション」「タキオン作戦」「検問」「小さな兵隊」「飛べても8分」の5編は時間軸がバラバラで最初「うん?」っていう感じだったのですが、ひとつひとつ発表された時期もバラバラだったのですね。
ラストの「飛んでも8分」だけが書き下ろしで、4編を上手く繋ぎあわせてあります。
ドキドキとウルウルのラスト、大好きです。ちゃらん♪

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姫川玲子シリーズ、映画化版の原作です。
前回までの原作もドラマもグロではありますが、とても好きだったので、映画の前に文庫で読みました。
ところが、消化不良というか、ちょっと不満がくすぶっております。

チンピラの惨殺事件。暴力団同士の抗争か?と捜査が進む中、「犯人は柳井健斗」というタレ込みが入る。ところが、上層部から奇妙な指示が下った。捜査線上に柳井の名が浮かんでも、決して追及してはならない、というのだ。隠蔽?
 
ダメと言われて「はい、そうですか」と言うわけがない姫川が柳井を調べる内、過去の事件が浮かび上がる。
姉を殺され、犯人と思われた父親が自殺で片付いた事件だが、チンピラは姉の元恋人でもあり、そのチンピラを殺したのが柳井だとすると、父親は冤罪だったことになるのだ。

と、ここまでは面白そうな雰囲気だったのですが・・・。
 
どうしちゃったの、姫川?
ヤクザに一目惚れですか? ま、男と女、それもアリでしょう。
でも、なんだか彼にいろいろ情報をもらってるし、仕事と恋をごっちゃにし過ぎ。
これは映画化が先行した小説なのかな? ミステリー度も最後にちゃちゃっとまとめた感じでした。
 
だがしかし、なんと言っても、菊田の出番が少ないっ! これが私の怒りの元です(笑)

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東野圭吾さんのガリレオシリーズ8「禁断の魔術」です。

先日、横山秀夫さんの「64」の導入で読みづらさを感じてしまったので、年齢のせいで一番の趣味である読書でさえも没頭できなくなってきたのかと不安だったのですが、こちらはいつもどおりサクサクと読了。
今年出たガリレオ7「虚像の道化師」と同じように「透視す」「曲球る」「念波る」「猛射つ」の4篇からなる短編集。
私は今回の方が断然面白かったです。
 
ホステスの透視トリック(「透視す」)や双子のテレパシー(「念波る」)など軽いタッチです。
「曲球る」は戦力外通告を受けた野球選手の妻の意外な目論見が大人な感じでした。
 
初期のガリレオシリーズと比べると、物理よりも心理的な謎に迫る感じがしますね。湯川自身にも人間的な幅が見えて、人間ドラマの方向に進むのかなと思いきや、シリーズ最後という話が出ているとか。
それは寂しいですね。
 
で、ラストの「猛射つ」では集大成のつもりか、中篇ほどの長さで思いっきりガリレオしています。レールガンという装置(兵器?)も初めて知りました。
教え子ともいうべき青年が殺人事件に関わり、その犯罪計画には自分が教えた物理トリックが利用されるという湯川の危機感が胸に迫りました。
 
草薙刑事ファンの私には内海薫刑事は少し邪魔だったのですが、今回はいいポジションでしたね。
ガリレオの復活、待ってます♪

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